セーラーキャプチャー

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ドキッ?異世界的テンプレお風呂会

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 …とりあえず、『受付』さんに拠点に入ってもらった。あ、そのギリースーツは脱いで…
「あ、あの…何か着るモノを…」
 おおぉおい‼何で、全裸にギリースーツなんだよ‼へきか⁈そう言う癖か⁈
「い、いえ‼これ着ていると、暑くなるって言うんで…」
 その暑さを我慢して着るんだよ‼せめて、下着は着てくれ‼ギルドに戻って着て来い‼あ、いや。普通の恰好で来てください‼裸で戻ろうとしないで‼

「あ、あの‼先ほどのギリースーツは『ギルドマスター』の私物でして…」
 十分程して『受付』さんが戻って来て、そこから息を整える意味もあって更に五分が経過した所で、『受付』さんが落ち着いて、話を始めてくれた。
「そ、それで…ギリースーツは全裸で着るモノだと…」
 あの人に遊ばれてますよ?
「そ、そこでなのですが‼」
 と、いきなり椅子から立ち上がったかと思うと、
「あ、あたしを『セーラーキャプチャー』の一員に加えてもらえませんか⁈」
 いや、ウチは異世界出身者のみのクランだから。
「え?裸を見せたら入れるんじゃないんですか?」
 何処から出たデマだ⁈そりゃあ⁈
「『ギルドマスター』から伺ったんですが?」
 …一度、ギルドの本部に抗議した方が良いかな…?
「で、ですが‼こちらのクランの方々は仲間の証と言う事で、『裸の付き合い』と呼ばれる通過儀礼があると‼」
 それは、一緒にお風呂に入る事です。
「え?あの…オフロとは…?」
 え?風呂を知らない?人が入って、気持ち良く感じる温度帯のお湯に浸かる…
「え?人が浸かれるだけの大量のお湯を、ただただ人が浸かる為だけに?」
 まぁ、ウチでは五・六人は入れる大きさの浴槽は造ってあるけど…
「そ、そんな事が…」
 お?考え込んでいる…ってか、斬新だなぁ…最近、異世界慣れしてて、こんな感じの反応、新鮮で癒される…
「では、お風呂を体験させてやろうではないか‼」
 あ、『マッパー』さん。お風呂、上がりました?じゃあ、次の…
「いざ行かん‼桃源郷ならぬとう源郷へ‼」
 ウマい事言わなくて良いんで、服を着て下さい。あなたが全裸で拠点内をうろつくから変な噂が流れるんですよ?
「いや。私は彼女に湯の入り方を教える為に、第二ラウンドに挑まねばならん‼」
 現状、そのギルドの『受付』さんをどうやって追い返すか?の説得中なので、お風呂に入れるのは止めて下さい。それと、第二ラウンドは控えて下さい。湯あたりしますよ?
「心配ご無用‼あたしが付いている‼」
 『プレジデント』さ~ん…あなたはお姫様の入浴係でしょう?あの方を抑えられるのはあなただけなんですから…
「ならば、我も早風呂するぞ‼」
 いや、お姫様…あなた、ウチのメンバーとお風呂入る時、『プレジデント』さん以外の乳をパンチングボールのフィニッシュブロー並みに殴り飛ばすでしょ?たまに風呂場でバッチーン‼って音がすると思ったら…
「あの様なモノをぶら下げておったら、殴らずにはおられんのじゃ‼」
 止めて下さい。そして、一般の成人女性の乳は殴らないで下さい。特別な訓練こそしていませんが、我々だから耐えられるのです。これは技能ではありません。異世界産の乳だからできることなんです。
「そうか‼では、我が殴らぬように、『マネージャー』が見張ってくれ」
 …え~と…話の流れが良く分かりませんが…
「何言ってんの‼今回は『お風呂』会だ‼」
 『マッパー』さん‼『プレジデント』さん‼『会』とか付けるな‼
「あ、あの…『会』って何です?」
 ほら‼『受付』さんへの説明が面倒になる‼

