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2章 初めてのレイド編
運命の門 開錠編2層 鬼渡し
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「次は2層ですね!タナカさん」
ニコの声が弾んでいる。
「よし、じゃあ2層いくか!」
2層に申請をだし、2層に突入する。
1層の橋ステージとは違い、円形ステージの真ん中に2体の像が立っている。
「あれが2層のフウジン、ライジンですね」
「ああ、そうだ、2層は2体のボスを相手にする。」
「まあ、とやかくいってもしたかないから、始めるか」
「シュラさん、自分、フウジン取りますね」
「了解、ライジンは任せろ」
カウントダウンを開始し、カウント2で走り出し、1でシールドスルーを使い盾を投げる。
0秒で着弾し、戦闘が始まる。
1層の時とは違い、皆落ち着いており、スムーズに戦闘が始まる。
するとライジンがニコに向かって何かを投げる。
ニコにダメージは入らなかったため、そのまま戦いを続けている。
10秒ほど経つと、ニコが大爆発を起こし、メンバー全員再起不能になる。
リスタートする。
ニコは???といった表情している。
「どうした?」
「意味が分かりません、なぜ全滅してしまったのですか?」
「それは、鬼渡しをミスったからだ」
「鬼渡し?」
「ガヤさん説明よろしく、俺タンクだから鬼着かないんだよねー」
「わかったよ、ニコりん、鬼渡しってのはだな」
「はい」
「ライジンがなんか投げたろ?」
「はい、私めがけてなんか投げました」
「そしたら、鬼のアイコンが付かなかった?」
「付いたような」
「そのアイコンのカウントが0になると全滅しちゃうんだよ」
「なるほどーってどうやって、回避するんですか」
「ライジンが投げてくる奴を避ける!」
「そんな簡単なことだったんですねー頑張って避けます」
「って嘘だから信じないように」
「もう!だまさないで下さい」
じゃあ説明するね
ライジンが投げる鬼に当たると鬼状態が付与される。鬼状態で10秒経過すると周囲を巻き込んで爆発してしまう。そうならないためには、鬼状態は人に移すことができる。つまり10秒以内で鬼を他人に渡せば、鬼が他人に移り、また10秒のカウントが復活する。ただし、1度鬼状態を付与されると40秒は鬼抗体なるものができ、鬼状態を付与することができなくなる。そこで編み出されたのが、8秒まで鬼状態をひっぱって次の人に渡す、それを次々に繰り返し6人で鬼渡しをしていくというものだ。
「なるほど、鬼を8秒で他の人に渡すのがミソなんですね」
「そうだね」
「分かりました、やってみましょう」
そうして攻撃を再開する。
ライジンが鬼を投げる、今度はコハダさんに付く、コハダさんはヒーラーで参加したことがあるため、スムーズにアリシャさんに受け渡す、アリシャさんは近くで攻撃をしているニコの背中を触り、ニコに鬼を渡す。するとニコは手を止め、秒数を数えている。8秒になったところで、ライジンを攻撃している、ガヤさんに渡そうとして、途中にいるクロスさんに触ってしまう。クロスさんもテンパってしまい、そのままガヤさんに渡してしまった。ガヤさんは8秒数え、イツカさんに渡すが、イツカさんからアリシャさんに渡そうにも抗体が発生しており渡せず、大爆発を起こしてしまった。
「…むずかしい…」
「これが魔の鬼渡しだ、鬼に気を取られると闘気のストックなくなるだろ?」
「そうでした…手を止めて数えてました」
ガヤさんがいい感じで説明してくれている。鬼がタンクにつくことはないため、タンクはこの段階でではひたすら、タゲを維持しているだけでいい
「もう1回お願いします!」
ニコは気合い十分のようだ、クロスさんは何やら戸惑っている
「時間いっぱいやって慣れたらいいから今日は」
リスタートする。
何回か続けていくうちに崩れていってしまう。
ニコが腕を組んで考え事をしている。
「フォーメーションを組めばいいんですかね?」
俺は心の中でニヤリとする
「そうだね、ここの攻略は、みんなフォーメーションを組んでいたね、自力でその考えにたどり着くとはえらいぞよ、ニッコニコ」
コハダさんがニコを褒めている。
自分たちは、未経験者の2人にあえて、攻略情報は与えずに自分で解けるように考えさせるプレイを心がけている。ニコにはそれがプラスに作用しているようだが、クロスさんには、あまりいい効果があるとは言えない。2層に入ってから口数が減っており、クロスさんのミスが明らかに増えている。
ニコ案フォーメーション
タナカさん シュラさん
フウジン ライジン
ニコ ガヤさん
コハダさん アリシャさん クロスさん イツカさん
「このフォーメーションで、右から受け渡すってのはどうでしょうか?たとえば私に鬼が付いたら、アリシャさんに渡して、アリシャさんがガヤさん、ガヤさんがクロスさんといった感じで右に、右に渡す感じで」
「イツカさんまでいくと、コハダさんに戻るっていうことか」
「そうです」
「うん、攻略当時もこんな感じでやってた」
「それじゃこれでやってみよう」
「じゃあスタートするね」
俺が盾を投げて開始する。
このフォーメーションは上手く機能し、鬼の受け渡しはスムーズに行えている。
すると突然、円形ステージ周囲に電流が発生し、輪が小さくなってきているように見える。
フウジンが飛び上がり、クロスさんの頭の上に○印がつき、数秒後にクロスさんは吹き飛ばされ、電流の渦に飲まれ、お亡くなりなってしまった。
これが2層の難易度を高い物にしている吹き飛ばし攻撃である。
