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第9章
第10話 魔改造1
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俺たちはライナの指示で、広場で待機していた。
これからモヒカンの新武装がお披露目されるという。
当の本人はというと、ワクワクを隠しきれず、そわそわと足踏みを繰り返していた。
「いや~、楽しみや!!
ボスのことや、きっととんでもない武器を考えてくれたに違いないで。
……なあ、和尚!!」
最後の「和尚!!」に、ひときわ強いアクセントを置く。
新型魔導ギアを先に授けられたことへのジェラシーが、言葉の端々から滲み出ていた。
しかし、和尚はその言葉をそよ風のように、さらりと受け流していた。
俺は当初、いっそのことコイツを魔法少女に仕立ててやろうかと思っていた。
しかし、あいにく杖はミレーヌが騎士団に持ち帰ってしまった。
急遽代わりの武装を――と、ライナに相談したところ、「うってつけのものがある」とのこと。
その言葉に、俺まで少しワクワクしていた。
一方でヴィオラの方はというと、「営業と諜報活動に使えるやつが欲しい」とオーダーを出しただけ。
実は完全に丸投げしていた。
そんな期待と不安を胸に待っていると――突如、爆音が響いた。
続けて、パラリラパラリラとクラクション。
この音……間違いない。騎士団一級兵装・ランス戦で耳にしたサウンドだ。
音の方角に目を向けると、半ヘルメットにゴーグル姿のライナが魔導ギアに跨り、颯爽と現れた。
しかし、そのフォルムは以前の巨大ランスとはまるで別物だった。
ロイヤルガードのリズが額に手を当て、儚げな苦笑を漏らす。
「……聞いていたものと、だいぶ違うのだがな」
確かにその通りだ。
かつては八メートル近い巨躯だったはずのランスが、大胆にカットされ、いま目の前にあるのは全長せいぜい三メートルほど。
ミサイルのようだった外観は、SF的な飛行バイクへと変貌していた。
ワイルドなチョッパーハンドルに、前面には風防。
鋭利な突撃槍の先端はばっさりと切り落とされ、代わりにスリットと大型ライトが組み込まれている。
ライナは地上二メートルの高さで魔導バイクをホバリングさせ、そのまま広場の中央へ。
爆音がピタリと止むと、車体はスウッと地面すれすれまで降下する。
ステップから軽やかに足を外し、白衣をはためかせながら着地。
ゴーグルとヘルメットを外すと、バサリと黒髪を振り払う。
そして、胸ポケットから取り出した黒縁眼鏡をクイッと押し上げ――
「待たせたわね……」
と、ドヤ顔で決める。
俺は唖然とした。
これまで第三倉庫には何度か足を踏み入れていたが、確かにカバーをかけられた物体があった気がする。
まさか、ここまでの改造を施していたとは。ランスだとは気づかず、完全に見逃していた。
倉庫には他にも気になるものが多すぎたということもあるのだが。
そこにドランが歩み寄った。
「なるほど、そいつを出すのか。テストにちょうど良いかもしれねえな」
そして俺へと振り返る。
「これからはモビリティの時代だぜ!
コイツをエルンハルトに売り込みゃ、投資を引っ張って量産化も夢じゃねえ」
この国の主な移動手段は馬車だ。
……いきなり飛行バイクは、未来過ぎでは?
