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第一章 開店準備
四話 この世界での現実
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「絶滅なんて、嘘ですよね」
驚きを隠す様に、あえておどけて訪ねて見る。でも返ってきたパッドの答えは真剣そのものだった。
「魔獣はこの世界に存在するモンスターと同等の存在なんだよ。人間を襲う事もあるし、実際に魔獣の牙によって息絶えた人たちが何人もいる」
パッドの答えに不安を覚え目が泳いでしまう。カルちゃんはそんな狂暴な子に見えなかったから信じられない。
「でも、人間の役に立とうとする、良い魔獣だっているんですよね?」
私の問いにパッドが困ったように笑って答える。
「勿論ゼロではないよ。結構昔の話だけど、魔獣の子供をさらって従魔として使役しようとした悪い輩がいたんだ。魔獣の子供は純粋だから誰にでも良く懐いてね、賢い子は人間の言葉も喋れるようになった。だからかな、驚くような高値で取引されてさ。でも……」
パッドが言葉に詰まって黙り込んでしまったので、私は続きが気になり「でも?」と、パッドに聞き返す。
「子供をとられた事で魔獣達が狂乱して一つの村を滅ぼしたんだ……。その村を管轄していた国の王様が激怒してね、冒険者に魔獣狩りをさせた、バカ高い懸賞金を出してさ。それで魔獣は絶滅したんだ」
「そんな……」
なんで酷い話なんだろう。私は言葉に詰まってしまう。
だって、大切な子供をとられてどんな思いをしたか、魔獣のパパやママ達の気持ちになると居た堪れなくなる。
「その滅んだ村が僕の生まれ故郷アーメリア」
パッドが自虐的な笑みを浮かべる。
「……ごめんなさい。嫌な事を思い出させてしまって」
「別に君は悪くないよ。もう過去の事だし、今はこうやって商人として強く生きてる」
パッドが拳を振り上げる。でも、無理に作った笑顔からは、さっきまでのあどけなさを感じなかった。
「パッドさんは強いんですね……」
「うーん、強くならざるを得なかったのかも。ボクの場合。とにかく生きていかなきゃいけなかったし、父も母も生粋の商人でね。商品の売り方が上手かったし、困った人の役に立とうと道具袋目一杯に商品を詰め込んでさ」
パッドの目が急に輝きだす。お父さんとお母さんの事が大好きなんだなという気持ちが良く伝わってくる。
「そんな両親に憧れて僕も商人になった。君も、もし商人としてこの世界で生きていくんなら、ライセンスは取得した方がいいよ」
そう言って首からぶら下げたカードを見せてくれた。カードにはパッドの写真が貼られていて、名前と、有効期限が刻印されていた。
「商人ライセンスは実技もないし比較的簡単だから取りやすいよ。じゃあ、お近づきの印に君にこれを上げる」
パッドが袋の中から何かを取り出し、私に手渡す。
手の平に置かれた冷たくて硬い感触に懐かしさを覚える。
「バッジ?」
「そう、可愛いでしょう?」
「うん、とっても」
ワンちゃんの顔が描かれた金属製のバッジだった。どことなくカルちゃんに似ている。
「大魔導士リヴァイアスが使役していたハーフの魔獣らしいんだ。ボクはその大魔導士が亡くなったこのダンジョンに、彼の遺品を探しに来たんだ」
「リヴァイアス……」
「どうかした?」
「ううん、なんでもないんです」
カルちゃんが名乗っていた名前を思い出す。
(カルベロッサ、ケルベロシアン、リヴァイアス3世……)
それって、カルちゃんのご主人様は……。いや、ご主人様だけじゃなくてカルちゃんも……。
私はカルちゃんの冷んやりとした肉球の感触を思い出す。
私が黙り込んでいるのを心配したのか、場の空気を変える為にパッドが明るい声を出す。
「そのバッジ、意外と高かったから大事にしてよ」
「はい! ありがとうございます」
私は頭を下げる。その時、暗闇の奥からぞろぞろと足音が聞こえてくる。
「やっと、追いついた。先にセーフポイントに逃がしたから解らなかったと思うけど、下の階層のモンスターの攻撃えげつねぇわ。HPの減りがヤバい」
「パッド回復薬頂戴。私もう限界よ」
「俺にも頼む」
パッドの仲間らしき人達が、パッドに何やらお願いをしている。
羽帽子を被った身軽そうな細見の男性に、同じく細見だけどしっかりと筋肉がついた、腰に大剣を背負っている人、その後ろには三角帽子に杖のようなものを持ったグラマーな女の人がいた。
