僕のコマンドしか聴かないで

himaちゅんちゅん

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不安定 1-3

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その紙を受け取り見てみると。

〔坂本クリニック〕と書かれた名刺。
その下には〔Dom .Sub 専用〕と記入されていた。


「これ…」



「僕の病院。愛桜君。よかったら、僕のところで診察してみない?」


「えっ…?」



「君の症状はかなり難しい。
通常なら多少のリスクはあるかもしれないが、ある程度のPlayは出来るんだよ。

それがこういったSNSでの出会いでも。

もちろん、お互いがちゃんと求めることを記入しているのが前提ね。

ほら、足崩して。その体制で聞かれると僕が君を怒ってるみたいだから」



クスクス笑うその姿は、やっぱり大人で。
俺の背中に優しく手を回し、隣に座るように促してくれた。



「僕ね、診察に来る人にもアドバイスはするけど、実際に僕もDom  だから、こうやっていろんな人と会って、Playをしてそれを知識とすることもあるんだ。

と言っても、僕もまだちゃんとした相手が見つかっていないのが現状なんだけどね(笑)

で、話を戻すと愛桜君もその一人。条件に《甘えたい…のか分からない》《自分の性に向き合いたい》って、書かれてたから、ちょっと気になってね。

それで君に連絡をしたんだ」



落ち着かせるためか、ずっと俺の背中を擦ってくれてる。初めて会った人なのに安心するのはこの人の話し方なのか、それとも雰囲気なのか。
段々と落ち着きを取り戻してきた。



「ちょっとは落ち着いたかな?」



「あっ…はい」



俺と目を合わせ優しく微笑まれ、背中を撫でていた手が俺の顔に。
頬に手を添え目元を親指でゆっくり撫でる。




「キツいでしょ?疲れた顔してる。
ずっとPlay出来てないの?」



俺の顔見てさっきまでの優しい顔が辛そうな顔に。
そりゃそうだ。自分が鏡を見てもそう思う。
寝れてなくて目の下には隈が出来て、疲れなんて取れたためしがない。


「…はい…いつもあんな感じで終わります。
…初めは、これならイケるって高揚感もあるし、気持ちよくなり始めるんです。

でも、命令が続く度に、鼓動が速くなって…身体が受け付けなくなるんです。
気づけばいつも意識を飛ばしてしまう」
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