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『ロボット』さんの事情
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『ロボット』さんが来て、数日か経過した。
彼女はあたし達との距離を縮めようと、率先して拠点内の清掃や洗濯などの家事をやってくれている。ありがたい事なのだが、規律的な問題があるので控えて欲しい。
特にその『ビキニアーマー』着ながら、やるのは‼
「中々に快適ですよ?」
くっそ~…無駄に着心地良くしやがってぇ…‼羞恥心と言うアプリをインストールしてください‼それに、急な来客が来た時にどうするんですか⁈
「?アプリやインストールとは?」
『アプリ』ってのは、一連の行動や思考を一纏めにした計算式‼『インストール』ってのは機体に併せた仕様で『アプリ』を読み込む事‼
「では、羞恥心のアプリとは?」
…いや、それは言葉の例えで…まず、『羞恥心』て言うのは恥ずかしいと思う事で…
「我々にとって、裸体を晒す事は恥ではありません」
じゃあ、その範囲を広げて下さい。綺麗な身体なんだから目の毒なんです。
「了解しました。支給された『セーラー服』を常時、装備します」
お願いします。それと、『ビキニアーマー』着せたのって誰です?
「秘匿します」
今度の買い出しに気になる本、一冊買って来て良いから。
「二冊までなら、秘匿解除します」
…う~ん…本って高いんだよなぁ…
「分かりました。『作家』さんの新作で妥協します」
え?良いの?
「資金を無駄に使う訳にはいきませんので」
…こうして、『ビキニアーマー』を『受付』さんに、一日、着てもらう事になった。もちろん、その姿のままギルドで働いてもらう事となった…
黙っててッて言ったのに、喋っちゃうなんて酷いよ~‼…あ、ト書き語りは「マネージャー」ちゃんから、あたし『受付』に交代ね。
「中々、お似合いでしたよ?」
お世辞は要らん‼…ってか、そんな事いつ覚えたの?
「ここに居れば皆さんの会話内容で。合っていましたか?」
合ってるけど、嬉しくねぇよ‼
「特に、お腹の贅肉の膨らみ具合が」
一番、嬉しくねぇ‼
「そんな事より、二人きりでの、お話とは?」
あ?ああ…そっちの状況はどうなの?
「そっちとは?」
空間隔絶ダンジョン内のあんたの居住区域。
「我々『アンドロイド』は一体、大破しました。現在、互換パーツを工房で製作中ですが、設備と資材が不足しています」
それって、昔、あたしが壊しちゃった彼?
「あなたが二百年前欠損させた『アンドロイド』個体は、問題なく機能しております。該当の個体は今回来訪した集団の攻撃で破損しました」
『セーラーキャプチャー』の誰か?
「いえ。攻撃を加えた者は、この拠点の系列とは違う集団の一員でした」
…どこのモンか、調べないとな…
「調査理由は?」
あんたらの身体が希少金属で出来ているって気付いてる可能性があるでしょ?こっちへの移住を考えているなら、一攫千金で襲撃されるからね。
「では、我々の体組成の情報は秘匿すべきですか?」
…ん~…ここの連中なら、分かってくれるかもだけど…
「?彼女達を特別視される理由は?」
ああ。聞いていると思うけど、彼女達は異世界からこっちの世界に召喚されたの。
「私と同じケース?」
あの子達は片道のみ。しかも戻る気がないみたい
「『マネージャー』さんが私を超文明のオーパーツの塊だと評していました」
『オーパーツ』ってのが、何かは分からないけど、彼女達の世界の文明でも造れない存在って意味なんでしょ?
「あと、空想科学に域を出ない科学の子とか、ペッ〇ー君が泣いて喜ぶとか…あ、悔しがるでしたね」
まず、ペッ〇ー君が何者か?は置いておいて、空想科学って言葉の科学って分野で、あんたみたいのが造られるんでしょうね。
「空想上で製作可能であると判断している事と、ペッ〇ー君なる存在が機能的の劣るにしても、我々と同じ役割を果たしている事を考慮すると、彼女達の文明レベルは、こちらの文明より確かに高度と推察されますが、我々を造った文明に比べれば遥かに劣ります」
スマホとか言う通信機器を見せてもらったけど、アレはダメだ‼この世界の技術力じゃ再現不可能な代物だ。そもそも、人が作れるモノじゃない。
「私も拝見させて頂きましたが、使用電力と中継用の通信施設がないと使用不可能な不完全な通信機器でしたね」
まぁ、中途半端って事よ。金儲けの手段に使っている程度だからね。
「経済学は究極的な答えのない学問、と言う事ですか?」
難しい事言うねぇ?あんたらの文明の言葉?