「皆、待ってて今お高いポーション用意するから」
パッドがそう言って道具袋から小瓶を3っつ取り出す。中にはトロっとした緑の液体が入っている。
3人はそれを受け取ると美味しそうにグビグビと飲み干し、物珍しそうに私の方を眺めて
「誰、この子知り合い?」
「こんな危険なダンジョンに女の子のソロなんて珍しいわね」
「お嬢ちゃん、こんな所に何しに来たの?」
同時に聞かれて、しどろもどろしてしまう。
「転移してきたみたい、ここに」
転移!? と3人が声を揃えて言う。それに続いて無理ゲーだな、と3人が同じ感想を漏らす。
「それは気の毒ね。パッドお嬢ちゃんにあれを上げたら」
「あーそうだね」
「そんな、もらってばかりで悪いです」
パッドが道具袋をごそごそと漁る。何やら、ブツブツと呟きながら困ったような表情で
「持ってくるの忘れたっぽい」
「マジか!?」
大剣を背負っているお兄さんが驚きの声を上げる。
「アドアの糸っていうダンジョンを脱出する為のアイテムがあるんだけど、そもそも自力で脱出出来る実力のあるパーティーだから持ってきてなかった」
「それは瀕死の時は俺に死ねという事か?」
羽帽子の男性がため息をつく。
「……いや、そういう事ではないんだけれど」
「パッドのスキル、うっかりがまた発動したわけね」
グラマーな魔法使いらしきお姉さんが呆れたように言い放つ。
「まぁ、いいさ。俺らが大魔導士様の遺産を手にするまでお嬢ちゃんはここで待ってれば安全だから。俺らが無事遺産を手に入れたら迎えに来てあげるよ」
「ありがとうございます」
お礼を言う私をよそに、魔法使いのお姉さんが
「無事に帰ってこれたらね……。でもここ、中難度ダンジョンと言っても嫌らしい罠が多いし、罠解除の名人の盗人がいるからって、Sランのあたし達でも油断したらヤバいわよ。何事もなく帰ってこれればいいけど」
不安な気持ちが垣間見える物言いに、私も不安になる。そんな凄い所に転移してきちゃったなんて……。
「よっしゃ、体力も回復したし更なる階層を目指そう」
大剣を背負ったお兄さんの掛け声で座り込んでいた皆が立ち上がる。
「じゃあね、リコ。また来るからここでじっとしててね」
「はい。ありがとうございます」
私は深々と頭を下げ、パッド達パーティーを見送った。
驚きを隠す様に、あえておどけて訪ねて見る。でも返ってきたパッドの答えは真剣そのものだった。
「魔獣はこの世界に存在するモンスターと同等の存在なんだよ。人間を襲う事もあるし、実際に魔獣の牙によって息絶えた人たちが何人もいる」
パッドの答えに不安を覚え目が泳いでしまう。カルちゃんはそんな狂暴な子に見えなかったから信じられない。
「でも、人間の役に立とうとする、良い魔獣だっているんですよね?」
私の問いにパッドが困ったように笑って答える。
「勿論ゼロではないよ。結構昔の話だけど、魔獣の子供をさらって従魔として使役しようとした悪い輩がいたんだ。魔獣の子供は純粋だから誰にでも良く懐いてね、賢い子は人間の言葉も喋れるようになった。だからかな、驚くような高値で取引されてさ。でも……」
パッドが言葉に詰まって黙り込んでしまったので、私は続きが気になり「でも?」と、パッドに聞き返す。
「子供をとられた事で魔獣達が狂乱して一つの村を滅ぼしたんだ……。その村を管轄していた国の王様が激怒してね、冒険者に魔獣狩りをさせた、バカ高い懸賞金を出してさ。それで魔獣は絶滅したんだ」
「そんな……」
なんで酷い話なんだろう。私は言葉に詰まってしまう。
だって、大切な子供をとられてどんな思いをしたか、魔獣のパパやママ達の気持ちになると居た堪れなくなる。
「その滅んだ村が僕の生まれ故郷アーメリア」
パッドが自虐的な笑みを浮かべる。
「……ごめんなさい。嫌な事を思い出させてしまって」
「別に君は悪くないよ。もう過去の事だし、今はこうやって商人として強く生きてる」
パッドが拳を振り上げる。でも、無理に作った笑顔からは、さっきまでのあどけなさを感じなかった。
「パッドさんは強いんですね……」
「うーん、強くならざるを得なかったのかも。ボクの場合。とにかく生きていかなきゃいけなかったし、父も母も生粋の商人でね。商品の売り方が上手かったし、困った人の役に立とうと道具袋目一杯に商品を詰め込んでさ」
