捨てられΩはどう生きる?

枝浬菰

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同棲編

起きたのか、良かった

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事務所に戻ってくる前に部屋により薬を飲んだ、あとシャワーでこの勃起したものを発散させた。
2階に降りると琉架くんがいるはずなのベッドにいなかった。


慌てて事務所の扉を開けると

「ああ! やっと要来た! もう遅いよ」
「あの……」

「る、琉架くん!!!!!」


俺は抱きついたというよりもりんちゃんから引き剥がし引き寄せた。
今の俺の幸せは琉架くんだけだ。

「あちゃー要可愛いとこある」

邪魔が入らないように自室に戻りベッドに座った。
「琉架くん良かった、目覚めてくれてありがとう」

ぎゅーっと


「あの、僕なんでここにいるんですか? あとどのくらい寝てました?」
「半月くらいかな? ここにいる理由はね俺が琉架くんをくださいって言ったらあの男は譲ってくれたんだよ」
というと


「え?」とまだ状況が分かっていないのか不安な声を出した。

下を向いていたのでまた抱き寄せて、耳元で
「あのね、琉架くん俺は、琉架くんの初めてをもらっちゃったけどあの時俺は君に恋をしたんだ、驚きだよね。
でも俺はこの先も琉架くんと一緒にいたいよ」

「ぼ……僕がここにいてもいいの?」
「うん」


ぐすんと彼は泣き出してしまった。
優しく彼を抱き俺の腕の中で泣き疲れて寝てしまった彼を愛おしく思う。
もう君と離ればなれは嫌だよ。


そのまま俺も寝てしまって
15時

「やばい」と起き上がろうとしたが琉架くんに服を掴まれた。
「ぼ、僕も起きないと……」

やばい、染みるほど可愛い。

にへんっとデレデレしていると
「えっと……」

「ああ、ごめんごめん、琉架くんもう体平気?」
「はい」


服を着させ彼と共に事務所に戻ると比嘉さんが少し怒っていた。

「おまえは!! わけもなくここを空けるなと何度も!! あれ? 目が覚めたのか?」
琉架くんのことに気がついたのか比嘉さんはいつもの険しい顔ではなく少しΩに対する顔になった。


「あ、はい」


「そうかそうか」
「比嘉さんおじいさんみたいだ」

「あ””」


と俺にはガン飛ばしてくるのに。


「とにかく、今日はスタッフ足りてないから俺は下に行くぞ」
「はい! お願いします」と別れた。


そこにのんちゃんが合流した。

「あーこの子、要の新しい女ってのは?」
「ちょっ!! そんな覗き込むなって!!」
と止める。


「お、女? ぼ、僕は男です」


「分かってないな、しかもΩじゃなくてβとか、調子のんな」
となんともまぁ口が悪いな~。


「ってちょっとそんな和んでていいわけ? 大切な子なんでしょ?」
と少し年齢がいってるシノンも今日はいた。


「あーシノン兄さん頼むよ、のんちゃん落ち着かせて」
「また俺かよ」

とシノンは止めに行った。

本当にシノン兄さんはみんなのお兄さんだな~~。

りんちゃんと渚は20歳でのんちゃんは22歳
シノンは28歳。


で、俺は今年で32歳!
比嘉さんは41歳

スタッフの子達は25歳くらいが一番多いかな、ちなみにほぼβ。
→登場人物のところに記載してます。
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