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21日目 合気道で黒帯のメキシコ人少女
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眩しい日差しが差し込む午後2時。
ダナさん 20歳 女性 メキシコ人 大学生
ダナさんの第一印象
整った顔立ちをしていて、声がセクシー
※全編英語
「ダナさん~こんにちは」
「こんにちは」
「今日はレッスンのご予約ありがとうございました」
「お話しするのを楽しみにしてました」
「それは良かった。日本語講師のエリです。27歳で今は北海道に住んでいます。宜しくお願いします」
「ダナです。20歳でメキシコに住んでいます。大学でマーケティングビジネスを学んでいます」
「まだ20歳なんですか?」
ダナさんは良い意味でもっと歳上の大人に見える。
「はい笑 南米の人は実年齢より上に見られやすいですからね笑」
「そうなんですか~、大人っぽいなって思って...」
「先生は逆に若く見えますね。大学生に見えます」
ははは。それは喜んでいいのか悪いのか...。
「私は童顔ですから...。日本人の顔はダナさんにとって幼く見えますか?」
「もちろん人によりますが、特に女性は凄く幼く見えます。肌が白いし、メイクの仕方も幼く見えやすいような感じがする」
「そうなんですね。日本人は多くの人が若く見られたいと考えています。特に20代の中盤以降くらいから。メキシコではどうですか?」
「私はまだ20歳だからなんとも言えないけど、多くの人は年齢や若さに縛られていないと思いますよ。老いる事は変な事じゃないし、歳を重ねるごとにどんどん魅力的になっていくって考えますから」
「なるほど。それは素敵や考え方ですよね」
「私が好きなメキシコの有名なインスタグラマーやメディアの有名人たちもみんな私より歳上だし、息を呑むくらい美しいですよ」
そう言い、ダナさんは微笑む。
「もしかしてダナさんもインスタグラマーなんじゃないですか?凄く綺麗だし」
それからダナさんは私に自分のアカウントを見せてくれた。フォロワーが6千人いて、投稿も、ダナさんの自然体を写した統一性があって魅力的な写真ばかりがならんでいた。
「うわ、すごい。立派なインスタグラマーじゃないですか」
「うーん、私はあまり"インスタグラマー"とかの呼称で呼ばれたくないんです。私は好きでやっているだけなんです」
「そうなんですね。海や山で撮ったような写真が多いけど、ダナさんはアウトドアなんですね~」
「はい。丸一日家にいるって事ができないんです。毎朝ジョギングして、夕方にはジムにいく習慣があるし、毎週末遠出しています。キャンプも大好きですよ。まあ、今はウイルスが流行っているからあまりできていませんが」
「へー、健康的でいいですね」
「先生は運動はしませんか?」
「以前はジムに行ったりしてたんですが、今は家にいる事が多いですね」
「家にずっといるとストレスが溜まるし精神的にも沈みやすくなりませんか?」
「うーん、それが家にいるのに慣れてしまってあんまりなにも感じないんですよね」
「そうですか」
「でも確かにストレスは溜まりやすいと思います。運動量は減るし、同じ場所にいるとストレスを発散できないですからね」
「そうですよ。ウイルスが流行ってメキシコでもロックダウンが続いていますが、家でエクササイズや筋トレを続けています」
「家で出来るんですね~。動画とか本を参考にエクササイズをするんですか?」
「動画ですね。それこそYouTubeとかで沢山ありますよ」
「私は前に本を参考にヨガをしてました。ヨガをすると姿勢が良くなって疲れにくい体質になりましたよ」
「ああ、ヨガもいいですよね。私もやっていました。寝る前にすると身体が温まって入眠しやすくなりますよね」
「はい。ダナさんは他にスポーツをしているんですか?」
「はい。実は合気道をしてるんです」
「えっ、そうなんですか!」
「はい、小さな時からやっていて黒帯なんです」
「ええ~、それはすごい笑」
「最初は合気道だけに集中して練習をしていたんですが、最近は日本の文化や他の武道にも興味が湧いてきて、それで今回日本語を勉強してみようも思ったんです。合気道が日本から生まれたって最初知らなくて」
「そうなんですね~。合気道を始めたきっかけとかはあるんですか?」
「うーん、あんまり自分に自信がなかったんです。小学生の時は周りからいじめられてたし、友達もあまりいなかったから。それで合気道を始めてみたらハマっちゃって笑」
「じゃあ成長できたんですね」
「え?」
「だって、今のダナさんは自分に自信を持っているように見えるし、凄くエネルギッシュだから」
「ああ、確かにそうかもしれません。合気道で私は変われたのかもしれないです」
「ダナさんはこれまでに日本に訪れた事はありますか?」
「まだないです。だけど凄く行きたいです」
「絶対来た方がいいですよ。きっとダナさんにとって新しい発見が沢山あるから」
「そうかもしれないですね」
レッスンの終わりの時間
「今日はレッスンありがとうございました。お話しできて良かったです」
「はい。こちらこそありがとうございました。次の授業でも宜しくお願いします」
「はい、宜しくお願いします。それではまた!」
「はい! さようなら~」
ダナさんと話してみた感想
