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第二十一話 辺境の街フェリオン
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西の辺境の街フェリオンにはムーンウィをたって八日後に到着した。
だいたい予定通りの旅程で到着できたと思う。これもジルやエルクのおかげだ。リリムは猫になってほとんど寝ていた。
辺境の街フェリオンはフェリオス地方最大の街である。この街の西にフェリオス大森林と呼ばれる深い森林地帯が広がり、さらに西の奥には銀竜山脈がそびえ立つ。その銀竜山脈が国境になっていて険しい山々を越えると大陸最大の版図をほこるゼルダン帝国の領地となる。
フェリオンという街はこの辺りでとれる作物や作られる特産品などの一大集積地であった。
大森林からは材木、毛皮、薬草、茸などの珍味などが採取される。さらに奥の銀竜山脈からは銅や鉄、岩塩が取れる。それらの物品がフェリオンに集められ、各地に出荷されるのだ。
フェリオンから出荷された特産品は南の貿易港バランを経由して、南方異大陸まで輸出されるのだ。
このフェリオンを治めるのがジルの姉であるゾルジア・シルバードラコンであった。
僕たちはジルの案内でフェリオン最大の屋敷に向かう。そこにジルのお姉さんがいるのだという。時刻は昼下がりだ。朝の内にジルがアポイントメントを取ってきている。
屋敷の門番に来訪を伝えると少しお待ちくださいと言い、彼は相棒をのこして奥に消えていった。
程なくしてその門番が帰ってきた。
僕たちをまず出迎えたのは背の低い、がっちりとした体格の女性であった。服装はメイド服でつぶらな瞳に丸い鼻をしている。濃い茶色の髪の毛の両サイドに豚の耳が垂れている。この特徴はたしか猪牙族だったかな。
太っているけど巨乳だし、猪牙族ってけっこうかわいいな。
僕がそんな愚にもつかないことを考えていたら、応接室に通された。
奥の長いソファーに大柄な女性が腰掛けている。その女性の身長は座っているのでわかりづらいが、おおよそ190センチメートルほどはあるかと思われる。手足が長く、太くてしなやかな筋肉に覆われている。
特筆すべきはそのおっぱいだ。
エルクかそれ以上の完熟スイカのようなおっぱいが二つぶら下がっている。衣装はアラビアンナイトの踊り子が着るようなセクシーなものを着ている。
頭にターバン、顔は頭巾のようなものでその容貌はよく分からない。布の隙間からはジルと同じ宝石のような赤い瞳が見て取れる。
彼女がジルの姉ゾルジア・シルバードラコンであろう
先ほどの猪牙族のメイドがテーブルに紅茶を置く。
あんなに顔を布でおおっていて、紅茶はどうやって飲むのだろうか?
「貴君があのシオン王子殿下か。まあ、かけてくれたまえ」
妙に色気のある大人の声でそう促されたので、僕はその大柄な女性の前に腰掛ける。
ジルとエルクは僕の背後に控える。
リリム猫は僕の膝の上で丸くなっている。
「私はそこのジルドレンの姉のゾルジアだ。よろしくな」
その口調は姉御肌で耳に心地よい。頼りがいのある声であった。さすがは二十歳でこの辺境の街フェリオンを取りまとめるだけはあるなと思わせる力強さだ。
「手紙にあったけど私の力をかりだいって言うのかい」
赤い瞳でゾルジアは僕を見る。
まるで心の奥底を見抜かれているような気分になる。
前にジルに聞いたことがあるけど、あの赤い瞳は心の機微をなんとなくだけど見抜くことができるのだという。
恐らく、ゾルジアはあの竜の赤い瞳で僕のことを値踏みしているのだろう。
まずいな。僕はただのエッチなことが好きな無能王子だからね。
ゾルジアは僕の顔を見て、ふふっと微笑む。
「久し振りだね、ジル」
次にゾルジアは僕の背後のジルを見る。
「はい、お姉様。約十年ぶりでございます」
ジルは軽く頭を下げる。
「あんたが王子の専属メイドとはね」
ゾルジアは赤い瞳を細める。
「そんなにその王子様を気に入ってるのかい?こう言っちゃあなんだか、人族だよ」
ゾルジアはじっとジルを見ている。
「はい、わたくしのすべてでございます」
そのジルの言葉を涙がでるほどうれしいものであった。僕も彼女の忠誠に報いられるように立派な主人にならないとな。
