【本編完結】腕白王子ちゃんの純真と甘い調教

ルコ

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番外編 MAG復活ライブ

ユイ 2

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 さぁ!!MAG復活ライブの当日だ。

俺は気合いを入れて身支度をする。何と、レンさんが昔着ていたっていう、ガーゼシャツと、ボンテージパンツを数着譲り受けたんだ!

ボンテージパンツは、今時のファッションとしても履ける黒のスタイリッシュな物と、ロンドンパンクな赤のタータンチェックな物。ここはやっぱり赤のタータンチェックでしょう?!

ガーゼシャツも着て、髪の毛を立たす。スタッズの付いたチョーカーとリストバンドも着ける。ピアスは外してないからこのままで。

よし!完璧、かな?

「あらあら気合い入れちゃってw」

げっ、カグヤだ。こいつも今日来るんだよな。嫌だけどカイさんの為に我慢しよう。

「俺もう行くからな。カグヤも来るんだろ?」

「もちろん。じゃあ、レヴェルリーでね。」

ふぅ、最小限の絡みで済んだ。ライブ前に気力を消耗したくないからな。ドクターマーチンの10ホールを履いて家を出る。

 シグの家に寄って荷物を置き、レヴェルリーに出発だ!
シグは俺の格好を褒め、頬を撫でてくれた。頭だとセットが崩れるから。その気遣いが嬉しい。

電車を乗り継いで、それでも三十分くらいで駅に着く。駅からは徒歩八分くらい。ネオンが眩しい飲み屋街を歩いて行く。普通のサラリーマン風のおじさん達の中に、おそらくライブに行くであろう人達が混じっていてテンションが上がる。

レヴェルリーの前には、すでにたくさんの人が群がっていた。まだ開演一時間前なのに。やっぱりみんなMAG復活を待ち望んでいたんだな。

入口の扉に今日のフライヤーが貼られていて、思わず顔がニヤける。

そうだ!入口でスタッフだって言わなきゃ。う~緊張する。シグがそっと腰を押してくれた。

「あ、あの、MAGのスタッフのユイとシグです。」

「はい、聞いておりますよ。このスタッフパスを見える所に貼ってくださいね。」

俺はボンテージパンツに付いているスカート部分にステッカーを貼った。シグもズボンに貼り付けている。

よしっ!楽屋に突入だ!

楽屋がある二階に上がる。スタッフにパスを見せ、MAGの楽屋をノックする。

「はい。うわぁ!ユイくん最高に格好いいよ!!俺より似合ってるんじゃない?」

レンさんがドアを開け、俺を見るなり絶賛してハグをして来た。

「ありがとうございます。俺、ボンテージパンツ欲しかったからめちゃくちゃ嬉しいです。」

「よぉっ!来たな。今回のフライヤーを作ってくれたユイだ。カイ以外は初めてだろ?お前ら自己紹介しろ。」

ジュン様!畏れ多いんでやめてください!!!とりあえず俺からあいさつをしよう。

「初めまして、ユイと申します。この度はフライヤーを作らせていただいてありがとうございました!」

「硬い硬い!礼を言うのはこっちだろ?オレはドラムのナオ。フライヤー良かったぜ。つか、マジで昔のレンだな・・」

「そうそう。バンドを始めた頃の初期衝動を思い出したよ。ちょうどユイくんと同じくらいの歳だったからね。当時の僕たちの感性と似てるんじゃないかな?うん、いいね。君に会ってみたかったんだよ。
あっ、ベースのヒロです。よろしく。」

「だなぁ。オレはギターのアキ。オレも普段はすっかり普通のお父さんになってるけど、当時を思い出したもんな。ユイのその格好も懐かしすぎて涙出そうだわ。まぁ、これからもよろしくな。」
 
うわぁ!!俺、MAGのメンバー全員にあいさつされちゃった?!!って興奮してたらカイさんにハグされて、シグに引っ剥がされた。そうだ、カイさんを忘れてた!

「なんだよ。おれにもあいさつくらいさせろよ!なぁ?ユイ、その格好すげぇ良いわ~おれが初めて会った頃のレンそのものじゃね?」

「カイ様、他のみなさまはハグまでしておりませんよ。カグヤ様に報告いたしますがよろしいですか?
ナオ様、ヒロ様、アキ様、申し遅れましたが、私、ユイと付き合っておりますシグと申します。どうぞよろしくお願いします。」

「ちっ!レンもしてただろうが!」

「ユイにハグしても良いのは、私とレン様とアスラ様だけです。あっ、ジュン様もですね。」

「おい、こら、シグ!何でジュンはよくておれはダメなんだよっ?!」

「信頼度・・ですかねぇ?」

「プハッ!シグって言ったか?お前なかなかいいキャラしてんなw 
おい、カイ!お前の可愛い彼女も来るんだろ?大人しくしとけよ。」

「うるせぇよ。ナオ、カグヤは可愛いとかって言葉でおさまるヤツじゃないからな。下手に絡むなよ。」

それには激しく同意する。

「了解。けど話してみたいし打ち上げには連れて来いよ。」

だ、大丈夫かな??

ドアがノックされる。スタッフさんが顔を出して言う。

「そろそろ時間です。お願いします。」


いよいよMAG復活ライブだ!!


 MAGのメンバーがステージの上でチューニングをしている。
そんなに広くない空間にお客さんがぎっしりだ。トントンと、肩を叩かれ振り向くと、冬崎先輩と兄さん。

「いよいよだね!すっごく楽しみ。俺もMAGのライブ初めてだし。」

嬉しそうな冬崎先輩の横で、多分仏頂面の兄さん。無表情だけど機嫌が悪いのが何となく分かるよ?
シグが耳打ちをして来た。

「キョウ様は、アスラ様がジュン様の歌っている姿を見て、カッコいいと思われるのがお嫌なんですよ。」

な、なるほど。

そうこうしている内に始まりそう。
ちなみに今日はMAGのワンマンライブだ。

さぁ!ついに開演だ!!!
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