僕の『甘い魔女の報告書』 worth a thousand words.

美黎

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過去の  罪

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「しからば   いく か 」



やはり。

 窓は  俺を 放り込む事を  決めたようだ


思ったよりも 渋られた  俺

少し  訊いても いいだろうか


何故  どうして  ポイ と しないのか



「なあ、窓よ。どうしてそう悩む?お前なら。すぐにポイしそうなものなのに。」


   
  ヤベ。

 
  俺     地雷   


              踏んだっぽい



  一瞬にして

    空間は


     裂け     歪み



    崩れ落ちる    時間

 
 この世の     
              理


   滑り込んだは


            闇の  国 か





 「「「 だれが   お前のためか  」」」




「「「  全ては   あの子のため  」」」




  「そう  いうなら


    しっかりと


         みて   くるが いい




        後悔するなよ  」








ヤベ

もう

    やや


         後        悔





 

   そうして



   おれ    
              は



    お 




    ち      
               て




         い



        っ


   



                 た









……………………………………………………



そこにあったのは

  
  君と    「僕」と

              そして 窓


 その  どう しようもない


    僕たち  が   絡み合った


      過去    だったんだ




………………………………………………………………






そうして 俺は  「月の神話」を 知った。






その  重く  重く

甘く  苦い   複雑に絡み合う

歴史   文化   慣習   習慣


そして  今も尚   続いている  その 事実





その   重く  長い  神話は

俺を  反省させるには    充分 過ぎる

もので。


それを  知ってしまった  後悔

しかし  知らなければ ならなかった こと

知らなければ  未来 も

無かった   こと


それ を


知った上で   「俺が どうするのか」と

いうこと



それ を。


しっかり

しっかりと

考えなければ ならないのだと


考えなければ  「僕」も 見つからない


そうして君をも   不幸 にして


最後には    また


そう     また


「俺」も  多分 死ぬだろう と いう こと



それ   を         知ったのだった。





……………………………………………………






朽ち果てた   祭場

蔦が  暴れ    苔に  埋まる


深く  窪んだ  祭壇 の  周り

精巧に  積み上げられた  白い 石

 誰が  施すか  隙間なく詰められた 石

その  ひとつ  ひとつ が

 在りし日の  祈りを   思い 起こす


     その為の  場



周囲の  壁は   繊細な何かが
   
           描かれ

    緑に 埋もれた    微かな  彩


残る  柱が   きっと この

    空間が  護られて いた こと 

    何者にも  侵されない 

    場 であったこと  を


それを  知らせ


ただ   今 は。



ただ  ただ

   それを  伝える  のみ  の


    その   場所を


   言葉にできない  何か が  住みつき

 護っている のだ

  誰かに  なにかを  伝えるために。


 
  そこに  在った   在りし日の


         なに か



  それを  思い起こさせる ために




    そう   護って いるのか。







いきなり 飛ばされた

この空間

しかし  この雰囲気は  嫌いじゃない

俺は  疲れているし

考えを

纏める時間が   必要だった。



そう  この  何かに護られた

古い  空間は。


それには   丁度 良かったのだ。






俺は   そこを 護る なにか に

一礼すると


その  下に広がる  祭壇が見える

段差に  座り


考え始めた。



そう

君の元へ


どのツラ下げて    戻る事が できるのかと

                   な。
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