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26.馬鹿なのは
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今日第一図書室に行ったらなんと言おうとぼんやり考えていると、飛ぶように二時間も授業が過ぎて後で復習しなきゃなとため息を吐きながら教室を出た。
次は科学だから実験室で良いんだっけ、と周りを歩いているクラスメイトを見ながら考える。
昨日あれから色々話してくる美奈を話半分に聞き流して、夜は浩也が言った言葉の意味を考えていたから眠たくて仕方ない。
あくびを噛み締めながら階段に向かうと、上の方の踊り場で誰か話し込んでいるのが目に止まった。
珍しい事じゃないと頭では思っているのに、その人が誰かを確認してしまう。
一年生らしき男子生徒とおそらく上級生の女子生徒が中の良さそうに話をしている。
どちらかというと女子生徒が熱心に話をしていて、男子生徒は軽く頷いている。時折笑いながら男子生徒の肩を叩く女子生徒を見ると、親密なのはすぐに目に取れる。
女子生徒に隠れていた男子生徒の顔が見えて、階段を駆け下りる。
手すりに掴まって先ほど見た男子生徒の顔を思い出す。
「なんで浩也なんだよ……」
そういえばあの女子生徒もこの間、一緒に歩いていた人じゃないだろうか。
前に言っていたじゃないか、先輩に知り合いがいるって。妙に歯切れが悪かったのは、彼女だと言いにくかったからじゃないのか?
「馬鹿だろ」
浩也がじゃない。俺に向かって思った事だ。
何が馬鹿なのかなんて俺にも分からないけど、本当に馬鹿だなってそう思った。
次は科学だから実験室で良いんだっけ、と周りを歩いているクラスメイトを見ながら考える。
昨日あれから色々話してくる美奈を話半分に聞き流して、夜は浩也が言った言葉の意味を考えていたから眠たくて仕方ない。
あくびを噛み締めながら階段に向かうと、上の方の踊り場で誰か話し込んでいるのが目に止まった。
珍しい事じゃないと頭では思っているのに、その人が誰かを確認してしまう。
一年生らしき男子生徒とおそらく上級生の女子生徒が中の良さそうに話をしている。
どちらかというと女子生徒が熱心に話をしていて、男子生徒は軽く頷いている。時折笑いながら男子生徒の肩を叩く女子生徒を見ると、親密なのはすぐに目に取れる。
女子生徒に隠れていた男子生徒の顔が見えて、階段を駆け下りる。
手すりに掴まって先ほど見た男子生徒の顔を思い出す。
「なんで浩也なんだよ……」
そういえばあの女子生徒もこの間、一緒に歩いていた人じゃないだろうか。
前に言っていたじゃないか、先輩に知り合いがいるって。妙に歯切れが悪かったのは、彼女だと言いにくかったからじゃないのか?
「馬鹿だろ」
浩也がじゃない。俺に向かって思った事だ。
何が馬鹿なのかなんて俺にも分からないけど、本当に馬鹿だなってそう思った。
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