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7章 帰郷!エルフの里へ ~祝福された小さな命~
メラルダで暮らそう ~息子さんをあたしにください2~
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◇
「エリュシオンは“黒”だ。あなたはそんな“黒”であるエリュシオンと本当に結婚して子を産むつもりかい?」
「親父?一体何を・・・」
「エリュシオンは黙っていてくれ。どうしても聞きたいことなんだ・・・」
そう言ったルーシェントさんは、真剣な・・・一人の子供を持つ父の顔をしていた。
・・・ルーシェントさんはきっと確認したいんだ。
エルフの里では“黒”でも“エリュシオン”として受け入れられてきた。
でも、外の世界で起こった出来事もあるし、本当にあたしがエルが受け入れているのか・・・子供が理由で一緒になろうとしてないかって親として心配で確認したいんだろう・・・エルはすごく愛されてるんだね。
あたしは一度深呼吸してから、ルーシェントさんの瞳を見つめ返してこう言った。
「もちろん結婚もするし、子供だって産みます!この子達すごいんですよ~、さすがエルの血を継いでるだけあって、栄養以上に魔力を欲しがっちゃって・・・毎日エルに魔力を貰っても、お腹の子達に一気に魔力を持って行かれるからそれはもう大変なんですよ。でも、産まれたら絶対魔法が得意な子間違いなしですよね!!!」
「は?・・・魔力を、貰う?」
「あと、エルから聞いてませんか?あたしエルの黒髪が大好きなんです!何色にも染まらない漆黒の髪ってすごく綺麗ですよね。それに、エルの髪は艶々のサラサラで触り心地も抜群なんですよ!!」
「・・・黒髪が、好き??」
「そうそうっ、この前エルの髪をポニーテルにしたらも~すっごくカッコ良くて!あ、もちろん好きなのは黒髪だけじゃないですよ!エルってば、さっきデザートに出したプリンとか甘いものが大好きなんです!甘いもの食べてる時は無言で感動しながら味わっててすっごく可愛いんですから♡ちなみにこの前は・・・―――」
(ぶにっ)
「いひゃいっ!ひゃひふんひょほ~~~っ!!!(痛いっ!何すんのよ~~~っ!!!)」
「いいからお前はそろそろ黙れっ!!」
「はひゃひへ~~~~~っ(放して~~~~~っ)」
酷いっ!ルーシェントさんにも黒髪の素晴らしさとエルの可愛い一面を知ってもらおうと思ったのにっ!!
あたしがエルに頬っぺたを抓られている間、あっけにとられていたルーシェントさんにフィリーさんが「心配する必要などないと言ったであろう?」と声をかけていた。
「私に似て人一倍警戒心の強いエリュシオンが選んだのだ。それに“黒”ではなくきちんと“エリュシオン”を好いてくれている。これ以上に嬉しいことはあるか?」
「・・・いや、ないだろうね。寧ろ“黒”以外の言葉にも驚きすぎて・・・」
「親父・・・」
「魔力付与の禁術を使ったんだね・・・エリュシオン」
あ・・・しまったっ!人から魔力を貰うのは本来禁術だったんだっ!!
