憧れの異世界転移で、力を手に入れたので人生を異世界で謳歌してみた

才能の開花

目覚め

　辺りは岩でゴツゴツしていて何もいない。いるとしたら悪魔と女神だけであった。
　そして悪魔は女神の前まで跪くと挨拶を述べた。

「我が主人、創造神様よ。お久しぶりでございます。あの事件以来から顔を出す機会がなくなり申し訳ございませんでした。今では気持ちの整理がつきましたので用事と合わせてご挨拶に参りました。」

「久しいですね。ソロモン。お前が元気であるなら私はそれで良いですよ。前の事なら気にするな。悲しいが仕方のない事だと割り切らないとお前も辛いだろ。それにお前が連れてきた同伴者が私は気になる。異世界人であり、なぜあの者が天使の資格を有しているのだ？」

　当たり前の疑問であるなぁ。とソロモンは思いながら答えた。

「その事なのですが、僕にもわかりません。ただ顔も性格も何もかもが先代の天使であり天王メタトロンと瓜二つなのですよ。しかも武術の適性がものすごく高いので可能性があるとしてレベル上げだけ手伝い連れてきました。問題なく攻略できるかも。」

「それは何かありそうですね。しかし無職じゃないですか。どの神が呼び出したのですか？普通呼び出した対象には才能を与えると神界の決まりであるはず。それを守らないというのはやはり、悪神どもの仕業ですね？」

「お考えの通りです。しかし、悪神どもはレイの事を認知してい無かったらしいです。」

「認知していない。っとなるともっと高位の神があの者を祝福していることになりますね。でも悪神から逃げられたという点に関しては彼にも良かった事でしょう。」

「はい。そして彼には僕の悪魔の因子も渡して欲しいのです。」

「それがどういう事かわかっているのでしょうね？それはあなたが消滅してまでしたい事ですか？」

「はい。したいです。それにある方法も思いついたんですよ！創造神様！悪魔の因子に僕の魂を混ぜスキルとして僕がサポートするですよ。多分、最初の種族の段階では無理でしょうが強くなり王になり支配者、神格者の称号を手に入れる前には僕が発現すると思います。ぜひお願いします。」

「危険は伴いますが、一理ありますね。仕方ないです。私の可愛い部下だ、手助けぐらいしてやろう。ほら、そろそろ来るぞ最後に挨拶ぐらいする時間も与えてやる。」

「ありがとうございます。創造神様。」

　そして、レイがきて先に才能を与えた。
　そして目が覚めたので話をしていくことにした。

「という事があってね、君には僕の悪魔の因子も入れて才能を与えてもらったんだ。ごめんね。何か押しつける感じになって。そして僕は消えることにはなるけど、いつか会えるかもだから会えたらよろしくね？あはは、そんなに悲しそうにしないでよ、結構本気で僕も悲しくなるからさ。またいつか会おうね。では。」

　っと言った感じで、実際のこの話ではスキルとして発現する事をレイには黙っている。ソロモンは光の粒子となり消えていった。その粒子はレイの体に吸収されていった。
　レイは少し上を向いて前を向いた。

「結構寂しくなるけど、ソロモンさん。今まで本当にありがとうございました。貴方とは仲良くしたかったんですが仕方のないことですよね。出会いもあれば別れもある。ソロモンさんみたいな立派な王になって見せますので見守っていてください。」

（本当にレイは心優しい方ですね。ソロモンは本当に良い方を見つけてきた。）

「そろそろ、お別れはよろしいでしょうか？（それに少しサプライズもあるので時期に会えますよ）」

「はい。悲しいですがもう良いですよ。あ、それに頼み事ってなんですか？」

「その事なのですが、私の使徒になって頂くことです。」