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最南の島

エナ6〜エドナ*

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 歓迎会も無事終了し、僕はティムと一緒に部屋に戻った。ほろ酔いで気持ちがいい。

結局父さんは、ボビー様、ローゼ様、ショーン様、マイ様、エリン様の大人組と一緒に飲み明かすようだ。明日も休みみたいだしもう放っておこう。

「エナ?酔ってるの?大丈夫?」

僕は今、甘えたモードに入っている。

リン兄は、普段あれだけしっかりしてるのに酔うとすっごく甘えたで可愛くなるんだ。コウ兄にベッタリくっついて甘えている所を何度も見てるけど、あんなに性格が変わるものなのかと不思議に思ってたけど・・今なら分かる気がする。酔うと好きな人に甘えたくなるよね?!

「うふふっ、ティム、だ~い好き♡」

ティムに抱きつきながらそう言うと、すごくびっくりした顔になる。

「な、何だこれは・・魔族は酔うとこんなに可愛くなるのか??コウが焦ってリンを連れて帰るわけだ・・・こんなエナを他のヤツらに見せてたまるかっ!」

「何言ってんの??リン兄はねぇ、もっと可愛くなるんだよ?カミカミでアマアマになるの。僕はそんなに変わってないでしょ?えへへっ、ティムいい匂い・・・好き♡」

「いやいやいや、クッソ可愛いすぎんだろっ?!ちょっと待って?今日こそは絶対に完全憑依してヤろうと思ってたんだが・・このエナも堪能したい・・・」

ん?ドナがティムに何か言ってる??

「ねぇねぇティム、完全憑依しても酔っぱらったままだと思うよ?今よりもっと本能的に忠実になるから、より甘えたになるんじゃないかなぁ?ティムノンと繋がるとそっちの意識に引っ張られるから正気に戻るけど、その頃にはきっと別の意味で蕩けてるだろうから問題ないんじゃない?」

「そ、そうか。なら完全憑依するぞ。ノン!」

「ふふっ、楽しみだね。了解。」

あれ?完全憑依しちゃった?ティムノンだ!僕もエドナにならなきゃ・・・

「ドナ、かんじぇんひょうい。」

わぁ、噛んじゃった。けどドナは飛び込んで来てくれて、僕の中に溶け込んでいく・・あぁ、いつもより熱いな・・・体中の血が沸騰する感覚がいつにも増してリアルだ。その熱が放出され出現する猫耳と尻尾。そして翼を解放しバッサバッサと羽ばたいてみる。

うん、僕はエドナだ。

そして番はティムノン。

いつものティムより少しだけ大人びた顔つきの美丈夫。ワイルドさがより際立っていて、キュンとなる。あ~甘えたい。

あれ?前は下半身は龍だったのに、今回は鱗が生えた二本足になってる??お尻までは人型?まぁいいや、鱗綺麗だし。

僕はティムノンにすり寄って行った。
猫が甘えるように頭を擦り付ける。そんな僕の白髪を撫でてくれる優しい手。
ベッドに座っているティムノンの膝の上に乗り、首に手をまわしてみる。鱗がひんやりとして気持ちいい。

そのまま逞しい胸筋に顔を埋め、自分の匂いをつけようとグリグリと擦り付けた。僕もマーキングだ。

「あぁ・・エドナ・・・可愛い・・・何でこんなに可愛いんだ?・・あぁ、好き、好きだよ。」

「僕も~!喉撫でて?ゴロゴロいってるでしょ?ん~気持ちいい・・・」

ティムノンは喉を撫でながらキスをして来た。いつもと違う軽く啄むだけのキス。それでも顔中にキスをされ、フワフワといい気分は続く。

僕はティムノンの指を堪能しながら喉を鳴らした。あぁ、本当に気持ちいいなぁ・・・ティムノンは喉を撫でながら僕の服を脱がせ、鎖骨にもキスをしてくる。くすぐったさに身をよじるとキツく吸われ、ピリッとした痛みを感じた。

「んんっ、やら、そこ吸わないでよ~」

「ん?なら、ここがいいのか?」

「ひゃんっ!!」

いきなり乳首を吸われ、思わず変な声が出てしまった。ティムノンはそのまま舌先で乳首を転がし、もう片方の乳首も指先で摘まみあげてくる。

「やっ!あぁぁんっ!!」

あまりの刺激に体が跳ねる。

一気に僕のモノが勃ち上がり、尻尾もピンと立たせてしまう。そして、その尻尾を揺らしながら自然と腰を浮かせてしまった僕に、ティムノンが命令した。

「エドナ、四つん這いになって尻を高く上げて?」

そう言いながら尻尾の付け根をトントンと軽く叩く。その刺激に誘われるように僕はお尻を高く上げた。

ティムノンが尻尾の付け根を甘噛みしてくる。

「にゃ、にゃにするの?そ、そこは・・にゃだ・・あっ、あぁぁぁん・・・」

尻尾の付け根は性感帯だ。そこを執拗に愛撫され、僕のモノの先端からはダラダラと透明の蜜が溢れ出す。

「あぁ、クソッ!限界だ。」

そう言ったティムノンに突然深くキスをされた。

舌を絡ませピチャピチャとお互いの口腔内を舐めまわし、どちらの物か分からない唾液を飲み込むと、ティムノンの意識が僕の中へとなだれ込んで来た・・・

・・・あぁ、エドナ、エドナ、オレの番は何でこんなに可愛いんだ?クソッ、レアな甘えたエドナをじっくり堪能しようと思ったのに、早く繋がりたくて、一つに溶け合いたくて無理・・・・・

・・・あぁ、そっか、ティムノンは僕に甘えて欲しかったんだね?ティムノンの意識で酔いは醒めたけど、大丈夫。今はティムノンに酔ってるから。今日はめちゃくちゃ甘えるよ?でも・・そんな僕を征服したいんでしょ?・・・僕もされたいなぁ・・・ティムノンだけのエドナにして欲しい・・・・・



ーーーーーーーー


本編完結後(後三話で完結。今日中にこのまま勢いで更新予定)、この日の、嫉妬でイラッとしつつもすぐにデレデレになるコウ×カミカミアマアマな酔っぱらいリン、の番外編を書く予定です。

需要があれば嬉しいんですが…(^^;)

 後、お察しの通り、ティムノンの下半身が人型なのは、龍のままのえちを書ける気がしなかったからですw 太もも辺りまでは人型だと思っていただければ…(汗)

ルコ
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