まだ20歳なのに凄く大人っぽいダナさん。合気道のお陰で成長できたというダナさんの話はとても感動した。これから日本語を勉強して、いつか日本に訪れてみてほしいと思った。
ダナさん 20歳 女性 メキシコ人 大学生
ダナさんの第一印象
整った顔立ちをしていて、声がセクシー
※全編英語
「ダナさん~こんにちは」
「こんにちは」
「今日はレッスンのご予約ありがとうございました」
「お話しするのを楽しみにしてました」
「それは良かった。日本語講師のエリです。27歳で今は北海道に住んでいます。宜しくお願いします」
「ダナです。20歳でメキシコに住んでいます。大学でマーケティングビジネスを学んでいます」
「まだ20歳なんですか?」
ダナさんは良い意味でもっと歳上の大人に見える。
「はい笑 南米の人は実年齢より上に見られやすいですからね笑」
「そうなんですか~、大人っぽいなって思って...」
「先生は逆に若く見えますね。大学生に見えます」
ははは。それは喜んでいいのか悪いのか...。
「私は童顔ですから...。日本人の顔はダナさんにとって幼く見えますか?」
「もちろん人によりますが、特に女性は凄く幼く見えます。肌が白いし、メイクの仕方も幼く見えやすいような感じがする」
「そうなんですね。日本人は多くの人が若く見られたいと考えています。特に20代の中盤以降くらいから。メキシコではどうですか?」
「私はまだ20歳だからなんとも言えないけど、多くの人は年齢や若さに縛られていないと思いますよ。老いる事は変な事じゃないし、歳を重ねるごとにどんどん魅力的になっていくって考えますから」
「なるほど。それは素敵や考え方ですよね」
「私が好きなメキシコの有名なインスタグラマーやメディアの有名人たちもみんな私より歳上だし、息を呑むくらい美しいですよ」
そう言い、ダナさんは微笑む。
「もしかしてダナさんもインスタグラマーなんじゃないですか?凄く綺麗だし」
それからダナさんは私に自分のアカウントを見せてくれた。フォロワーが6千人いて、投稿も、ダナさんの自然体を写した統一性があって魅力的な写真ばかりがならんでいた。
「うわ、すごい。立派なインスタグラマーじゃないですか」
「うーん、私はあまり"インスタグラマー"とかの呼称で呼ばれたくないんです。私は好きでやっているだけなんです」
「そうなんですね。海や山で撮ったような写真が多いけど、ダナさんはアウトドアなんですね~」
「はい。丸一日家にいるって事ができないんです。毎朝ジョギングして、夕方にはジムにいく習慣があるし、毎週末遠出しています。キャンプも大好きですよ。まあ、今はウイルスが流行っているからあまりできていませんが」
「へー、健康的でいいですね」
「先生は運動はしませんか?」
「以前はジムに行ったりしてたんですが、今は家にいる事が多いですね」
「家にずっといるとストレスが溜まるし精神的にも沈みやすくなりませんか?」
「うーん、それが家にいるのに慣れてしまってあんまりなにも感じないんですよね」
「そうですか」
「でも確かにストレスは溜まりやすいと思います。運動量は減るし、同じ場所にいるとストレスを発散できないですからね」
「そうですよ。ウイルスが流行ってメキシコでもロックダウンが続いていますが、家でエクササイズや筋トレを続けています」
「家で出来るんですね~。動画とか本を参考にエクササイズをするんですか?」
「動画ですね。それこそYouTubeとかで沢山ありますよ」
「私は前に本を参考にヨガをしてました。ヨガをすると姿勢が良くなって疲れにくい体質になりましたよ」
「ああ、ヨガもいいですよね。私もやっていました。寝る前にすると身体が温まって入眠しやすくなりますよね」
「はい。ダナさんは他にスポーツをしているんですか?」
「はい。実は合気道をしてるんです」
「えっ、そうなんですか!」
「はい、小さな時からやっていて黒帯なんです」
「ええ~、それはすごい笑」
「最初は合気道だけに集中して練習をしていたんですが、最近は日本の文化や他の武道にも興味が湧いてきて、それで今回日本語を勉強してみようも思ったんです。合気道が日本から生まれたって最初知らなくて」
「そうなんですね~。合気道を始めたきっかけとかはあるんですか?」
「うーん、あんまり自分に自信がなかったんです。小学生の時は周りからいじめられてたし、友達もあまりいなかったから。それで合気道を始めてみたらハマっちゃって笑」
「じゃあ成長できたんですね」
「え?」
「だって、今のダナさんは自分に自信を持っているように見えるし、凄くエネルギッシュだから」
「ああ、確かにそうかもしれません。合気道で私は変われたのかもしれないです」
「ダナさんはこれまでに日本に訪れた事はありますか?」
「まだないです。だけど凄く行きたいです」
「絶対来た方がいいですよ。きっとダナさんにとって新しい発見が沢山あるから」
「そうかもしれないですね」
レッスンの終わりの時間
「今日はレッスンありがとうございました。お話しできて良かったです」
「はい。こちらこそありがとうございました。次の授業でも宜しくお願いします」
「はい、宜しくお願いします。それではまた!」
「はい! さようなら~」
ダナさんと話してみた感想
まだ20歳なのに凄く大人っぽいダナさん。合気道のお陰で成長できたというダナさんの話はとても感動した。これから日本語を勉強して、いつか日本に訪れてみてほしいと思った。
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