「・・・出逢った頃死にかけていたこいつは、その後も何度も魔力枯渇で死にかけるような奇特な奴でな。詳しいことは追々話すが、魔力の相性も悪くないし、今は子供へ送る魔力がたくさん必要だ。幸い“黒”である俺は魔力が不足することはほとんどないから問題はない」
「エリュシオン・・・」
「あの、あたし・・・血筋の関係でちょっと変わった能力があって、それでエルから魔力を貰うだけじゃなくあげることもできるので、エルに魔力が足りなくなったらいくらでもあげるつもりです・・・まぁ、圧倒的にあたしが貰う方が多いですけど」
あたし達の微妙な空気が周りにも伝わり、リビング全体が微妙な空気になってしまった。
どう説明しようか迷ってたら、ミナトちゃんがあたしの手を取ってルーシェントさん達にブレスレットの石を見せる。
「じぃじ、これね、あかとオレンジだと、サーヤままがあぶないの。だからね、エルぱぱや、ときどきあたちも、サーヤままに、まりょくあげゆのよ」
「これは・・・ラブラド鉱石?」
「あぁ、加工してサーヤの魔力残存量を色でわかるようにしている」
「サーヤには加護を与えているボク達も魔力を分け与えることができるから、エリュシオンの魔力が枯渇することなんてありえないよ☆それに、そもそも禁術になったのは人間が悪用したからだしね♪」
「そうねん♡エリュシオン達は禁術になる前の正しい使い方をしてるだけよん♡♡それに、魔力の相性がいいと気持ち良くてやめられないのよねん♡」
セイル達が補足してくれるのは凄く嬉しいけど、マデリーヌさんっ、最後の一言はいらないよっ!!
「サーヤにとって“黒”は他の色と変わらないから、俺のことも普通に受け入れてくれたよ。それにサーヤは俺達精霊王の魔法を生活のためにしか使おうとしない。いくらでも使役しようと思えばできるのにね」
「闇の、ベルナート様・・・」
皆がフォローしてくれてるこの流れはアレかな、そろそろあたしがガツンと決めた方がいい感じなんだろうか。
・・・よし。手紙が届いてから、直接会ったら言おうと思ってたことを今こそ・・・―――
「あのっ、ルーシェ・・・お義父さん、お義母さん・・・エ、エリュシオンさんをあたしにください!絶対に、絶対に幸せにします!!」
さすがに目を見て言う勇気がなくて、思わず下を向いちゃったけど言い切った!あたし、頑張った!!
・・・でも、どうしてだろう。なんで誰も何も言わないの?
数秒間の沈黙があり、あたしは恐る恐る目を開けつつ顔を上げてみた。
「・・・ぷっ、もうダメ、堪えきれないっ・・・・ははははははっ、ホントにサーヤって最高っ☆」
「くくくっ、予想外にも程がある」
「え?えぇ??・・・あの、エル?セイル??」
あたしの胸に顔を埋めながら笑っているエルと、頭をぽんぽんと撫でてくるセイル。
あれ?あたしはまたやらかしてしまったんだろうか?
・・・あっ、待って!“ください”なんてエルが物みたいじゃないか!やらかした!!訂正しないとっ!!!
「あ、あのっ・・・」
「・・・というわけだ、親父。俺はサーヤにもらわれることになった。エルフの里に時々顔を出すことはあっても、里に帰って定住はしない」
「ふふっ、どうやらそのようだね。・・・サーヤさん、だいぶ捻くれた息子だけどどうぞもらって下さい」
「くくっ、返品されないようせいぜい頑張るんだな、エリュシオン」
「うるさい。返品などあり得ぬ」
訂正せずともルーシェントさん達があたし達の結婚を認めた上でエルをからかっている。
・・・これはこれで良いのかな?
周りも笑っている人や和んでいる人など様々だけど、とりあえずさっきのような微妙な空気はなくなったようだ。
そして、ルーシェントさんが世間話をするようにサラッととんでもないことを言ってきた。
「さて、話はまとまったね。エリュシオン、明日は入籍の手続きをしに行こうか」
「へ?」
「あぁ、そうだな」
「子供の性別もそろそろわかるのだろう?私達も病院について行きたいのだが・・・」
「アレク」
「大丈夫です、エリュシオン様。明日この家に来れるかティリアに予定を確認しておきます」
「うむ、頼んだぞ」
え?確かにルーシェントさん達が入籍に立ち会うとは言ってたけど、“ちょっと出かけようか”って感じで“入籍しに行こうか”って普通なの?あたし以外“明日かよっ”ってツッコむ人は誰一人いないの??!!
