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第3話 ハーレム作って来いとか言われたんだが……
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「よし、決めた!!! お前はそうだな。その口調の感じからして結構謙遜しちゃうタイプじゃないかと思うぞ! まだ若そうだし高校生だろう!?」
男がそう言うので、実広は仕方なく返答した。
「は、はぁ。まぁ高校生ですが……」
男はノリが更に良くなって続けた。
「ほいきた、じゃあお前今からあと一週間で、学校一の美女上から三人一緒に連れてこい! その4人パーティーが組めるならお前はもうれっきとしたイケメンの筈だ間違いない!」
「は……?」
――いきなり何を宣言してるんだこの男は。
「あの、ちょっと意味が解らないんですが……」
実広が疑問を口にすると男はキレ気味になって言った。
「はぁ!? 今のでわかんないのかよ。良いか、もう一度言うぞ。お前の学校にも可愛い子はいるだろ? とにかくその中でも最高級の上から三人。その三人と上手く交渉して一緒に連れて来いって言ってんだ。それができたら合格、出来なければ不合格さよなら。はい、じゃあ、一週間後の集合場所を出すぞ テレビ見ろ」
「お、おい、ちょっと待ってくれよ!」
実広は全く男の言動についていくことが出来ない。
だが男はおかまいなしに弾丸のような速さでフリップを掲げてきた。
あれ、おかしいな。さっき電話番号を書いていたはずのフリップになぜか別の文字が書かれている。この男、俺とずっと電話していたし、何かマジックで書くような動作はしなかった気がするが。
男が掲げたフリップにはこう書かれていた。
『6月29日(日曜日) 東京 秋葉原 メイド喫茶エクスレイリア』
なんだそこは。なんでメイド喫茶なんだ……。
神奈川県在住の実広にとっては行けないことはない距離ではあったが、胡散臭さが更に増した。この男はオタクを拗らせておかしくなっただけなんじゃないか。そうとしか思えない気もした。だが、実広はなぜだか胸騒ぎがするのだった。
「じゃあ、待ってるからな!」
突如。電話はプツリと切れた。
そして、それと同時、TVの前ではまるでマジックショーのように白い煙が辺りに充満していた。
報道アナウンサーがとても慌てている。
「と、突然、白い粉塵が出現! 男の行方がわかりません!」
実広は慌ててチャンネルを切り替えるが、どのチャンネルに切り替えても、画面が白い煙で覆いつくされてしまっている。
そして暫くして、その白い煙が消えたかと思うと。
男の姿は渋谷のファッションビル屋上から消えていた。
男がそう言うので、実広は仕方なく返答した。
「は、はぁ。まぁ高校生ですが……」
男はノリが更に良くなって続けた。
「ほいきた、じゃあお前今からあと一週間で、学校一の美女上から三人一緒に連れてこい! その4人パーティーが組めるならお前はもうれっきとしたイケメンの筈だ間違いない!」
「は……?」
――いきなり何を宣言してるんだこの男は。
「あの、ちょっと意味が解らないんですが……」
実広が疑問を口にすると男はキレ気味になって言った。
「はぁ!? 今のでわかんないのかよ。良いか、もう一度言うぞ。お前の学校にも可愛い子はいるだろ? とにかくその中でも最高級の上から三人。その三人と上手く交渉して一緒に連れて来いって言ってんだ。それができたら合格、出来なければ不合格さよなら。はい、じゃあ、一週間後の集合場所を出すぞ テレビ見ろ」
「お、おい、ちょっと待ってくれよ!」
実広は全く男の言動についていくことが出来ない。
だが男はおかまいなしに弾丸のような速さでフリップを掲げてきた。
あれ、おかしいな。さっき電話番号を書いていたはずのフリップになぜか別の文字が書かれている。この男、俺とずっと電話していたし、何かマジックで書くような動作はしなかった気がするが。
男が掲げたフリップにはこう書かれていた。
『6月29日(日曜日) 東京 秋葉原 メイド喫茶エクスレイリア』
なんだそこは。なんでメイド喫茶なんだ……。
神奈川県在住の実広にとっては行けないことはない距離ではあったが、胡散臭さが更に増した。この男はオタクを拗らせておかしくなっただけなんじゃないか。そうとしか思えない気もした。だが、実広はなぜだか胸騒ぎがするのだった。
「じゃあ、待ってるからな!」
突如。電話はプツリと切れた。
そして、それと同時、TVの前ではまるでマジックショーのように白い煙が辺りに充満していた。
報道アナウンサーがとても慌てている。
「と、突然、白い粉塵が出現! 男の行方がわかりません!」
実広は慌ててチャンネルを切り替えるが、どのチャンネルに切り替えても、画面が白い煙で覆いつくされてしまっている。
そして暫くして、その白い煙が消えたかと思うと。
男の姿は渋谷のファッションビル屋上から消えていた。
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