【本編完結済】【R18】異世界でセカンドライフ~俺様エルフに拾われました~

暁月

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4章 打倒!悪役令嬢ヒロイン

ヒロインへの逆襲 ~ヒロインvs悪役令嬢~

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突然あらわれたアネモネさん。
実はちゃんと対面するのは今が初めてだったりする。

「・・・相変わらずムカつく胸・・・いや、顔だこと」

ん?今ムカつく胸って言った?・・・確かにアネモネさんは少々小ぶりのようですけど。

「サーヤの胸は大きいだけじゃなく、すごく柔らかいぞ」

ちょっとソコの闇の精霊王バカっ!!少し黙っててくれませんかねっ!!!!

「ふんっ、女は胸の大きさなんかじゃないわっ!」

・・・なんだろう、アネモネさんってこんなくだらないことにこだわる人間だったの?
あたし、本当にこんな人に酷い目い合わされて、挙句に怖がってたわけ?
どんなに怖い人なのかと思ったらただのムカつく性悪女じゃないかっ!!!

「ここではずいぶんと愉しい時間を過ごしたんじゃなくて?」
「・・・最悪の間違いでしょ?あなた、一体何がしたいの?王太子と結婚するんでしょ?なんで関係ないあたしが攫われなきゃいけないの?」

・・・一番聞きたい事だった。
“記憶がない”と言うのを聞いているだろうに、それでもあたしを攫ってそして殺そうとする。
過去の記憶を見たときも思ったけど、アネモネさんに殺されるほど恨まれる理由が一切わからないのだ。

「・・・ムカつくのよ」
「は?」
「あんたみたいな“アタシは貴族です~”ってお高く留まっているプライドの高いエリートの女がアタシは一番嫌いなのよっ!」

意味が解らない。お高く留まっている?
サーシャさんは子供の頃から努力を重ねてきた人だ。決して奢ることなく、人に弱みを見せることなく頑張ってきた人であって、決してエリート気取りなわけじゃないっ!!

「あなたが何を知ってるって言うの?プライドが高い?あなたの物差しで勝手に判断しないで!!今までどれだけの努力をしてきたか知らないくせに・・・妃教育を逃げてるだけの人にとやかく言われる筋合いはないっ!!」
「!!・・・あんた、記憶がないって言ってたの・・・嘘だったの?」

ヤバっ!あまりにもムカついてつい言っちゃったぁぁぁぁぁぁっ!!!!

「・・・記憶が戻ったのよ。誰かさんのせいで」

うん、あながち間違ってないよね。

「そう・・・なおさらのこと、あんたを生きて帰すわけにいかなくなったわね」
「ふざけないで。元々殺すつもりだったくせに・・・」
「ふふ、そうね♡」

どうしよう・・・少しでも時間を稼がないといけないんだけど、あまりにもムカつきすぎる、この人。
怒らせ過ぎてもまずいし、どうしたら・・・

「あ、そうそう。あなたの婚約者・・・エリュシオン様、だったかしら?」
「・・・そうよ。エルはあたしの婚約者よ。それが何?」
「寝たわ・・・もちろんSEXしたという意味でね。しかも何度も♡」
「!!」
「彼、ちょっと強引で、ものすごく激しいのね~♡昨日の晩餐前あたりから今朝まで離してくれなくて・・・さすがに腰がちょっと痛いわ♡」

・・・嘘、嘘だ・・・エルが、こんな・・・っ

「信じ、られない・・・」
「ふふ♪アタシがあんたから王太子奪ったときと同じよ♡アタシ、魅了の魔法が使えるの。この国は結婚して初夜を迎えるまでは純潔を守るんでしょ?あんたはとっくにあんなモノに純潔奪われたみたいだけど♪ハハハっ」

・・・この人は本当に人を人とも思ってない、最低な女だ・・・。

「王太子妃になるアタシに手を出したあんたの婚約者はどうなるかしらね~♪ま、イイ男だからアタシの権限で面倒見てやっても良いけど♡あんたなんかにはもったいないわ」
「・・・よくもそんな酷いことできるわね、狂ってる・・・」
「ふんっ、何言ってるの?アタシはヒロインよ!ここはあたしの世界、あたしの物語なの!!ヒロインなんだから誰からも愛されるし、何したって許されるのよ♪」
「・・・魅了魔法が使えないと誰かを振り向かせることもできないくせに・・・」

アネモネさんがあたしの髪をぐいっと乱暴に引っぱった。

「痛っ」
「あんた、自分の立場わかってんの?人質よ、人質!!何の力もないただの悪役令嬢のくせにっ!アタシはあんたと違って光の精霊とも契約してるの!あんたを殺す事だって簡単にできるんだから口を慎みなさいっ!!」
「・・・っぐ」

捨て台詞のように暴言を吐かれた後、アネモネさんにお腹を蹴られてベッドに倒れるあたし。

「サーヤっ!!」
「捨て置きなさい、ベルナート。命令よ」
「っ!!」


「気が変わった。あんたなんか壊れるくらいにもっと犯されちゃえばいいのよ♪こんな生意気な口がきけないくらいにね♬」


アネモネさんがそう言って、何か合図を出すとわらわらと兵士らしき人達が入ってきた。
ヤバイ、逃げなきゃと思うけど、まだ戻りきっていない体調と、蹴られたお腹が痛くて動けない。

「あなた達、あの女好きに犯して良いわよ♡もう壊れるくらいめちゃくちゃにしてやって♡♡」

とんでもない命令に歓喜した兵士たちは、戸惑いつつも下卑た笑みを浮かべながらあたしに近寄ってくる。



ヤダ、絶対ヤダっ!あんな・・・あんな目に二度と遭いたくない・・・っ!!!



過去の路地裏での経験もフラッシュバックしてパニック状態になるあたし。
近づいてきた男が以前の路地裏で襲われた男達と重なった。


「ぁ・・・や、ぃゃ・・・来ない、で・・・」


なんとか動く身体を引きずってベッド脇まで来たが、すぐに追い詰められた。
最初に近づいてきた男があたしに触れそうになったとき、来てくれるかもわからない大好きな人に助けを求めた。





「いやっ、いやぁぁぁぁぁぁっ!助けてっ!!エル――――――――っ!!!!!」
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