だが、ドランいわく飛行ユニットの量産化さえ整えば、パーツ点数自体はそれほど多くないらしい。
元いた世界の内燃機関よりは、よほどシンプルなのだろう。
さらに、省エネと量産を見据えて飛行ユニットは大胆にダウンサイジングされた。
元のランスは最大高度一万メートル、最高速度は時速七百五十キロ――人が跨って操縦するには拷問以外の何物でもない化け物スペックだったが、このバイクは最大高度十五メートル、最高速度は時速二百キロに抑えられている。
……いや、それでも十分すぎる。
しかも、変形ユニットや余剰パーツは取り外して軽量化済み。見かけはこの形のまま、可変要素はもう残っていないらしい。
ふーん、と説明を聞いていると、背後から鋭い声が飛んできた。
「ボス!! 待たせるのは殺生やで!!」
モヒカンだ。そんなことより早く試乗させろと目が訴えている。
……分かった分かった。
俺は脇へ退き、ウキウキ顔で駆け寄ってきたモヒカンに道を譲った。
彼はさっそくシートに跨り、ドランから操縦法のレクチャーを受けている。
その間に――ライナがヴィオラへと歩み寄った。
白衣のポケットから取り出したのは、小ぶりな円形の腕時計。いや、スマートウォッチだ。
ユリィがいつの間にか横に現れ、さらりと補足する。
「これ、第一研から貰ったサンプルなんだよね。最近は健康管理が流行ってるから」
第一研――民生用の開発部門。
見た目は完全にフィットネス向けだ。だが、そんなものを渡してどうするつもりだ。
ヴィオラが時計をはめ、円形ディスプレイをタップする。メニューが次々と浮かび上がり、ライナがひとつずつ説明していった。
「これはワークアウト用。ジョギングはこれね。適正な心拍数を維持するようコーチングもしてくれるから」
睡眠診断や歩数計の話が続く。健康管理としては至って健全だ。
「で、ここからがオマケ」──ライナの声で雰囲気が変わる。
「録音はボイスメモと嘘発見機能。あと指向性マイクで盗聴もできるわ。環境次第だけど、壁二、三枚くらいは抜けるかな」
不穏さが空気に混じる。
「地図は周辺情報と生体反応レーダー。カメラは静止画・動画撮影、透視もできるわよ。通信はSOS、通話、テキストの送受信……」
完全にスパイ道具だ。俺が黙って見守っていると、ユリィが小さく呟いた。
「こういう改造するから、第一研からも引かれちゃって……。
いちおう技術統括なんだけど」
案の定、社内では浮いていたらしい。
こんなチーフエンジニアで回っていたのだろうか。
ライナはさらに追い打ちをかける。
「ここを引っ張るとボタンが外れてね、髪の毛よりも細いワイヤーが出るの。最大百メートルくらい伸びるわ。
魔力伝導率の高い素材でね、モード切替で鋼鉄を切れる強度になる。拘束にも使えるし、雷魔法を流せばショックも与えられわ。
……え? たぶん、死にゃしないわよ。大丈夫大丈夫」
女スパイどころか、暗殺者仕様じゃないか。
営業に使うというオーダーはどこへ行ったんだ。
しかしライナとヴィオラは、そんな不穏さをまるで楽しむかのように声を合わせる。
「さらに! 地図上のレーダーでロックオンしたターゲットを、ワイヤーが自動追尾するのよ。これは苦労したんだから」
「へえ、面白いわね」
ヴィオラが口元を緩める。どうやら気に入ったらしい。
そこに、にこやかに声をかけてくるのはリリカだ。
「ヴィオラさん、良いの貰ったっちゃねぇ」
そういえば、リリカは旧・魔王カンパニーだが魔導ギアは持っていないのだろうか。
戦闘員ではないので必要ないのかもしれないが。
俺のその疑問に、ユリィが引きつったような声で答えた。
「……コスメ部門があるんだよね。リリカさん、そこと仲良くて」
そしてリリカはにこにこと、ハンドバッグからアイテムを取り出す。
「この香水瓶、水魔法と幻魔法の混合気を噴霧できるんよう。
幻惑に睡眠、麻痺に自白……風下に立つと危ないっちゃけどね~」
なおも続く。
「リップは言霊。相手の魂に命令できるっちゃけど……三代前までの祖先の本名を知らないと発動しないのは難点なんよね」
魔王カンパニーのコスメ部門はこんな怪しげなものを作っていたのか?
