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最善 とは
しおりを挟む「魔女さん
はじめまして
わたしは 目が 見えません
でも まいにち お母さんが
可愛い どうぶつ や
きれいな 景色を おしえて
くれます。 一度でいいから
見て みたいです。
できますか? お母さんが
見たいです。
よろしく おねがいします。」
……………………………。
俺、流石に 無言。
ナニコレ
難 題
やん。
いや、
マジ
なんつーの?
それはもう、気持ち的には
「魔法で「ホイ」見えるようになりました!!」
って
やりてーけど
多分
これ迄の 経験からして
そう
上手くは 行かない事は 分かってて。
うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん
それに 多分
これは 子供
「お母さん」という 絶対的な
存在
それを 見たい という
その 想いは 痛いほど よくわかる
俺も
母さんしか いなかったからな。
えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
どーーーーしよ
これ。
えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そうして 考えてみると。
多分 あの夢
アレはきっと 「お母さん」が
一生懸命 伝えたであろう 景色の色
動物 たち の
想像 なのだろう
結構近い
こう考えると すごい
母の 描写力か
子の 想像力か
うむ。
えー まじ 俺 これ
どーーーーしよ。
全然 分かんねーな。
とりあえず 俺は 可能性を
探る為
昼間は ウンウン 唸りながら
いつも通り
夜 窓に
訊いてみる事に したのだ。
………………………………………
うん。
アメーナ~
甘い
甘い♡ あー甘い♡
ああ 俺は 甘さ不足
今日 いっぱい アタマ 使って
チカレタ の♡
癒して♡ 甘い きみ よ♡
ぅ、甘甘さ百バーイ 甘甘甘っ♡
うん、そんな感じで
もっと 甘いその甘いやつ おくれ♡
チュッと吸って キュキュっとな♡
甘いそれは 俺の栄養源
君の 甘い それは俺のこころの
うん。
あっ ダメ どこ行くの まだ だよ
あ
まだ だ 足り 足りなーーーーい
き キャーーーーー
あ
ああ
ちょ も
もっと
たまに
サービス
してくり
なぁ
窓
さん
よ
ねぇ
ーーーー
うん?
ああ 着いた のね
どこ? 窓 よ
「わからいで か 」
「分からんわ。どこよ?」
「「「ふふ」」」
「何ソレ。今日意地悪。」
「して? なに よう よ 」
「知ってるくせに。まぁ、訊くけど。そのさ、目ぇ見えるようにとか、できんの?」
シーン
オイ 答えろよ
無理なの 出来るの どうなの
どっち
「して おまえ さん
それを 訊いてどう する 」
「え?だって、出来るなら見えるようにして、あげたらいいんじゃない??」
「ふぅん? しかし 」
「なに?」
「その こ 以外の 目のみえない こは
如何に。 ひとり だけ、 か ?」
「…………まあ、現状そう、なりますな。」
「 てがみが きたら 全て
それを する のか な? 」
それ?
「目を見えるようにする」 ってこと?
うん。
駄目?
「 さすれば あるけぬ もの
耳の きこえない もの
あしが 不自由な もの
体 を 動かせない もの
背 が ひくい もの とか
かおが きに いらない とか
すみか が 気に入らぬとか
あと さんねん 早くうまれたかった とか
そもそも 生まれたく なかった
とか 」
「 おまえ なにを
どこまで どう するね? 」
その
窓の 言い分 に。
俺は
なにも言えなく
憤り と なんとも言えない 哀しさ
やるせなさ
うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん??
そうして 俺は
しばらく 考えはじめた。
応援ありがとうございます!
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