1 / 21
プロローグ
しおりを挟む「っあ、……ン、ぁ……ッ!」
熱くいきり立ったロイドのペニスが、俺のナカを搔き回す。すっかりロイド用に躾けられたアナルは、暴力的とも言える快楽を敏感に感じ取っていた。
俺とロイドとがひとつに合わさり、境界線がどろどろに融けていく。
まるで自分が自分でないような。
そんな、かつて経験したことのない感覚に陥る。
「ヒイロ……ッ」
「あッ、ぁ、だめ……っ、おく、やだッ」
ナカを揺さぶる速度は増していき、静かな室内には淫靡な水音だけが響き渡る。
つい二ヶ月前の俺であったら、この行為が早く終わるよう念じるばかりだっただろう。だが、殺されるのではないかと思うほどの快楽の渦に巻き込まれている今は、ただただ意識が飛ばないようにと必死に歯を食いしばるしかない。
「――あッ、やだ、こわいっ、ああァ……ッ!!」
内側にコンドーム越しに精液を吐き出される。それと同時に俺の身体は一際大きくうねり、射精することなく絶頂に達した。
視界が、ちかちかと瞬くような錯覚。
意識が闇に溶けていく。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
249
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる