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過去の恥辱が追いかけて来た
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前回のブラックウルフの大集団に関しては、調査中らしいが、現場は魔物の死体も残らない程のクレーターがあるだけで難航中…ただ、単一種といっても、あれだけの大集団など自然に集まる訳もなく、人為的な魔法なり、魔道具なりの影響があると『セーラーキャプチャー』の魔法職たちは見ている…街役場の魔獣対策課に文句を言いたいが、若輩揃いの新興クランとなると、戦力が整っていても信用がない…その上、女神様信仰の教会と第二王子の後ろ盾を得ている組織など、地方の役人集団にとっては煙たいだけの存在だろう…正直、その辺も分かっていたから、偉い人とは縁を結びたくなかったのだが、今更か…魔獣討伐以外の地域貢献を考えねば…‼
「我々もアイドルデビューするぞー‼」
よし‼誰の案だ?
「我と、街の議員とやらぞ‼」
そうか。お姫様と街の議員さんか…
「『マネージャー』‼いざ、愛らしい衣装で舞うのだ‼」
あたしは舞いません‼他を当たって下さい‼それより、『セーラーキャプチャー』アイドル化計画を言い渡した議員を闇討ちするので、教えてください‼
「その様な理由では教えられんぞ?」
あたしは目立ちたくないんですよ‼
「だが、他の連中では『萌え』が足りぬのだ」
そんなモノ、あたしには要りません‼そして誰だ⁈姫様に『萌え』なんて教えたのは⁈
「第二王子ぞ?」
…殴りに行きてぇ…あのイケメン…‼
「だが、我は衆人環視の下、恥じらいつつも懸命に舞うお主を見たいぞ?」
やめて下さい。逆に、姫様があの様な衣装で、あの様な踊りを見せられますか?
「我は構わぬ‼人前に立つのは王族の務めでもある故な‼」
生粋の王族なら耐えられるでしょうけど、あたしは平民ですよ?『マネージャー』と言うのは、単純に、『セーラーキャプチー』を纏める能力があるからで…
「我の目には纏められている様には見えんがの?」
戦闘時の統率能力って意味です。日常生活まで面倒見ません。
「なるほど。だから、数人におちょくられておるのか」
誰ですか?おちょくってんのは?
「いや。我の目で見て…と言う意味でだが…迫らんでくれ…ちょっと、コワいぞ…」
…後日、姫様から聞き出した数人をぶん殴った…合議の上、謹慎を言い渡された…
「書類仕事が捗ったよ」
『会計』さん。『プレジデント』さんにもやらせてください。
「あのコは外交向きでしょ?」
…書類仕事も出来るんでしょ?その上、武術も魔法も天才的だって聞きますし…
「この世界に来る前も生徒会長だったしねぇ…」
そう言えば、同じ学校でしたね?
「雲の上の存在で話もしたことはないよ…クラスだって一緒になった事ないし、中学だって一緒じゃなかったからね」
…それでも、今は名前を覚えていないんですよねぇ…
「そうだねぇ…顔も容姿も声も仕草も覚えているのに、名前だけが浮かばない」
…良いじゃないですか…今は仲良くなったんだし…
…そんな事を語り合いながら、書類仕事を続けると、
「やだやだやだやだやだやだアアあああぁぁぁああ‼」
お?『プレジデント』の駄々っ子が発動している。しかし、
「やじゃやじゃやじゃやじゃやじゃやじゃアアあああぁぁぁああ‼」
ヤバい‼姫様まで駄々っ子モードだ‼そこに、事務所に駆け込んでくる足音。
「『マネージャー』‼これ着て、踊ってください‼」
『魔法使い』ちゃん、いきなりだな⁈そして、その『アルファベット三文字』グループだか、『坂道』系に似た衣装はなんだ⁈どこから出した⁈
「『召喚士』さんに出して貰いました‼それより、急いでください‼
…聞きたくないけど、何が起きてるの…?
