【完結】年下王子のお嫁様 

マロン株式

文字の大きさ
55 / 56

番外編 IF クリス陛下少し理性を失うと2

しおりを挟む
「んぁ、くふぅぅ、、ふぁっはぁんっ、いぁぁっ。」

   マーガレットはさっきからずっと声がとまらない。媚薬の効能でただでさえ感度が良いと言うのに、クリスに先程からマーガレットの股の間で、敏感になっている芽を丹念に舐められ続けて、ひっきりなしに蜜の溢れ出ている秘所に指を3本入れてバラバラと掻き回されている。


 しかも、その指はマーガレットの弱い部分を熟知しており、正確に刺激し続けた。このせいで何度かイカされているというのに、解放されない。

 緩んだ口からも、唾液がつたい、加えて媚薬は直ぐに次の快楽を求め疼き続ける。

 どのくらい時間ががたったのかわからない。
 逃れようとしても、太腿はがっちりと押さえつけられて、強請るように腰をくねらせているだけになってしまう。

 抵抗すると余計にグリっと余計な刺激を加えるだけになってしまったので、これ以上の抵抗が出来ずに舐め続けられているうちに、いつの間にか快楽に素直になった身体は意志とは裏腹に足を自ら大きく開いていた。

 甘く痺れる頭の中で、マーガレットは刺激が強すぎて、どうにかなってしまいそうな自分が恐ろしく感じていた。

(何時よりこんな。明るい部屋で。あり得ない所がクリス殿下に丸見えの状態で…っ。〝見ないで〟と思うのに身体が言う事を聞かない。)



「マーガレットが大きな声で鳴きながら、淫乱な格好を惜しげもなく晒して。
自ら足を大きく開き快楽に溺れちゃうなんてね。シーツに水溜りが出来ているよ。」
 
 夢中でマーガレットの秘部をむしゃぶっていた口を離して、頬を染めてうっとりとした口調でそういったクリスに、自分の醜態を改めて指摘されてマーガレットは頬がカッと熱くなり、我に返る。

「…っ、これ以上は、やめてください。クリス殿下。どうしてこのような…っ。」

「マーガレットのお露がこんなに溢れているのに。本当にやめて良いの?」

  指でツンっと突起を弾かれただけで、媚薬で火照った身体はビクリと揺れる。
  
「ひあっ。や、やめ…て。」

   潤む瞳で見つめているマーガレットの必死な視線を受けて、〝やれやれ、仕方ない〟とばかりにクリスは太腿を固定していた手を緩めた。

 やっと解放された足を急いで閉じると、火照って力の入らない身体でうつ伏せになり、這うようにしてベッド下に落ちている衣服を取ろうと動いた時ー…。

 後ろからお尻にツゥっと冷たいものが伝う感覚に、再び反応する。

「んンッッ」

「はぁ…ダメだよマーガレット。そんなお露を滴らせたお尻を僕に向けた格好で動かれると…」

   後ろから尻たぶを開いて割れ目をざらりとした舌でなぞられる。

「……やぁ、んんん~っっ」

  ちゅっちゅっじゅるるっと音を立てられては、耳まで犯されているようで、余計に思考が惑わされ身体がビクビクと痙攣し、手元のシーツをギュッと掴む。
 
 そろりと視線をクリスに向けると、マーガレットの割れ目にあるひだを舐め、芽に吸い付き唇で摘み、美しい顔を濡らしながら溢れるマーガレットの愛液も夢中で飲んでいるのか、ジュルジュルと音を立て喉が上下している。
 その一方で、クリスが片手で自分のお腹につきそうな程熱く剃り経つものを扱いている姿が目に入る。

 マーガレットは己の痴態が恥ずかしくて仕方が無いのに、己のお腹の中が、を入れて欲しいと悲鳴をあげ疼いて、余計に蜜が溢れ出し、誘惑するみたいに腰がゆれる。


     《つづく。かもしれない。》
 

 


 




 
 
しおりを挟む
感想 190

あなたにおすすめの小説

借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる

しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。 いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに…… しかしそこに現れたのは幼馴染で……?

辺境伯と幼妻の秘め事

睡眠不足
恋愛
 父に虐げられていた23歳下のジュリアを守るため、形だけ娶った辺境伯のニコラス。それから5年近くが経過し、ジュリアは美しい女性に成長した。そんなある日、ニコラスはジュリアから本当の妻にしてほしいと迫られる。  途中まで書いていた話のストックが無くなったので、本来書きたかったヒロインが成長した後の話であるこちらを上げさせてもらいます。 *元の話を読まなくても全く問題ありません。 *15歳で成人となる世界です。 *異世界な上にヒーローは人外の血を引いています。 *なかなか本番にいきません

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている

井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。 それはもう深く愛していた。 変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。 これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。 全3章、1日1章更新、完結済 ※特に物語と言う物語はありません ※オチもありません ※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。 ※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。

コワモテ軍人な旦那様は彼女にゾッコンなのです~新婚若奥様はいきなり大ピンチ~

二階堂まや♡電書「騎士団長との~」発売中
恋愛
政治家の令嬢イリーナは社交界の《白薔薇》と称される程の美貌を持ち、不自由無く華やかな生活を送っていた。 彼女は王立陸軍大尉ディートハルトに一目惚れするものの、国内で政治家と軍人は長年対立していた。加えて軍人は質実剛健を良しとしており、彼女の趣味嗜好とはまるで正反対であった。 そのためイリーナは華やかな生活を手放すことを決め、ディートハルトと無事に夫婦として結ばれる。 幸せな結婚生活を謳歌していたものの、ある日彼女は兄と弟から夜会に参加して欲しいと頼まれる。 そして夜会終了後、ディートハルトに華美な装いをしているところを見られてしまって……?

魔性の大公の甘く淫らな執愛の檻に囚われて

アマイ
恋愛
優れた癒しの力を持つ家系に生まれながら、伯爵家当主であるクロエにはその力が発現しなかった。しかし血筋を絶やしたくない皇帝の意向により、クロエは早急に後継を作らねばならなくなった。相手を求め渋々参加した夜会で、クロエは謎めいた美貌の男・ルアと出会う。 二人は契約を交わし、割り切った体の関係を結ぶのだが――

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を

澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。 そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。 だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。 そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

処理中です...