すると、案の定ライナが食いついた。
「化粧は古来、精霊との交わりの儀式に用いられたのよ……興味深いわ」
ユリィが俺にだけ聞こえるように呟く。
「頼まれてもないのに改造して、リリカさんに試してもらってるの。
けっこうクレーム来てたんだよね。ゼファス様が抑えてたんだけど」
今さらながら、ゼファスの苦労が偲ばれる。
ともあれ。
こうして、モヒカンとヴィオラのバージョンアップはなされた。
飛行バイクに跨る世紀末モヒカン男。
そして、スパイ&暗殺グッズを駆使する女王様――
どちらとも、ある意味似合いすぎる。
それに、二人がやる気を見せているのなら、それに勝るものはない。
しかし、モヒカンの武器は相変わらずの釘バット。
機動性は格段に向上したものの、ブラック冒険者ギルドの連中が今後使ってくるであろう邪神カンパニー製魔導ギアと比較すると、戦闘力には不安があった。
「何言うてるんや、ボス!! ワイはこれが一番やで!!」
バイクに跨ったまま、得意げに釘バットを肩でトントンして見せる。
まあ、確かにこいつのトレードマークだからな。
本人が良ければ、別に良いのだが。
そう思った矢先、モヒカンはスロットルをふかせて、ヴォンヴォンと排気音に似た爆音を響かせた。
……うるさいんだが。
俺の表情を見て取ったドランが運転席のスイッチのひとつを操作すると、ヒュイイイ……という静かな低音にかわった。
「飛行ユニットのサウンドは切り替え可能だ。気分に合わせてだな」
まあ、そういうことができる車もあるが……、
ここは街中だ。くれぐれも近所迷惑にならないように頼む。
そうして切り上げようとしたそのとき、ライナが「まだ終わりじゃないわよ」と声をかける。
「一級兵装の残りふたつ、これも改造済みだから」
そうだな。せっかくだ。
俺たちの新しい装備――剣と弩砲も、皆に披露することにした。
これからモヒカンの新武装がお披露目されるという。
当の本人はというと、ワクワクを隠しきれず、そわそわと足踏みを繰り返していた。
「いや~、楽しみや!!
ボスのことや、きっととんでもない武器を考えてくれたに違いないで。
……なあ、和尚!!」
最後の「和尚!!」に、ひときわ強いアクセントを置く。
新型魔導ギアを先に授けられたことへのジェラシーが、言葉の端々から滲み出ていた。
しかし、和尚はその言葉をそよ風のように、さらりと受け流していた。
俺は当初、いっそのことコイツを魔法少女に仕立ててやろうかと思っていた。
しかし、あいにく杖はミレーヌが騎士団に持ち帰ってしまった。
急遽代わりの武装を――と、ライナに相談したところ、「うってつけのものがある」とのこと。
その言葉に、俺まで少しワクワクしていた。
一方でヴィオラの方はというと、「営業と諜報活動に使えるやつが欲しい」とオーダーを出しただけ。
実は完全に丸投げしていた。
そんな期待と不安を胸に待っていると――突如、爆音が響いた。
続けて、パラリラパラリラとクラクション。
この音……間違いない。騎士団一級兵装・ランス戦で耳にしたサウンドだ。
音の方角に目を向けると、半ヘルメットにゴーグル姿のライナが魔導ギアに跨り、颯爽と現れた。
しかし、そのフォルムは以前の巨大ランスとはまるで別物だった。
ロイヤルガードのリズが額に手を当て、儚げな苦笑を漏らす。
「……聞いていたものと、だいぶ違うのだがな」
確かにその通りだ。
かつては八メートル近い巨躯だったはずのランスが、大胆にカットされ、いま目の前にあるのは全長せいぜい三メートルほど。
ミサイルのようだった外観は、SF的な飛行バイクへと変貌していた。
ワイルドなチョッパーハンドルに、前面には風防。
鋭利な突撃槍の先端はばっさりと切り落とされ、代わりにスリットと大型ライトが組み込まれている。
ライナは地上二メートルの高さで魔導バイクをホバリングさせ、そのまま広場の中央へ。
爆音がピタリと止むと、車体はスウッと地面すれすれまで降下する。
ステップから軽やかに足を外し、白衣をはためかせながら着地。
ゴーグルとヘルメットを外すと、バサリと黒髪を振り払う。
そして、胸ポケットから取り出した黒縁眼鏡をクイッと押し上げ――
「待たせたわね……」
と、ドヤ顔で決める。
俺は唖然とした。
これまで第三倉庫には何度か足を踏み入れていたが、確かにカバーをかけられた物体があった気がする。
まさか、ここまでの改造を施していたとは。ランスだとは気づかず、完全に見逃していた。
倉庫には他にも気になるものが多すぎたということもあるのだが。
そこにドランが歩み寄った。
「なるほど、そいつを出すのか。テストにちょうど良いかもしれねえな」
そして俺へと振り返る。
「これからはモビリティの時代だぜ!