「『マネージャー』のプロデュースに二人が乗り出したんです‼」
あのガキ共‼
「緊急事態だ‼行って‼」
言われなくても‼
「ああ‼でも、穏便に…」
「それは無理っぽいですね」
…走り出したあたしの背後で、二人がそんな事を語っていたとか…
…そして、あたしは暴動発動中の二人の頭にゲンコツを落とし、沈静化させた…
…現在、二人には板間に正座で反省してもらっている…頭にたんこぶ作って、ぐずっているが、ギャン泣きしていないのは、あたしの監視下にあるからだ…
…『プレジデント』は知っているよな?あたしが目立つのが苦手だって…
「いや、克服したかなぁ…と…」
「それに、克服するチャンスじゃろう?」
克服しなくても、生きていけるんだよ。ってか、人前に立たずに生きていきたいんだよ。恥ずかしい格好なんてしたくねぇんだよ。
「恥ずかしいと思うから恥ずかしいんだよ‼」
「そうだ‼我らを見よ‼」
う‼…坂道系のその衣装は確かに似合ってるけど…それはあたしには似合わねぇよ‼あんたらみたいな永遠のロリと天然のロリだから似合うんだよ…‼
「え~?そんな事ないよ~?」
「着てみるがよいぞぉ?」
「色々なストレスが発散されるぞぉ」
「一時、遊んでおっても、誰も文句は言わぬぞぉ」
「カラオケなんて、しばらくやってないだろぉ?」
「歌は気晴らしに良いぞぉ?」
…くぅっ‼チューチュー〇レイン的なローリングで、催眠術掛けやがって…‼…ってか、誰が正座を解けと言ったぁ…‼
「硬い事、言うなよおぉ…」
「ゆるゆるいたそうぞおぉ…」
…ま、負けるかぁあぁ……‼
え~…語りト書きを『会計』に変えます…
「中々、粘りますねぇ…さすが、我らが『マネージャー』です」
あれは意固地になってるだけだよ、『魔法使い』ちゃん。とは言え、ロリコンビも必死だ。ここで諦めたら、ゲンコツが飛んで来る。
「それにしても、何で、そこまで、人前に出るのを嫌がっているんですか?」
…『マネージャー』の顔、見憶えない?
「…あ‼すごく整った顔だなぁ…とは思ってたけど…」
忘れてね。あのコに怒られるから。
「…は、ハイ…」
納得してくれて、有難いわ…
「あ、墜ちましたね」
身体の力は抜けているのに、顔は怒りに満ちているな。
「あれは責任感なのでしょうか?」
どうだろうなぁ…とりあえず、他の連中は『マネージャー』の指示を継続‼
「了解‼」
…『魔法使い』ちゃんを見送って、あたしも書類整理に戻る…
「中々、粘られましたな」
…とは言え、これで、こやつも我らの僕ですぞ…姫様…
あ、語りト書きは、あたし、『プレジデント』に交代…
「それにしても、本当に良かったのかの?」
今更ですぞ。まぁ、後で叱られるでしょうが。
「ははは‼左様であるな‼」
さて、ブラックウルフの件はどこまで進展しておりますか?
「あまり進んでおらぬな。だが、どうやら、我ら『魔族』関係の仕業だの」
そっちかぁ…魔力の残滓でもありましたか?
「それもフェイクであるかも知れんが、濃厚な線ではあるな」
まったく、いざこざをこちら方面に持って来るのは、やめて欲しいですな‼
「それを払い除けるだけの能力はあるであろうよ」
力があるのも困りモノですよ。
「力がある事から目を逸らす為の、『マネージャー』殿のアイドル活動かえ?」
ストレス発散の一環ですよ。あのままでは潰れてしまう。
「それは見て分かるがの…何も、あそこまで嫌がる事をさせんでも…」
あのコは、昔、芸能活動に身を入れておりまして…
「やはり、芸に身を置いておった者か…雰囲気が洗練されておったわ」
…とは言え、あたし達が拉致される一年前に、アイドルグループを辞めたけど…
「その様な者を芸能の道に戻すのか?」
芸能が楽しかった時代に記憶も気持ちも戻してます。ウキウキで、踊り狂いますよ。
「それは楽しみだの‼」
…語りト書きは、『マネージャー』に戻ります…
「みんな~‼げんきぃ⁈」
…サイリウムもどきの光の波…あたしのコールにファンのアンサーが会場に響く。
「じゃあ、次の曲、いっくよ~‼」
待ちわびるファンの声に負けない声で、あたしは歌う…
…数日後、あたしはアイドルソングを踊り歌っていた…場所は、街の公会堂で、会場は満員御礼の三千人。熱狂は三日続き、四日目に暗示が解けた…とりあえず、チケットが捌けている分はやらにゃならんと要請され、恥ずかしさを押し殺し、やった…やり切ってやった‼終わったら、三日間、引き篭もった‼
…とは言え、懐かしい夢を見ていた気分だった…
…ある意味、あたしはこの世界に拉致されて良かったと思っている…正直、あたしの知らない世界であたしを知らない人々と冒険する事に期待していた…何人かはあたしの事を知っている人もいたが、気を使ってくれている事にすごく感謝もしているけど、申し訳ない気持ちの方がやはり強く感じてしまう…まぁ、今は感謝かな?