 …話の流れには逆らえず、あたしはその場に居合わせている皆とお風呂に入る…まぁ、あたしも今日はお風呂まだだったし…
そう言えば、お姫様はお風呂を知っていましたよね?
「うむ‼王宮には一度に十人は入れる浴槽があったぞ‼」
 …一般庶民には無縁の施設なのか…『受付』さんは汗を流したい時はどうしてました?
「え?この辺は、夏でも汗が流れる程、暑くはならないので…まぁ、端切れで身体を拭う程度でしょうか…?」
 …ああ、そう言えば、タオルもなかったんだった…
「うむ‼ぱいる生地と言ったか?これの肌触りは感動じゃぞ‼」
 『鍛冶師』トリオが造った紡績機のお陰だ…感謝してもし切れない…ここで生活を始めた当初は、中世ヨーロッパ並みの厳しい生活を覚悟していたけど、あの三人の産業革命で現代人でも耐えられる生活を送れている…だから、あの三人にはある程度、自由に創作活動をさせているけど、最近は、たまに役に立たないモノ造るからなぁ…
「ああ…いつまでも頬擦りしていたい…」
 そして、『受付』さん。そのタオルあげるんで、風呂だけ入ったら、帰ってもらってもいいですか?
「これは…人をダメにする布ですね」
 向こうの世界じゃ、専用で雑巾にも使いますけどね。
 そんな話をしながら、脱ぐ。
 あ、『受付』さんはさらし巻きなんですね…
「え?」
 その場のあたし以外の全員の視線が『受付』さんに『全集中、乳の呼吸、壱の型、上下振動』状態‼…あたしはチラッと見たので、それ程…でも、デカい…
「?どうしました?」
 そのまま『弐の型、左右の揺れ』を発動‼
 い、いえ‼何でもありませんので、気にせず‼
「え…と、お湯に入るんですから、脱がなきゃいけないんですよね?皆さんも早く脱がないんですか?」
 あ、はい。脱ぎます…と、『受付』さんの目線があたしに向いてる…?
 な、何でしょう?
「…あ、いえ…その…胸を隠している下着…」
 ブラジャーですか?
「その…そう言ったタイプの下着はこの世界にはないので…」
 …そう言えば、この世界の女性の裸ってあたしは初めて見たけど、その…成人女性はみんな、布でぐるぐる巻きにするタイプなんですか?
「…ん~…他の方は知りませんが、あたしは大きいらしいのでここまでギッチリ巻かないと、色々と面倒を掛けると母から言い付けられまして…」
 ああ…裸なんて、この世界じゃ家族にしか見せないのか…まぁ、特殊な職業の人じゃなければ向こうの世界でもそうだったけどね…
「うむ‼母上も、側女も布を巻いておったぞ‼」
 え?女性らしい体のラインが出るご衣裳を着られているんじゃないのですか?
「そう言った社交の場では胸の部分に詰め物をする習わしがあるぞ。他の貴族家に侮られぬ為と申されていたが、既婚女性の象徴として、ある程度の大きさがないと嫁すら養えていないのでは?と思われるからの。ま、我の母上は詰め物などせんでも、充分な大きさだったがな‼」
 超上流貴族の方々もご苦労が絶えないのですね。
「ちなみに、『マネージャー』程の大きさまでに求婚されぬのであれば、行き遅れ扱いされるから、注意するが良いぞ?」
 向こうの世界じゃ結婚できない年齢だけどね‼
 そんな女子トークをしながら、風呂場に向かう。

「まず、身体を洗いましょう‼」
 なんか、『マッパー』さんが仕切っているけど…大丈夫か?
「安心しろ‼私が一流の風呂の達人に仕立ててやる‼」
 いや。仕立てなくて良いので…
「あの…これってなんですか?」
 それは石鹸。
「え?石鹸って洗濯に使う?」
 あ~…身体を洗う用の石鹸…良い匂いするでしょ?
「あ、『マネージャー』さんの座っていたトコロに残っている匂いだ」
 …うっとりしながら変態的な言い方はしない様に…
 …で、それをタオルを使って泡立てて…
「タオルで全身を擦るのだ~‼」
 「マッパー」さんがやらなくて良いんです‼
「何故だ?お姫様は『プレジデント』に洗われているだろう?」
 お姫様なんだから、そう言う待遇が当たり前の方なんです‼
「では、何故、私に幼女の身体を洗わせない?」
 あなた、胸と尻を重点的に洗い過ぎなんです‼今、洗っている『受付』さんみたいに‼
「あ、あの、注意するんじゃなくて、実力行使で…」
 諦めて下さい。『マッパー』さんの全身洗浄コースは発動したら最後、誰にも止められないんです。彼女の作った泡の結界の中では、我々は無力なんです…
「そ、そんああああぁぁ…ぁん♡」
 …なんか、最後に色っぽい吐息を漏らして、『受付』さんは泡の海に消えた…

「…ああ…『マネージャー』さんに包まれている気がする…」
 …十分後、全身ツヤツヤのピカピカな『受付』さんが、その場にへたり込んでいた…そして、変態的な言葉を控えて下さい。『セーラーキャプチャー』の皆、同じ匂いなんですから。あたしだけの匂いじゃないですから。
「ふふふ…大人の女性は洗い甲斐がある」
 気のせいか?『マッパー』さんから『レベルアップ』のあの効果音が聞こえて来る…?
 あ、頭は洗いました?
「石鹼で洗う訳にはいかないからなぁ」
 じゃあ、シャンプー、リンス、コンディショナー…あたしの使う?
「い、良いんですか?」
 まぁ、あたしも今使っているから、使い方教えられるし。
 …まず、髪をある程度、濡らして…シャンプーで髪をワシャワシャ…
「あ、『マネージャー』さんが通り過ぎた時の匂いだぁ…」
 だから、うっとりとしないで下さい‼
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