「おまえにそこまで言わせる価値があるのかね。うわさじゃあ、シオン王子は無能でやる気のない人だと聞いているけどね」
ゾルジアは紅茶を一口すする。
頭巾の隙間から細長い舌が伸びて、舐めるように紅茶を飲んだ。不思議な飲み方だ。
「僕はたしかに無能かも知れません。ですが今回のシリウスの所業を見過ごすほど愚かではございません」
ジルにエルク、それにエレノアにしたことを僕は決して忘れないだろう。彼女らの受けた屈辱を晴らすためにも僕は動かないといけない。
このまま放っておけばエルディア王国は内乱状態になり、僕の目指す可愛い女の子たちといちゃいちゃする生活は送れない。
これが僕の物語のログラインなのだ。
才能のある人たちに政治や外交、軍事などをまかせて僕は可愛いくてセクシーな女たちとエッチなことをして生活していたい。
そのために僕はきっとシリウス王太子を倒さないといけないのだろう。
今のところ、シリウスの目的がわからなが、僕の目的の前に立ちはだかっているのは間違いない。
「なるほどねえ」
ゾルジアは長い足を組む。むっちりとした太ももが魅力的だ。さすがはジルのお姉さんだ。
僕好みのむちむちボインだ。
「ジル、それに護衛の騎士、すまないがあんたらは席をはずして欲しい」
ゾルジアはジルに言う。
エルクはいやがったが、ジルにうながされて部屋の外に出た。
もちろんあの猪牙族のメイドも外に出た。
ジルたちが外に出たのをみはからうようにゾルジアはターバンと頭巾をとった。ぽとりぽとりと下にそれらが落ちる。
ゾルジアの素顔があらわになる。
ゾルジアの素顔はまさに竜であった。顔全体が銀の鱗でおおわれ、赤い瞳がらんらんと輝いている。
額の両側に小さな角が生えていて、まさにドラゴンの顔であった。
だいたい予定通りの旅程で到着できたと思う。これもジルやエルクのおかげだ。リリムは猫になってほとんど寝ていた。
辺境の街フェリオンはフェリオス地方最大の街である。この街の西にフェリオス大森林と呼ばれる深い森林地帯が広がり、さらに西の奥には銀竜山脈がそびえ立つ。その銀竜山脈が国境になっていて険しい山々を越えると大陸最大の版図をほこるゼルダン帝国の領地となる。
フェリオンという街はこの辺りでとれる作物や作られる特産品などの一大集積地であった。
大森林からは材木、毛皮、薬草、茸などの珍味などが採取される。さらに奥の銀竜山脈からは銅や鉄、岩塩が取れる。それらの物品がフェリオンに集められ、各地に出荷されるのだ。
フェリオンから出荷された特産品は南の貿易港バランを経由して、南方異大陸まで輸出されるのだ。
このフェリオンを治めるのがジルの姉であるゾルジア・シルバードラコンであった。
僕たちはジルの案内でフェリオン最大の屋敷に向かう。そこにジルのお姉さんがいるのだという。時刻は昼下がりだ。朝の内にジルがアポイントメントを取ってきている。
屋敷の門番に来訪を伝えると少しお待ちくださいと言い、彼は相棒をのこして奥に消えていった。
程なくしてその門番が帰ってきた。
僕たちをまず出迎えたのは背の低い、がっちりとした体格の女性であった。服装はメイド服でつぶらな瞳に丸い鼻をしている。濃い茶色の髪の毛の両サイドに豚の耳が垂れている。この特徴はたしか猪牙族だったかな。
太っているけど巨乳だし、猪牙族ってけっこうかわいいな。
僕がそんな愚にもつかないことを考えていたら、応接室に通された。
奥の長いソファーに大柄な女性が腰掛けている。その女性の身長は座っているのでわかりづらいが、おおよそ190センチメートルほどはあるかと思われる。手足が長く、太くてしなやかな筋肉に覆われている。
特筆すべきはそのおっぱいだ。
エルクかそれ以上の完熟スイカのようなおっぱいが二つぶら下がっている。衣装はアラビアンナイトの踊り子が着るようなセクシーなものを着ている。
頭にターバン、顔は頭巾のようなものでその容貌はよく分からない。布の隙間からはジルと同じ宝石のような赤い瞳が見て取れる。
彼女がジルの姉ゾルジア・シルバードラコンであろう
先ほどの猪牙族のメイドがテーブルに紅茶を置く。
あんなに顔を布でおおっていて、紅茶はどうやって飲むのだろうか?