「『作家』さんの前回作品で主人公が言ってました」
花の乙女が、夢のない事を…
「移住理由はギルドの責任者の方にお話し済みです」
…敵対勢力の侵攻だっけ…?
「我々守備隊の破壊と鉱山の簒奪です」
鉱山は、元々、あんた達勢力が切り拓いたの?
「戦争が始まる前から我々の勢力圏内にありました」
戦局は?
「分かりません。そもそも現在も戦争が続いているのか?は不明です」
だから、自分達の食い扶持だけの採掘をしていたの?
「本部からの一定期間の連絡途絶が独立採算の条件でした」
それは何年?
「百年が設定されていましたが、更に、五十年連絡を待ちました」
…で、あんたが最初の命令を受けてから、どれだけ経ったの?
「五百年です」
…こりゃ、敵味方滅ぶような兵器を使ったか…
「状況から見て、次元崩壊兵器でしょう。開発の情報はありました」
空間隔絶ダンジョンを造った?
「我々の世界の我々の居住区画一帯がダンジョンに組み込まれたのは、次元崩壊兵器で飛ばされた破片の一部として、ダンジョンが組み込んだのでしょう」
空間隔絶ダンジョンの誕生は次元崩壊兵器が発端ではないって事か。
「しかし、同様の事態があのダンジョンを構成する世界に起こったと推察されます」
…神の消失や、太陽の崩壊的爆発レベルか…
「それら、破壊された世界を繋ぎ合わせる事を可能にしているのが、『セーラーキャプチャー』が攻略を検討している『歪』のダンジョンでしょうか?」
可能性の段階。
「もし、そうであるなら、『歪』のダンジョンの消失は、全てのダンジョンの消失を招く恐れがあると、推察されます」
空間隔絶系だけだと、ギルドは見ているけど?
「『歪』のダンジョンが全てのダンジョンの雛形であるなら可能性はあります」
『歪』のダンジョンがダンジョンを統括してるって説?
「『歪』のダンジョンに意志があるのなら」
…しかも、その意思が原生生物並なのか、ヒト…いや、『神』に匹敵するのか…?
「それは『歪』のダンジョンを攻略しないと判断不能です」
やっぱり、情報不足かぁ。
「推論を重ねる事は重要です。その中の情報の一部でも真実に辿り着ける可能性があるのなら、有り得ない情報も価値も意味もあります」
言うねぇ。それも『作家』ちゃんの前作?
「いえ。仲間を鼓舞する為の希望的指標です」
ははは‼あんたらの言葉か‼
「冒険者はやらないのですか?」
引退した。あんたにやられた膝が致命的だった。
「現在でも『セーラーキャプチャー』の皆様に劣らない挙動が可能と判断しますが?」
本気になったら、弱点を突き崩されるよ。あのコ達を甘く見ない方が良い。
「運動しないと太る一方ですよ?」
余計なお世話。ああ、そうだ。施設は無理でも、不足している資材だったら『鍛冶師』ちゃん達や『錬金術師』ちゃんに頼めば調合してくれるかもよ?
「…結果的に魔法性の素材を使う事に抵抗があるのですが…?」
依存性があるとか?
「性能的に」
何事にも、やってみないとね。サンプルみたいなのって、ある?
「…こちらに同等の素材があれば良いのですが…」
後で『錬金術師』ちゃんあたりに渡しておいて。あたしはこれから出掛けるから。
「ギルドへの報告ですか?」
忘れないうちにね。
ト書き語りは、あたし『マネージャー』に戻ります。
『受付』さんがギルドに戻った。行ったのではなく戻った。『ロボット』さんの話では忘れ物をしたとか…すっかり、我が家気分だ…ってか、ホントの家に帰っているのか?
「先程まで、話していた事を報告しますか?」
いや、プライベートな案件が含まれていると、マズいし。
「それと、この成分の素材を精製して頂けますか?」
?見た目以上に軽いね?何かの部品?