コイツをエルンハルトに売り込みゃ、投資を引っ張って量産化も夢じゃねえ」
この国の主な移動手段は馬車だ。
……いきなり飛行バイクは、未来過ぎでは?
だが、ドランいわく飛行ユニットの量産化さえ整えば、パーツ点数自体はそれほど多くないらしい。
元いた世界の内燃機関よりは、よほどシンプルなのだろう。
さらに、省エネと量産を見据えて飛行ユニットは大胆にダウンサイジングされた。
元のランスは最大高度一万メートル、最高速度は時速七百五十キロ――人が跨って操縦するには拷問以外の何物でもない化け物スペックだったが、このバイクは最大高度十五メートル、最高速度は時速二百キロに抑えられている。
……いや、それでも十分すぎる。
しかも、変形ユニットや余剰パーツは取り外して軽量化済み。見かけはこの形のまま、可変要素はもう残っていないらしい。
ふーん、と説明を聞いていると、背後から鋭い声が飛んできた。
「ボス!! 待たせるのは殺生やで!!」
モヒカンだ。そんなことより早く試乗させろと目が訴えている。
……分かった分かった。
俺は脇へ退き、ウキウキ顔で駆け寄ってきたモヒカンに道を譲った。
彼はさっそくシートに跨り、ドランから操縦法のレクチャーを受けている。
その間に――ライナがヴィオラへと歩み寄った。
白衣のポケットから取り出したのは、小ぶりな円形の腕時計。いや、スマートウォッチだ。
ユリィがいつの間にか横に現れ、さらりと補足する。
「これ、第一研から貰ったサンプルなんだよね。最近は健康管理が流行ってるから」
第一研――民生用の開発部門。
見た目は完全にフィットネス向けだ。だが、そんなものを渡してどうするつもりだ。
ヴィオラが時計をはめ、円形ディスプレイをタップする。メニューが次々と浮かび上がり、ライナがひとつずつ説明していった。
「これはワークアウト用。ジョギングはこれね。適正な心拍数を維持するようコーチングもしてくれるから」
睡眠診断や歩数計の話が続く。健康管理としては至って健全だ。
「で、ここからがオマケ」──ライナの声で雰囲気が変わる。
「録音はボイスメモと嘘発見機能。あと指向性マイクで盗聴もできるわ。環境次第だけど、壁二、三枚くらいは抜けるかな」
不穏さが空気に混じる。
「地図は周辺情報と生体反応レーダー。カメラは静止画・動画撮影、透視もできるわよ。通信はSOS、通話、テキストの送受信……」
完全にスパイ道具だ。俺が黙って見守っていると、ユリィが小さく呟いた。
「こういう改造するから、第一研からも引かれちゃって……。
いちおう技術統括なんだけど」
案の定、社内では浮いていたらしい。
こんなチーフエンジニアで回っていたのだろうか。
ライナはさらに追い打ちをかける。
「ここを引っ張るとボタンが外れてね、髪の毛よりも細いワイヤーが出るの。最大百メートルくらい伸びるわ。
魔力伝導率の高い素材でね、モード切替で鋼鉄を切れる強度になる。拘束にも使えるし、雷魔法を流せばショックも与えられわ。
……え? たぶん、死にゃしないわよ。大丈夫大丈夫」
女スパイどころか、暗殺者仕様じゃないか。
営業に使うというオーダーはどこへ行ったんだ。