サラッと重要なことを親子揃って言うのは血筋ですか?!そこは似なくて良いのにっ!!!
とりあえずあたしの結婚の挨拶(?)は成功し、急遽明日あたしはエルの奥さんになることが決まりました・・・―――
「エリュシオンは“黒”だ。あなたはそんな“黒”であるエリュシオンと本当に結婚して子を産むつもりかい?」
「親父?一体何を・・・」
「エリュシオンは黙っていてくれ。どうしても聞きたいことなんだ・・・」
そう言ったルーシェントさんは、真剣な・・・一人の子供を持つ父の顔をしていた。
・・・ルーシェントさんはきっと確認したいんだ。
エルフの里では“黒”でも“エリュシオン”として受け入れられてきた。
でも、外の世界で起こった出来事もあるし、本当にあたしがエルが受け入れているのか・・・子供が理由で一緒になろうとしてないかって親として心配で確認したいんだろう・・・エルはすごく愛されてるんだね。
あたしは一度深呼吸してから、ルーシェントさんの瞳を見つめ返してこう言った。
「もちろん結婚もするし、子供だって産みます!この子達すごいんですよ~、さすがエルの血を継いでるだけあって、栄養以上に魔力を欲しがっちゃって・・・毎日エルに魔力を貰っても、お腹の子達に一気に魔力を持って行かれるからそれはもう大変なんですよ。でも、産まれたら絶対魔法が得意な子間違いなしですよね!!!」
「は?・・・魔力を、貰う?」
「あと、エルから聞いてませんか?あたしエルの黒髪が大好きなんです!何色にも染まらない漆黒の髪ってすごく綺麗ですよね。それに、エルの髪は艶々のサラサラで触り心地も抜群なんですよ!!」
「・・・黒髪が、好き??」
「そうそうっ、この前エルの髪をポニーテルにしたらも~すっごくカッコ良くて!あ、もちろん好きなのは黒髪だけじゃないですよ!エルってば、さっきデザートに出したプリンとか甘いものが大好きなんです!甘いもの食べてる時は無言で感動しながら味わっててすっごく可愛いんですから♡ちなみにこの前は・・・―――」
(ぶにっ)
「いひゃいっ!ひゃひふんひょほ~~~っ!!!(痛いっ!何すんのよ~~~っ!!!)」
「いいからお前はそろそろ黙れっ!!」
「はひゃひへ~~~~~っ(放して~~~~~っ)」
酷いっ!ルーシェントさんにも黒髪の素晴らしさとエルの可愛い一面を知ってもらおうと思ったのにっ!!
あたしがエルに頬っぺたを抓られている間、あっけにとられていたルーシェントさんにフィリーさんが「心配する必要などないと言ったであろう?」と声をかけていた。
「私に似て人一倍警戒心の強いエリュシオンが選んだのだ。それに“黒”ではなくきちんと“エリュシオン”を好いてくれている。これ以上に嬉しいことはあるか?」
「・・・いや、ないだろうね。寧ろ“黒”以外の言葉にも驚きすぎて・・・」
「親父・・・」
「魔力付与の禁術を使ったんだね・・・エリュシオン」
あ・・・しまったっ!人から魔力を貰うのは本来禁術だったんだっ!!