パッドの目が急に輝きだす。お父さんとお母さんの事が大好きなんだなという気持ちが良く伝わってくる。
「そんな両親に憧れて僕も商人になった。君も、もし商人としてこの世界で生きていくんなら、ライセンスは取得した方がいいよ」
そう言って首からぶら下げたカードを見せてくれた。カードにはパッドの写真が貼られていて、名前と、有効期限が刻印されていた。
「商人ライセンスは実技もないし比較的簡単だから取りやすいよ。じゃあ、お近づきの印に君にこれを上げる」
パッドが袋の中から何かを取り出し、私に手渡す。
手の平に置かれた冷たくて硬い感触に懐かしさを覚える。
「バッジ?」
「そう、可愛いでしょう?」
「うん、とっても」
ワンちゃんの顔が描かれた金属製のバッジだった。どことなくカルちゃんに似ている。
「大魔導士リヴァイアスが使役していたハーフの魔獣らしいんだ。ボクはその大魔導士が亡くなったこのダンジョンに、彼の遺品を探しに来たんだ」
「リヴァイアス……」
「どうかした?」
「ううん、なんでもないんです」
カルちゃんが名乗っていた名前を思い出す。
(カルベロッサ、ケルベロシアン、リヴァイアス3世……)
それって、カルちゃんのご主人様は……。いや、ご主人様だけじゃなくてカルちゃんも……。
私はカルちゃんの冷んやりとした肉球の感触を思い出す。
私が黙り込んでいるのを心配したのか、場の空気を変える為にパッドが明るい声を出す。
「そのバッジ、意外と高かったから大事にしてよ」
「はい! ありがとうございます」
私は頭を下げる。その時、暗闇の奥からぞろぞろと足音が聞こえてくる。
「やっと、追いついた。先にセーフポイントに逃がしたから解らなかったと思うけど、下の階層のモンスターの攻撃えげつねぇわ。HPの減りがヤバい」
「パッド回復薬頂戴。私もう限界よ」
「俺にも頼む」
パッドの仲間らしき人達が、パッドに何やらお願いをしている。
羽帽子を被った身軽そうな細見の男性に、同じく細見だけどしっかりと筋肉がついた、腰に大剣を背負っている人、その後ろには三角帽子に杖のようなものを持ったグラマーな女の人がいた。
「皆、待ってて今お高いポーション用意するから」
パッドがそう言って道具袋から小瓶を3っつ取り出す。中にはトロっとした緑の液体が入っている。
3人はそれを受け取ると美味しそうにグビグビと飲み干し、物珍しそうに私の方を眺めて
「誰、この子知り合い?」
「こんな危険なダンジョンに女の子のソロなんて珍しいわね」
「お嬢ちゃん、こんな所に何しに来たの?」
同時に聞かれて、しどろもどろしてしまう。
「転移してきたみたい、ここに」
転移!? と3人が声を揃えて言う。それに続いて無理ゲーだな、と3人が同じ感想を漏らす。
「それは気の毒ね。パッドお嬢ちゃんにあれを上げたら」
「あーそうだね」
「そんな、もらってばかりで悪いです」
パッドが道具袋をごそごそと漁る。何やら、ブツブツと呟きながら困ったような表情で
「持ってくるの忘れたっぽい」
「マジか!?」
大剣を背負っているお兄さんが驚きの声を上げる。
「アドアの糸っていうダンジョンを脱出する為のアイテムがあるんだけど、そもそも自力で脱出出来る実力のあるパーティーだから持ってきてなかった」
「それは瀕死の時は俺に死ねという事か?」
羽帽子の男性がため息をつく。
「……いや、そういう事ではないんだけれど」
「パッドのスキル、うっかりがまた発動したわけね」
グラマーな魔法使いらしきお姉さんが呆れたように言い放つ。
「まぁ、いいさ。俺らが大魔導士様の遺産を手にするまでお嬢ちゃんはここで待ってれば安全だから。俺らが無事遺産を手に入れたら迎えに来てあげるよ」
「ありがとうございます」
お礼を言う私をよそに、魔法使いのお姉さんが
「無事に帰ってこれたらね……。でもここ、中難度ダンジョンと言っても嫌らしい罠が多いし、罠解除の名人の盗人がいるからって、Sランのあたし達でも油断したらヤバいわよ。何事もなく帰ってこれればいいけど」
不安な気持ちが垣間見える物言いに、私も不安になる。そんな凄い所に転移してきちゃったなんて……。
「よっしゃ、体力も回復したし更なる階層を目指そう」
大剣を背負ったお兄さんの掛け声で座り込んでいた皆が立ち上がる。
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