とりあえず、いつまでも引き篭もってもいられないので、さっさと、『プレジデント』と姫様を力尽くで𠮟り付けたいと思う。ガキ共‼何処だあああぁぁあ‼
「我々もアイドルデビューするぞー‼」
よし‼誰の案だ?
「我と、街の議員とやらぞ‼」
そうか。お姫様と街の議員さんか…
「『マネージャー』‼いざ、愛らしい衣装で舞うのだ‼」
あたしは舞いません‼他を当たって下さい‼それより、『セーラーキャプチャー』アイドル化計画を言い渡した議員を闇討ちするので、教えてください‼
「その様な理由では教えられんぞ?」
あたしは目立ちたくないんですよ‼
「だが、他の連中では『萌え』が足りぬのだ」
そんなモノ、あたしには要りません‼そして誰だ⁈姫様に『萌え』なんて教えたのは⁈
「第二王子ぞ?」
…殴りに行きてぇ…あのイケメン…‼
「だが、我は衆人環視の下、恥じらいつつも懸命に舞うお主を見たいぞ?」
やめて下さい。逆に、姫様があの様な衣装で、あの様な踊りを見せられますか?
「我は構わぬ‼人前に立つのは王族の務めでもある故な‼」
生粋の王族なら耐えられるでしょうけど、あたしは平民ですよ?『マネージャー』と言うのは、単純に、『セーラーキャプチー』を纏める能力があるからで…
「我の目には纏められている様には見えんがの?」
戦闘時の統率能力って意味です。日常生活まで面倒見ません。
「なるほど。だから、数人におちょくられておるのか」
誰ですか?おちょくってんのは?
「いや。我の目で見て…と言う意味でだが…迫らんでくれ…ちょっと、コワいぞ…」
…後日、姫様から聞き出した数人をぶん殴った…合議の上、謹慎を言い渡された…
「書類仕事が捗ったよ」
『会計』さん。『プレジデント』さんにもやらせてください。
「あのコは外交向きでしょ?」
…書類仕事も出来るんでしょ?その上、武術も魔法も天才的だって聞きますし…
「この世界に来る前も生徒会長だったしねぇ…」
そう言えば、同じ学校でしたね?
「雲の上の存在で話もしたことはないよ…クラスだって一緒になった事ないし、中学だって一緒じゃなかったからね」
…それでも、今は名前を覚えていないんですよねぇ…
「そうだねぇ…顔も容姿も声も仕草も覚えているのに、名前だけが浮かばない」
…良いじゃないですか…今は仲良くなったんだし…
…そんな事を語り合いながら、書類仕事を続けると、
「やだやだやだやだやだやだアアあああぁぁぁああ‼」
お?『プレジデント』の駄々っ子が発動している。しかし、
「やじゃやじゃやじゃやじゃやじゃやじゃアアあああぁぁぁああ‼」
ヤバい‼姫様まで駄々っ子モードだ‼そこに、事務所に駆け込んでくる足音。
「『マネージャー』‼これ着て、踊ってください‼」
『魔法使い』ちゃん、いきなりだな⁈そして、その『アルファベット三文字』グループだか、『坂道』系に似た衣装はなんだ⁈どこから出した⁈
「『召喚士』さんに出して貰いました‼それより、急いでください‼
…聞きたくないけど、何が起きてるの…?
「『マネージャー』のプロデュースに二人が乗り出したんです‼」
あのガキ共‼
「緊急事態だ‼行って‼」
言われなくても‼
「ああ‼でも、穏便に…」
「それは無理っぽいですね」
…走り出したあたしの背後で、二人がそんな事を語っていたとか…
…そして、あたしは暴動発動中の二人の頭にゲンコツを落とし、沈静化させた…
…現在、二人には板間に正座で反省してもらっている…頭にたんこぶ作って、ぐずっているが、ギャン泣きしていないのは、あたしの監視下にあるからだ…
…『プレジデント』は知っているよな?あたしが目立つのが苦手だって…
「いや、克服したかなぁ…と…」
「それに、克服するチャンスじゃろう?」
克服しなくても、生きていけるんだよ。ってか、人前に立たずに生きていきたいんだよ。恥ずかしい格好なんてしたくねぇんだよ。
「恥ずかしいと思うから恥ずかしいんだよ‼」
「そうだ‼我らを見よ‼」
う‼…坂道系のその衣装は確かに似合ってるけど…それはあたしには似合わねぇよ‼あんたらみたいな永遠のロリと天然のロリだから似合うんだよ…‼
「え~?そんな事ないよ~?」
「着てみるがよいぞぉ?」
「色々なストレスが発散されるぞぉ」
「一時、遊んでおっても、誰も文句は言わぬぞぉ」
「カラオケなんて、しばらくやってないだろぉ?」
「歌は気晴らしに良いぞぉ?」
…くぅっ‼チューチュー〇レイン的なローリングで、催眠術掛けやがって…‼…ってか、誰が正座を解けと言ったぁ…‼
「硬い事、言うなよおぉ…」
「ゆるゆるいたそうぞおぉ…」
…ま、負けるかぁあぁ……‼
え~…語りト書きを『会計』に変えます…
「中々、粘りますねぇ…さすが、我らが『マネージャー』です」
あれは意固地になってるだけだよ、『魔法使い』ちゃん。とは言え、ロリコンビも必死だ。ここで諦めたら、ゲンコツが飛んで来る。
「それにしても、何で、そこまで、人前に出るのを嫌がっているんですか?」
…『マネージャー』の顔、見憶えない?
「…あ‼すごく整った顔だなぁ…とは思ってたけど…」
忘れてね。あのコに怒られるから。
「…は、ハイ…」
納得してくれて、有難いわ…
「あ、墜ちましたね」
身体の力は抜けているのに、顔は怒りに満ちているな。
「あれは責任感なのでしょうか?」
どうだろうなぁ…とりあえず、他の連中は『マネージャー』の指示を継続‼
「了解‼」
…『魔法使い』ちゃんを見送って、あたしも書類整理に戻る…
「中々、粘られましたな」
…とは言え、これで、こやつも我らの僕ですぞ…姫様…
あ、語りト書きは、あたし、『プレジデント』に交代…
「それにしても、本当に良かったのかの?」
今更ですぞ。まぁ、後で叱られるでしょうが。
「ははは‼左様であるな‼」
さて、ブラックウルフの件はどこまで進展しておりますか?
「あまり進んでおらぬな。だが、どうやら、我ら『魔族』関係の仕業だの」
そっちかぁ…魔力の残滓でもありましたか?
「それもフェイクであるかも知れんが、濃厚な線ではあるな」
まったく、いざこざをこちら方面に持って来るのは、やめて欲しいですな‼
「それを払い除けるだけの能力はあるであろうよ」
力があるのも困りモノですよ。
「力がある事から目を逸らす為の、『マネージャー』殿のアイドル活動かえ?」
ストレス発散の一環ですよ。あのままでは潰れてしまう。
「それは見て分かるがの…何も、あそこまで嫌がる事をさせんでも…」
あのコは、昔、芸能活動に身を入れておりまして…
「やはり、芸に身を置いておった者か…雰囲気が洗練されておったわ」
…とは言え、あたし達が拉致される一年前に、アイドルグループを辞めたけど…
「その様な者を芸能の道に戻すのか?」
芸能が楽しかった時代に記憶も気持ちも戻してます。ウキウキで、踊り狂いますよ。
「それは楽しみだの‼」
…語りト書きは、『マネージャー』に戻ります…
「みんな~‼げんきぃ⁈」
…サイリウムもどきの光の波…あたしのコールにファンのアンサーが会場に響く。
「じゃあ、次の曲、いっくよ~‼」
待ちわびるファンの声に負けない声で、あたしは歌う…
…数日後、あたしはアイドルソングを踊り歌っていた…場所は、街の公会堂で、会場は満員御礼の三千人。熱狂は三日続き、四日目に暗示が解けた…とりあえず、チケットが捌けている分はやらにゃならんと要請され、恥ずかしさを押し殺し、やった…やり切ってやった‼終わったら、三日間、引き篭もった‼
…とは言え、懐かしい夢を見ていた気分だった…
…ある意味、あたしはこの世界に拉致されて良かったと思っている…正直、あたしの知らない世界であたしを知らない人々と冒険する事に期待していた…何人かはあたしの事を知っている人もいたが、気を使ってくれている事にすごく感謝もしているけど、申し訳ない気持ちの方がやはり強く感じてしまう…まぁ、今は感謝かな?
とりあえず、いつまでも引き篭もってもいられないので、さっさと、『プレジデント』と姫様を力尽くで𠮟り付けたいと思う。ガキ共‼何処だあああぁぁあ‼
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