「貴君があのシオン王子殿下か。まあ、かけてくれたまえ」
妙に色気のある大人の声でそう促されたので、僕はその大柄な女性の前に腰掛ける。
ジルとエルクは僕の背後に控える。
リリム猫は僕の膝の上で丸くなっている。
「私はそこのジルドレンの姉のゾルジアだ。よろしくな」
その口調は姉御肌で耳に心地よい。頼りがいのある声であった。さすがは二十歳でこの辺境の街フェリオンを取りまとめるだけはあるなと思わせる力強さだ。
「手紙にあったけど私の力をかりだいって言うのかい」
赤い瞳でゾルジアは僕を見る。
まるで心の奥底を見抜かれているような気分になる。
前にジルに聞いたことがあるけど、あの赤い瞳は心の機微をなんとなくだけど見抜くことができるのだという。
恐らく、ゾルジアはあの竜の赤い瞳で僕のことを値踏みしているのだろう。
まずいな。僕はただのエッチなことが好きな無能王子だからね。
ゾルジアは僕の顔を見て、ふふっと微笑む。
「久し振りだね、ジル」
次にゾルジアは僕の背後のジルを見る。
「はい、お姉様。約十年ぶりでございます」
ジルは軽く頭を下げる。
「あんたが王子の専属メイドとはね」
ゾルジアは赤い瞳を細める。
「そんなにその王子様を気に入ってるのかい?こう言っちゃあなんだか、人族だよ」
ゾルジアはじっとジルを見ている。
「はい、わたくしのすべてでございます」
そのジルの言葉を涙がでるほどうれしいものであった。僕も彼女の忠誠に報いられるように立派な主人にならないとな。
「おまえにそこまで言わせる価値があるのかね。うわさじゃあ、シオン王子は無能でやる気のない人だと聞いているけどね」
ゾルジアは紅茶を一口すする。
頭巾の隙間から細長い舌が伸びて、舐めるように紅茶を飲んだ。不思議な飲み方だ。
「僕はたしかに無能かも知れません。ですが今回のシリウスの所業を見過ごすほど愚かではございません」
ジルにエルク、それにエレノアにしたことを僕は決して忘れないだろう。彼女らの受けた屈辱を晴らすためにも僕は動かないといけない。
このまま放っておけばエルディア王国は内乱状態になり、僕の目指す可愛い女の子たちといちゃいちゃする生活は送れない。
これが僕の物語のログラインなのだ。
才能のある人たちに政治や外交、軍事などをまかせて僕は可愛いくてセクシーな女たちとエッチなことをして生活していたい。
そのために僕はきっとシリウス王太子を倒さないといけないのだろう。
今のところ、シリウスの目的がわからなが、僕の目的の前に立ちはだかっているのは間違いない。
「なるほどねえ」
ゾルジアは長い足を組む。むっちりとした太ももが魅力的だ。さすがはジルのお姉さんだ。
僕好みのむちむちボインだ。
「ジル、それに護衛の騎士、すまないがあんたらは席をはずして欲しい」
ゾルジアはジルに言う。
エルクはいやがったが、ジルにうながされて部屋の外に出た。
もちろんあの猪牙族のメイドも外に出た。
ジルたちが外に出たのをみはからうようにゾルジアはターバンと頭巾をとった。ぽとりぽとりと下にそれらが落ちる。
ゾルジアの素顔があらわになる。
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額の両側に小さな角が生えていて、まさにドラゴンの顔であった。
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