つまり鬼渡しをしながら、フウジンの吹き飛ばし攻撃を避けなければならないということだ。
ニコの声が弾んでいる。
「よし、じゃあ2層いくか!」
2層に申請をだし、2層に突入する。
1層の橋ステージとは違い、円形ステージの真ん中に2体の像が立っている。
「あれが2層のフウジン、ライジンですね」
「ああ、そうだ、2層は2体のボスを相手にする。」
「まあ、とやかくいってもしたかないから、始めるか」
「シュラさん、自分、フウジン取りますね」
「了解、ライジンは任せろ」
カウントダウンを開始し、カウント2で走り出し、1でシールドスルーを使い盾を投げる。
0秒で着弾し、戦闘が始まる。
1層の時とは違い、皆落ち着いており、スムーズに戦闘が始まる。
するとライジンがニコに向かって何かを投げる。
ニコにダメージは入らなかったため、そのまま戦いを続けている。
10秒ほど経つと、ニコが大爆発を起こし、メンバー全員再起不能になる。
リスタートする。
ニコは???といった表情している。
「どうした?」
「意味が分かりません、なぜ全滅してしまったのですか?」
「それは、鬼渡しをミスったからだ」
「鬼渡し?」
「ガヤさん説明よろしく、俺タンクだから鬼着かないんだよねー」
「わかったよ、ニコりん、鬼渡しってのはだな」
「はい」
「ライジンがなんか投げたろ?」
「はい、私めがけてなんか投げました」
「そしたら、鬼のアイコンが付かなかった?」
「付いたような」
「そのアイコンのカウントが0になると全滅しちゃうんだよ」
「なるほどーってどうやって、回避するんですか」
「ライジンが投げてくる奴を避ける!」
「そんな簡単なことだったんですねー頑張って避けます」
「って嘘だから信じないように」
「もう!だまさないで下さい」
じゃあ説明するね
ライジンが投げる鬼に当たると鬼状態が付与される。鬼状態で10秒経過すると周囲を巻き込んで爆発してしまう。そうならないためには、鬼状態は人に移すことができる。つまり10秒以内で鬼を他人に渡せば、鬼が他人に移り、また10秒のカウントが復活する。ただし、1度鬼状態を付与されると40秒は鬼抗体なるものができ、鬼状態を付与することができなくなる。そこで編み出されたのが、8秒まで鬼状態をひっぱって次の人に渡す、それを次々に繰り返し6人で鬼渡しをしていくというものだ。
「なるほど、鬼を8秒で他の人に渡すのがミソなんですね」
「そうだね」
「分かりました、やってみましょう」
そうして攻撃を再開する。
ライジンが鬼を投げる、今度はコハダさんに付く、コハダさんはヒーラーで参加したことがあるため、スムーズにアリシャさんに受け渡す、アリシャさんは近くで攻撃をしているニコの背中を触り、ニコに鬼を渡す。するとニコは手を止め、秒数を数えている。8秒になったところで、ライジンを攻撃している、ガヤさんに渡そうとして、途中にいるクロスさんに触ってしまう。クロスさんもテンパってしまい、そのままガヤさんに渡してしまった。ガヤさんは8秒数え、イツカさんに渡すが、イツカさんからアリシャさんに渡そうにも抗体が発生しており渡せず、大爆発を起こしてしまった。
「…むずかしい…」
「これが魔の鬼渡しだ、鬼に気を取られると闘気のストックなくなるだろ?」
「そうでした…手を止めて数えてました」
ガヤさんがいい感じで説明してくれている。鬼がタンクにつくことはないため、タンクはこの段階でではひたすら、タゲを維持しているだけでいい
「もう1回お願いします!」
ニコは気合い十分のようだ、クロスさんは何やら戸惑っている
「時間いっぱいやって慣れたらいいから今日は」
リスタートする。
何回か続けていくうちに崩れていってしまう。
ニコが腕を組んで考え事をしている。
「フォーメーションを組めばいいんですかね?」
俺は心の中でニヤリとする
「そうだね、ここの攻略は、みんなフォーメーションを組んでいたね、自力でその考えにたどり着くとはえらいぞよ、ニッコニコ」
コハダさんがニコを褒めている。
自分たちは、未経験者の2人にあえて、攻略情報は与えずに自分で解けるように考えさせるプレイを心がけている。ニコにはそれがプラスに作用しているようだが、クロスさんには、あまりいい効果があるとは言えない。2層に入ってから口数が減っており、クロスさんのミスが明らかに増えている。
ニコ案フォーメーション
タナカさん シュラさん
フウジン ライジン
ニコ ガヤさん
コハダさん アリシャさん クロスさん イツカさん
「このフォーメーションで、右から受け渡すってのはどうでしょうか?たとえば私に鬼が付いたら、アリシャさんに渡して、アリシャさんがガヤさん、ガヤさんがクロスさんといった感じで右に、右に渡す感じで」
「イツカさんまでいくと、コハダさんに戻るっていうことか」
「そうです」
「うん、攻略当時もこんな感じでやってた」
「それじゃこれでやってみよう」
「じゃあスタートするね」
俺が盾を投げて開始する。
このフォーメーションは上手く機能し、鬼の受け渡しはスムーズに行えている。
すると突然、円形ステージ周囲に電流が発生し、輪が小さくなってきているように見える。
フウジンが飛び上がり、クロスさんの頭の上に○印がつき、数秒後にクロスさんは吹き飛ばされ、電流の渦に飲まれ、お亡くなりなってしまった。
これが2層の難易度を高い物にしている吹き飛ばし攻撃である。
つまり鬼渡しをしながら、フウジンの吹き飛ばし攻撃を避けなければならないということだ。
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