「向こうの世界で、余剰分が不足していまして」
『錬金術師』ちゃんに頼んでみるね。
「それと、これの使用許可を頂きたいのですが…」
…これって…ちょっと‼こんな所で出すモノじゃ…‼
「必要になる可能性があると向こうの仲間に持たされまして」
いらない‼いらないから送り返して‼無理なら処分して‼
「なら、男性体を呼ぶのは得策ではありませんね。彼らは標準装備してますので」
…彼女の持ち込んだブツは密かに送り返された…それと男性体の拠点受入を拒否した…
…ちなみに、彼女が持ち込んだブツは、乙女の口からは言えない代物だった…
彼女はあたし達との距離を縮めようと、率先して拠点内の清掃や洗濯などの家事をやってくれている。ありがたい事なのだが、規律的な問題があるので控えて欲しい。
特にその『ビキニアーマー』着ながら、やるのは‼
「中々に快適ですよ?」
くっそ~…無駄に着心地良くしやがってぇ…‼羞恥心と言うアプリをインストールしてください‼それに、急な来客が来た時にどうするんですか⁈
「?アプリやインストールとは?」
『アプリ』ってのは、一連の行動や思考を一纏めにした計算式‼『インストール』ってのは機体に併せた仕様で『アプリ』を読み込む事‼
「では、羞恥心のアプリとは?」
…いや、それは言葉の例えで…まず、『羞恥心』て言うのは恥ずかしいと思う事で…
「我々にとって、裸体を晒す事は恥ではありません」
じゃあ、その範囲を広げて下さい。綺麗な身体なんだから目の毒なんです。
「了解しました。支給された『セーラー服』を常時、装備します」
お願いします。それと、『ビキニアーマー』着せたのって誰です?
「秘匿します」
今度の買い出しに気になる本、一冊買って来て良いから。
「二冊までなら、秘匿解除します」
…う~ん…本って高いんだよなぁ…
「分かりました。『作家』さんの新作で妥協します」
え?良いの?
「資金を無駄に使う訳にはいきませんので」
…こうして、『ビキニアーマー』を『受付』さんに、一日、着てもらう事になった。もちろん、その姿のままギルドで働いてもらう事となった…
黙っててッて言ったのに、喋っちゃうなんて酷いよ~‼…あ、ト書き語りは「マネージャー」ちゃんから、あたし『受付』に交代ね。
「中々、お似合いでしたよ?」
お世辞は要らん‼…ってか、そんな事いつ覚えたの?
「ここに居れば皆さんの会話内容で。合っていましたか?」
合ってるけど、嬉しくねぇよ‼
「特に、お腹の贅肉の膨らみ具合が」
一番、嬉しくねぇ‼
「そんな事より、二人きりでの、お話とは?」
あ?ああ…そっちの状況はどうなの?
「そっちとは?」
空間隔絶ダンジョン内のあんたの居住区域。
「我々『アンドロイド』は一体、大破しました。現在、互換パーツを工房で製作中ですが、設備と資材が不足しています」
それって、昔、あたしが壊しちゃった彼?
「あなたが二百年前欠損させた『アンドロイド』個体は、問題なく機能しております。該当の個体は今回来訪した集団の攻撃で破損しました」
『セーラーキャプチャー』の誰か?
「いえ。攻撃を加えた者は、この拠点の系列とは違う集団の一員でした」
…どこのモンか、調べないとな…
「調査理由は?」
あんたらの身体が希少金属で出来ているって気付いてる可能性があるでしょ?こっちへの移住を考えているなら、一攫千金で襲撃されるからね。
「では、我々の体組成の情報は秘匿すべきですか?」
…ん~…ここの連中なら、分かってくれるかもだけど…
「?彼女達を特別視される理由は?」
ああ。聞いていると思うけど、彼女達は異世界からこっちの世界に召喚されたの。
「私と同じケース?」
あの子達は片道のみ。しかも戻る気がないみたい
「『マネージャー』さんが私を超文明のオーパーツの塊だと評していました」
『オーパーツ』ってのが、何かは分からないけど、彼女達の世界の文明でも造れない存在って意味なんでしょ?
「あと、空想科学に域を出ない科学の子とか、ペッ〇ー君が泣いて喜ぶとか…あ、悔しがるでしたね」
まず、ペッ〇ー君が何者か?は置いておいて、空想科学って言葉の科学って分野で、あんたみたいのが造られるんでしょうね。
「空想上で製作可能であると判断している事と、ペッ〇ー君なる存在が機能的の劣るにしても、我々と同じ役割を果たしている事を考慮すると、彼女達の文明レベルは、こちらの文明より確かに高度と推察されますが、我々を造った文明に比べれば遥かに劣ります」
スマホとか言う通信機器を見せてもらったけど、アレはダメだ‼この世界の技術力じゃ再現不可能な代物だ。そもそも、人が作れるモノじゃない。
「私も拝見させて頂きましたが、使用電力と中継用の通信施設がないと使用不可能な不完全な通信機器でしたね」
まぁ、中途半端って事よ。金儲けの手段に使っている程度だからね。
「経済学は究極的な答えのない学問、と言う事ですか?」
難しい事言うねぇ?あんたらの文明の言葉?
