キミとスプーン
タクミの目をとらえて離さなかったのは、トモヤの口元とスプーンを握る指先。偶然見つけた、トモヤが働く『一品食堂』。そこで出される料理は、毎日違うのに、いつも一品だけ。その料理のうまさに、ガッツリ心を掴まれるタクミ。さらには家庭科教諭のマキちゃんのススメで、『一品食堂』で働くことになったタクミ。トモヤとの距離は、少しずつ近づいて……。今日もタクミの頭の中は、マキちゃんの同じ言葉がぐるぐる浮かぶ。「好きな味と恋って、似てるのよ」本当に? それなら、タクミの好きな味って……?タクミとトモヤのカップルとその周りのカップルを描いた連作短編です。
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