僕の『甘い魔女の報告書』 worth a thousand words.

美黎

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おてがみ

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「 あなた へ


   素敵なもの 見せてもらいました

   今は  こわい ですか?

   大切なもの なくなるかもしれない

   こわい ですね。

   私も こわい。

   
   でも 少し 考えてみて。

   なくならないかも しれない

   ずっと ある。

   変わらないかもしれない。

   そう  ずっとあるならばそれは

   「当たり前」で

   もしかしたら

   失うことなど こわく なかったかもしれない


   でも。

   それが 大切な おもいでなのは

   確か 。

   おくすり は 万能では なく

   よく 出るか わるく 出るか

   わからないのです。

   あなたの

   大切なおもいでが なくなること

   それは 私の 本望ではない

   だから  やわらかな
 
   ささやかで ほんのり ゆっくりと
 
   癒される 包まれる 安心 な

   おくすり を おくります。

   そのかわり

   あなたの

         おもいで は

   きちんと おあずかりしておきます。


   もしも  世界の輪 の

   何処かで お会いできたならば

   おはなし しましょうね。

   それでは   よき  時間を。   」










……………………………………………







今日はなんでか  イケメンだった

あの カラスが飛んでって

甘い君は  お茶を入れてくれる


静かな

部屋

静かに 燻る 薪と炭

テーブルで揺れる 小花は

きっと俺に「おつかれさん」的な

顔。







        あれでよかったのか


    やはり  おくすり?


  納得してくれるだろうか


             全然、ダメ?






もう 送っちゃったけど 俺の頭は

ぐるぐる

ぐるぐる



しかし

君が入れてくれた お茶は

多分 さっきの   おくすり の 残り



「 ゴツコーラ  」

「うん?いいの?それ。」

今日は俺が ウンウン唸りながら

おてがみ 書いてる間に

甘いのは  おくすり を 仕上げていた。

 俺の おてがみ を読みながら。



君は どう 思ったろうか。




少し 微笑んだ君は サラリと頭巾を取って
    ↑当社比な

こう 言った。


「 やさしい きもち ことば

   かえる こころ

    やってみたい    キレイニスル 」



ちょ?     さいご

最後大事なとこ  小さい 声

やっぱ       俺?




       お れ の ため♡





頭巾から現れた サラリと流れる栗色の髪


  優しく 揺れる 若草の



      それ を見て。





      変わる ということ

      それを 後ろ向きではなく

      前向きに受け止める 心


      それ を。



      俺は 提案できたろうか


      この 半人前の 俺が。





しかし 一生こうして悩む事は わかる 俺。




だから。

ただ ただ





 おてがみ の主が  柔らかなきもちに

   
なればいいなぁと          思った。





  寂しい だけじゃなく

  良かった とか

  あったかい とか

  

  世界の輪の中に 入るのが楽しみだ




    とか な。

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