「『作家』さんの前回作品で主人公が言ってました」
花の乙女が、夢のない事を…
「移住理由はギルドの責任者の方にお話し済みです」
…敵対勢力の侵攻だっけ…?
「我々守備隊の破壊と鉱山の簒奪です」
鉱山は、元々、あんた達勢力が切り拓いたの?
「戦争が始まる前から我々の勢力圏内にありました」
戦局は?
「分かりません。そもそも現在も戦争が続いているのか?は不明です」
だから、自分達の食い扶持だけの採掘をしていたの?
「本部からの一定期間の連絡途絶が独立採算の条件でした」
それは何年?
「百年が設定されていましたが、更に、五十年連絡を待ちました」
…で、あんたが最初の命令を受けてから、どれだけ経ったの?
「五百年です」
…こりゃ、敵味方滅ぶような兵器を使ったか…
「状況から見て、次元崩壊兵器でしょう。開発の情報はありました」
空間隔絶ダンジョンを造った?
「我々の世界の我々の居住区画一帯がダンジョンに組み込まれたのは、次元崩壊兵器で飛ばされた破片の一部として、ダンジョンが組み込んだのでしょう」
空間隔絶ダンジョンの誕生は次元崩壊兵器が発端ではないって事か。
「しかし、同様の事態があのダンジョンを構成する世界に起こったと推察されます」
…神の消失や、太陽の崩壊的爆発レベルか…
「それら、破壊された世界を繋ぎ合わせる事を可能にしているのが、『セーラーキャプチャー』が攻略を検討している『歪』のダンジョンでしょうか?」
可能性の段階。
「もし、そうであるなら、『歪』のダンジョンの消失は、全てのダンジョンの消失を招く恐れがあると、推察されます」
空間隔絶系だけだと、ギルドは見ているけど?
「『歪』のダンジョンが全てのダンジョンの雛形であるなら可能性はあります」
『歪』のダンジョンがダンジョンを統括してるって説?
「『歪』のダンジョンに意志があるのなら」
…しかも、その意思が原生生物並なのか、ヒト…いや、『神』に匹敵するのか…?
「それは『歪』のダンジョンを攻略しないと判断不能です」
やっぱり、情報不足かぁ。
「推論を重ねる事は重要です。その中の情報の一部でも真実に辿り着ける可能性があるのなら、有り得ない情報も価値も意味もあります」
言うねぇ。それも『作家』ちゃんの前作?
「いえ。仲間を鼓舞する為の希望的指標です」
ははは‼あんたらの言葉か‼
「冒険者はやらないのですか?」
引退した。あんたにやられた膝が致命的だった。
「現在でも『セーラーキャプチャー』の皆様に劣らない挙動が可能と判断しますが?」
本気になったら、弱点を突き崩されるよ。あのコ達を甘く見ない方が良い。
「運動しないと太る一方ですよ?」
余計なお世話。ああ、そうだ。施設は無理でも、不足している資材だったら『鍛冶師』ちゃん達や『錬金術師』ちゃんに頼めば調合してくれるかもよ?
「…結果的に魔法性の素材を使う事に抵抗があるのですが…?」
依存性があるとか?
「性能的に」
何事にも、やってみないとね。サンプルみたいなのって、ある?
「…こちらに同等の素材があれば良いのですが…」
後で『錬金術師』ちゃんあたりに渡しておいて。あたしはこれから出掛けるから。
「ギルドへの報告ですか?」
忘れないうちにね。
ト書き語りは、あたし『マネージャー』に戻ります。
『受付』さんがギルドに戻った。行ったのではなく戻った。『ロボット』さんの話では忘れ物をしたとか…すっかり、我が家気分だ…ってか、ホントの家に帰っているのか?
「先程まで、話していた事を報告しますか?」
いや、プライベートな案件が含まれていると、マズいし。
「それと、この成分の素材を精製して頂けますか?」
?見た目以上に軽いね?何かの部品?
「向こうの世界で、余剰分が不足していまして」
『錬金術師』ちゃんに頼んでみるね。
「それと、これの使用許可を頂きたいのですが…」
…これって…ちょっと‼こんな所で出すモノじゃ…‼
「必要になる可能性があると向こうの仲間に持たされまして」
いらない‼いらないから送り返して‼無理なら処分して‼
「なら、男性体を呼ぶのは得策ではありませんね。彼らは標準装備してますので」
…彼女の持ち込んだブツは密かに送り返された…それと男性体の拠点受入を拒否した…
…ちなみに、彼女が持ち込んだブツは、乙女の口からは言えない代物だった…
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