しかしライナとヴィオラは、そんな不穏さをまるで楽しむかのように声を合わせる。
「さらに! 地図上のレーダーでロックオンしたターゲットを、ワイヤーが自動追尾するのよ。これは苦労したんだから」
「へえ、面白いわね」
ヴィオラが口元を緩める。どうやら気に入ったらしい。
そこに、にこやかに声をかけてくるのはリリカだ。
「ヴィオラさん、良いの貰ったっちゃねぇ」
そういえば、リリカは旧・魔王カンパニーだが魔導ギアは持っていないのだろうか。
戦闘員ではないので必要ないのかもしれないが。
俺のその疑問に、ユリィが引きつったような声で答えた。
「……コスメ部門があるんだよね。リリカさん、そこと仲良くて」
そしてリリカはにこにこと、ハンドバッグからアイテムを取り出す。
「この香水瓶、水魔法と幻魔法の混合気を噴霧できるんよう。
幻惑に睡眠、麻痺に自白……風下に立つと危ないっちゃけどね~」
なおも続く。
「リップは言霊。相手の魂に命令できるっちゃけど……三代前までの祖先の本名を知らないと発動しないのは難点なんよね」
魔王カンパニーのコスメ部門はこんな怪しげなものを作っていたのか?
すると、案の定ライナが食いついた。
「化粧は古来、精霊との交わりの儀式に用いられたのよ……興味深いわ」
ユリィが俺にだけ聞こえるように呟く。
「頼まれてもないのに改造して、リリカさんに試してもらってるの。
けっこうクレーム来てたんだよね。ゼファス様が抑えてたんだけど」
今さらながら、ゼファスの苦労が偲ばれる。
ともあれ。
こうして、モヒカンとヴィオラのバージョンアップはなされた。
飛行バイクに跨る世紀末モヒカン男。
そして、スパイ&暗殺グッズを駆使する女王様――
どちらとも、ある意味似合いすぎる。
それに、二人がやる気を見せているのなら、それに勝るものはない。
しかし、モヒカンの武器は相変わらずの釘バット。
機動性は格段に向上したものの、ブラック冒険者ギルドの連中が今後使ってくるであろう邪神カンパニー製魔導ギアと比較すると、戦闘力には不安があった。
「何言うてるんや、ボス!! ワイはこれが一番やで!!」
バイクに跨ったまま、得意げに釘バットを肩でトントンして見せる。
まあ、確かにこいつのトレードマークだからな。
本人が良ければ、別に良いのだが。
そう思った矢先、モヒカンはスロットルをふかせて、ヴォンヴォンと排気音に似た爆音を響かせた。
……うるさいんだが。
俺の表情を見て取ったドランが運転席のスイッチのひとつを操作すると、ヒュイイイ……という静かな低音にかわった。
「飛行ユニットのサウンドは切り替え可能だ。気分に合わせてだな」
まあ、そういうことができる車もあるが……、
ここは街中だ。くれぐれも近所迷惑にならないように頼む。
そうして切り上げようとしたそのとき、ライナが「まだ終わりじゃないわよ」と声をかける。
「一級兵装の残りふたつ、これも改造済みだから」
そうだな。せっかくだ。
俺たちの新しい装備――剣と弩砲も、皆に披露することにした。
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