君が愛したかったお人形

もなか

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登場人物紹介

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ノレア…作中の裏切られた女。
ある名家のご令嬢だった。かつては心優しく寛容で、芯のある女性であった。
美女で性格もよく教養もあり、地頭もいいというパーフェクトガール。そして女っぷりが良すぎてめちゃくちゃモテてた。
そのせいでやっかみを買いやすい。
婚約者がいたが、彼が暴走して結婚前に妊娠。だが発覚前に家族や友や婚約者、全員が赤い髪の娼婦にぜーんぶ奪われた。
発覚したのはもう家から追い出されたあとで、かなり苦労した。死んたのは単純にお産に耐えられなかったせい。

アシェラ…ノレアの婚約者で作中の裏切った男。家柄以外普通でなんの取り柄もない。力仕事も暴力も苦手。軍人になったがいつもいじめられていた。ノレアにそのことを知られたくない一心で懸命に従事していた。しかし、彼女に近づく男が多すぎどんどん狂っていった。いつも不安で、自身がない。己が一番嫌い、一番認めている男が彼女を愛し、略奪を宣言。

それがすべてを破壊する1手となる。

シエラ…赤い髪の娼婦
貧困と赤い髪へ侮蔑、母親も娼婦という職業のせいでかなり苦労した。犯罪とされるものは殺し以外は全部した。しかし、命だけは奪えなかった。だから、自分のせいでノレアが死んだことを知り、己が殺したのだという恐怖と絶望に苛まれ、着の身着のまま飛び出した。身一つで逃げたため、行き倒れた。そこでシスターに拾われ、そのまま教会に入り、贖罪の祈りを捧げていた。今までとはうってかわり、他者の敬い、愛する心を手に入れた。その心は過去の己の所業で苛まれる。ちなみに、彼女は一番長生きした模様。

ラフィア…ノレアとアシェラの娘。作中にはちょびっと出演した、世界を引き裂いた張本人。あらすじのビデオテープ内で、アシェラを焼き殺した。普通の女の子のように振る舞っていたが、その中では母親から注がれた呪いが煮えたぎっていた。
そのまま休火山のように一生を穏やかに普通の娘として生きることもできたが、ある日小石が投げ込まれ、普通の女の子の顔がぱっくり割れて、中から世界を引き裂き膿ませるマグマが吹き出した。

なお、最初に父を焼き殺したのは、復讐でも報いを受けさせるためでもない。たまたま近くにいたから。

呪いが根源の彼女は、人間の皮をかぶった人形に近い。

彼女に怒りはないし、憎しみもない。
あるのは愉悦と破壊衝動のみ。

怪物であり、母から受け継いだものすべてを持った人間。眠っていたマグマのような怒りと愉悦、破壊衝動が膨れ上がって爆発した。

最終的に彼女は完膚なきまでに敗けた上で、容赦なく殺された。

そうしてその魂は誰よりも深い暗く、寒い地獄の底へと堕ちた。


イザヤ…ラフィアの恋人。
彼女の事を心の底から愛していたが、そのすべてを受け入れることはできなかった。一応ラフィア的には愛していたらしいが、イザヤは1ミリも愛を感じなかった。それでもそばにいたかった。

彼女が初めて人を殺した瞬間に居合わせた人物。

共にくるか?と誘われたが、イザヤの良心や人としての常識が迷いを生む。その躊躇いを見て、ラフィアはやはりイザヤも自分とは違う世界の人間なのだと感じ、去っていった。

なお、人を殺してから彼女は出会うものすべてを殺すか地獄に叩き落とすかしているが、唯一イザヤのことだけは害さなかった。
ビデオテープを見ていた男。
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