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妊娠編
全力サポート
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「璃亜武のバカ!!! 僕が優先っておかしいでしょ、稚里さんを先に番にしたなら僕よりも稚里さんを追いかけるべきじゃないの、なんで僕なの、僕は璃亜武にあんな酷いこと言ってほしくなかった、はぁーはぁー」
「琉架……」
「追って、稚里さんを追って、僕は璃亜武との子を産みたいから、でも稚里さんをあんな言葉で罵ってはいけない」
琉架は涙を流していた。
「分かった」
璃亜武くんも部屋から出て行った。
琉架は崩れ落ちるようにその場にしゃがみこんだ。
「琉架!!」
「大丈夫、ちょっと大きな声出し過ぎちゃっただけだから」
「いやぁー琉架くん気が強いな」
「琉架くんのその優しさきっと稚里くんには届かないよ」
「どうしてですか?」
「璃亜武も言ったけど稚里くんはΩだけどαのように育てられた、そこら辺のΩと違う環境で育っているから甘えん坊なんだよ」
「……甘えん坊だからといってあの言葉は…」
「そう思うかもしれないが一筋縄ではいかなくてね、璃亜武との子を産む決断、それは良いとしても番解消は強く言ってくるだろうね、それも犯罪的な要素を含めて」
「稚里くんそこまでしますか?」
「彼はするよ、一番に欲しいものは特にね」
「……僕は璃亜武に言ったこと間違えだったんでしょうか」
「それが吉とでるか凶とでるかは時が教えてくれるだろう、日暮さん」
「はい」
「琉架くんを全力で守ってほしい、君との子ではないけど彼を不幸にしないためにも」
「はい、言われなくても俺は一生をかけて琉架の傍にいます」
「ひゅーかっこいい」
「後藤田くんもだよ、琉架くんの全力サポートは君もやりなさいね」
「はい」
「琉架……」
「追って、稚里さんを追って、僕は璃亜武との子を産みたいから、でも稚里さんをあんな言葉で罵ってはいけない」
琉架は涙を流していた。
「分かった」
璃亜武くんも部屋から出て行った。
琉架は崩れ落ちるようにその場にしゃがみこんだ。
「琉架!!」
「大丈夫、ちょっと大きな声出し過ぎちゃっただけだから」
「いやぁー琉架くん気が強いな」
「琉架くんのその優しさきっと稚里くんには届かないよ」
「どうしてですか?」
「璃亜武も言ったけど稚里くんはΩだけどαのように育てられた、そこら辺のΩと違う環境で育っているから甘えん坊なんだよ」
「……甘えん坊だからといってあの言葉は…」
「そう思うかもしれないが一筋縄ではいかなくてね、璃亜武との子を産む決断、それは良いとしても番解消は強く言ってくるだろうね、それも犯罪的な要素を含めて」
「稚里くんそこまでしますか?」
「彼はするよ、一番に欲しいものは特にね」
「……僕は璃亜武に言ったこと間違えだったんでしょうか」
「それが吉とでるか凶とでるかは時が教えてくれるだろう、日暮さん」
「はい」
「琉架くんを全力で守ってほしい、君との子ではないけど彼を不幸にしないためにも」
「はい、言われなくても俺は一生をかけて琉架の傍にいます」
「ひゅーかっこいい」
「後藤田くんもだよ、琉架くんの全力サポートは君もやりなさいね」
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