「・・・出逢った頃死にかけていたこいつは、その後も何度も魔力枯渇で死にかけるような奇特な奴でな。詳しいことは追々話すが、魔力の相性も悪くないし、今は子供へ送る魔力がたくさん必要だ。幸い“黒”である俺は魔力が不足することはほとんどないから問題はない」
「エリュシオン・・・」
「あの、あたし・・・血筋の関係でちょっと変わった能力があって、それでエルから魔力を貰うだけじゃなくあげることもできるので、エルに魔力が足りなくなったらいくらでもあげるつもりです・・・まぁ、圧倒的にあたしが貰う方が多いですけど」
あたし達の微妙な空気が周りにも伝わり、リビング全体が微妙な空気になってしまった。
どう説明しようか迷ってたら、ミナトちゃんがあたしの手を取ってルーシェントさん達にブレスレットの石を見せる。
「じぃじ、これね、あかとオレンジだと、サーヤままがあぶないの。だからね、エルぱぱや、ときどきあたちも、サーヤままに、まりょくあげゆのよ」
「これは・・・ラブラド鉱石?」
「あぁ、加工してサーヤの魔力残存量を色でわかるようにしている」
「サーヤには加護を与えているボク達も魔力を分け与えることができるから、エリュシオンの魔力が枯渇することなんてありえないよ☆それに、そもそも禁術になったのは人間が悪用したからだしね♪」
「そうねん♡エリュシオン達は禁術になる前の正しい使い方をしてるだけよん♡♡それに、魔力の相性がいいと気持ち良くてやめられないのよねん♡」
セイル達が補足してくれるのは凄く嬉しいけど、マデリーヌさんっ、最後の一言はいらないよっ!!
「サーヤにとって“黒”は他の色と変わらないから、俺のことも普通に受け入れてくれたよ。それにサーヤは俺達精霊王の魔法を生活のためにしか使おうとしない。いくらでも使役しようと思えばできるのにね」
「闇の、ベルナート様・・・」
皆がフォローしてくれてるこの流れはアレかな、そろそろあたしがガツンと決めた方がいい感じなんだろうか。
・・・よし。手紙が届いてから、直接会ったら言おうと思ってたことを今こそ・・・―――
「あのっ、ルーシェ・・・お義父さん、お義母さん・・・エ、エリュシオンさんをあたしにください!絶対に、絶対に幸せにします!!」
さすがに目を見て言う勇気がなくて、思わず下を向いちゃったけど言い切った!あたし、頑張った!!
・・・でも、どうしてだろう。なんで誰も何も言わないの?
数秒間の沈黙があり、あたしは恐る恐る目を開けつつ顔を上げてみた。
「・・・ぷっ、もうダメ、堪えきれないっ・・・・ははははははっ、ホントにサーヤって最高っ☆」
「くくくっ、予想外にも程がある」
「え?えぇ??・・・あの、エル?セイル??」
あたしの胸に顔を埋めながら笑っているエルと、頭をぽんぽんと撫でてくるセイル。
あれ?あたしはまたやらかしてしまったんだろうか?
・・・あっ、待って!“ください”なんてエルが物みたいじゃないか!やらかした!!訂正しないとっ!!!
「あ、あのっ・・・」
「・・・というわけだ、親父。俺はサーヤにもらわれることになった。エルフの里に時々顔を出すことはあっても、里に帰って定住はしない」
「ふふっ、どうやらそのようだね。・・・サーヤさん、だいぶ捻くれた息子だけどどうぞもらって下さい」
「くくっ、返品されないようせいぜい頑張るんだな、エリュシオン」
「うるさい。返品などあり得ぬ」
訂正せずともルーシェントさん達があたし達の結婚を認めた上でエルをからかっている。
・・・これはこれで良いのかな?
周りも笑っている人や和んでいる人など様々だけど、とりあえずさっきのような微妙な空気はなくなったようだ。
そして、ルーシェントさんが世間話をするようにサラッととんでもないことを言ってきた。
「さて、話はまとまったね。エリュシオン、明日は入籍の手続きをしに行こうか」
「へ?」
「あぁ、そうだな」
「子供の性別もそろそろわかるのだろう?私達も病院について行きたいのだが・・・」
「アレク」
「大丈夫です、エリュシオン様。明日この家に来れるかティリアに予定を確認しておきます」
「うむ、頼んだぞ」
え?確かにルーシェントさん達が入籍に立ち会うとは言ってたけど、“ちょっと出かけようか”って感じで“入籍しに行こうか”って普通なの?あたし以外“明日かよっ”ってツッコむ人は誰一人いないの??!!
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