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始まり
4【改稿】
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さて…、そろそろご飯も炊きあがるから良い匂いがしてきた。
そうしたら卵に生クリームを入れてよく混ぜ、フライパンにバターを落とし、卵をオムレツの様に中をふわとろに焼き上げる。
「このまま食すのですか? 少し味付けが薄いように見えましたが…」
ルカが興味深そうに覗き込んでくる。初めて食べたマヨネーズがお気に召したのか、心做しか瞳がキラキラしている。
「推しが尊い…。ルカの分も作るからもう少し待っていてね!」
チキンライスをお皿に盛り付け焼き上げたオムレツを乗せトロリとご飯に満遍なくかかったらケチャップをかけて完成!
料理が冷めないように作られたらしい魔道具に入れて、次の皿にとりかかる。 6皿作ったので厨房の人達にも一皿味見用におすそ分け。
朝からオムライスなんて重いかしら…と不安になりつつ、レタスやトマトやキュウリを盛り付けたお皿にマヨネーズをかける。ドキドキしながら、オムライスの乗ったキッチンワゴンを押してくれるルカと共に、朝食を待つであろうお父様たちの所へと向かう。
ノックをし「今日の朝ごはんは私が作りましたの。食べてくださいますか?」そう言って、ルカに食事を並べてもらう。
「アンジェが作ってくれたのか?」
「まぁ! アンジェが?」
お父様とお母様は口々にそう言うと喜んでくれた。
お兄様は「妖精ちゃん、ありがとう」とか言いながら私をぎゅーぎゅーと抱きつぶす。
「ルカも一緒に食べてもいいですか? 彼の分も作ったの!」
にこやかに聞くとお父様も頷いてくれる。
「もしも今後呪いが解ける事があったら、人前でやっては駄目だぞ? それが分かっているならばいいよ」
「大好き! お父様!」
嬉しさのあまりに思いのままにお父様の胸へとダイブする。
「お嬢様! 旦那様……そんな恐れ多いです」
「外にも出れないこの子の数少ない我儘だ。君も聞いてやってくれないか?」
「そこまで言われるのでしたら。謹んでお受け致します」
ルカもお父様には弱い。
お父様が席へと私達を促して、「さあ頂こうか」その言葉を合図に朝食は始まった。
私は見本の様にオムライスをスプーンにすくって、ケチャップを少しつけて口にすると爽やかな酸味と卵の優しい味が口の中に広がる。
その後にチキンライスのさわやかな酸味と玉ねぎの甘みやパプリカの風味が広がってくる。うん美味しく出来た。
そう思ってお父様たちを見てみると一瞬勇気が必要だったみたいだけど、パクパクと食べ進めている様に見える。
良かった! サラダも食べ進めて全員完食したみたい。
「美味しかったよ! 妖精ちゃん」
「アンジェにこんな才能があったとは…」
「また食べたいわ!」
「お嬢様、大変美味しかったです。ありがとうございます」
すごくいい笑顔でルカも笑ってくれる。
「良かった! また今度お菓子も作ってみてもいい?」
また食べたいと、その言葉を聞き厨房の人達に、味見用にオムライスを残してきてよかったなと思った私だった。
そうしたら卵に生クリームを入れてよく混ぜ、フライパンにバターを落とし、卵をオムレツの様に中をふわとろに焼き上げる。
「このまま食すのですか? 少し味付けが薄いように見えましたが…」
ルカが興味深そうに覗き込んでくる。初めて食べたマヨネーズがお気に召したのか、心做しか瞳がキラキラしている。
「推しが尊い…。ルカの分も作るからもう少し待っていてね!」
チキンライスをお皿に盛り付け焼き上げたオムレツを乗せトロリとご飯に満遍なくかかったらケチャップをかけて完成!
料理が冷めないように作られたらしい魔道具に入れて、次の皿にとりかかる。 6皿作ったので厨房の人達にも一皿味見用におすそ分け。
朝からオムライスなんて重いかしら…と不安になりつつ、レタスやトマトやキュウリを盛り付けたお皿にマヨネーズをかける。ドキドキしながら、オムライスの乗ったキッチンワゴンを押してくれるルカと共に、朝食を待つであろうお父様たちの所へと向かう。
ノックをし「今日の朝ごはんは私が作りましたの。食べてくださいますか?」そう言って、ルカに食事を並べてもらう。
「アンジェが作ってくれたのか?」
「まぁ! アンジェが?」
お父様とお母様は口々にそう言うと喜んでくれた。
お兄様は「妖精ちゃん、ありがとう」とか言いながら私をぎゅーぎゅーと抱きつぶす。
「ルカも一緒に食べてもいいですか? 彼の分も作ったの!」
にこやかに聞くとお父様も頷いてくれる。
「もしも今後呪いが解ける事があったら、人前でやっては駄目だぞ? それが分かっているならばいいよ」
「大好き! お父様!」
嬉しさのあまりに思いのままにお父様の胸へとダイブする。
「お嬢様! 旦那様……そんな恐れ多いです」
「外にも出れないこの子の数少ない我儘だ。君も聞いてやってくれないか?」
「そこまで言われるのでしたら。謹んでお受け致します」
ルカもお父様には弱い。
お父様が席へと私達を促して、「さあ頂こうか」その言葉を合図に朝食は始まった。
私は見本の様にオムライスをスプーンにすくって、ケチャップを少しつけて口にすると爽やかな酸味と卵の優しい味が口の中に広がる。
その後にチキンライスのさわやかな酸味と玉ねぎの甘みやパプリカの風味が広がってくる。うん美味しく出来た。
そう思ってお父様たちを見てみると一瞬勇気が必要だったみたいだけど、パクパクと食べ進めている様に見える。
良かった! サラダも食べ進めて全員完食したみたい。
「美味しかったよ! 妖精ちゃん」
「アンジェにこんな才能があったとは…」
「また食べたいわ!」
「お嬢様、大変美味しかったです。ありがとうございます」
すごくいい笑顔でルカも笑ってくれる。
「良かった! また今度お菓子も作ってみてもいい?」
また食べたいと、その言葉を聞き厨房の人達に、味見用にオムライスを残してきてよかったなと思った私だった。
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