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二章 ハーレムルート

計画的犯行?

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あの後洗浄魔法で顔を綺麗にされ、お風呂場を後にした。
僕達はバスローブ姿ではあるが、シリクレッチ様の風魔法で完全に乾き二人でベッドに腰掛けなんだか初々しい空気に包まれていた。

シリクレッチ様と初めてのエッチしちゃった。

「なんだよ?緊張してんのか?」

「………。」

言われるよ余計緊張しちゃう。
だって僕達…しちゃったんだよ?
恥ずかしくて顔見られない。

「フィンコック?俺としたの後悔してる?」

「してないっ」

後悔なんてちっともしてない。
そんなこと考えてもない。

「…良かった。」

「ぅん…僕も…気持ち良かった…」

気持ちよすぎて足に力が入らなかった。
あれを腰が抜けたって言うのかな?

「………ふはっ、俺もすげぇ気持ち良かった。」

どうしてシリクレッチ様は笑ってるんだろ?

目に涙が溜まっているような…そわなにおかしなこと言ったつもりはないのに、何で?
頬に触れられ顔が近づけばその先に起こることは容易に想像でき、優しくて甘いキスが続いた。

「ここで押し倒したら途中でベッドから落ちるかもな。」

僕達はベッドの縁に腰掛けていたので気持ちいいところで落ちるのは嫌かも…。
手を付きながら後ろ向きにベッドの中央へ移動した。

「来て…」

場所の問題も解決してシリクレッチ様に手を伸ばした。

「あぁ」

四つん這いで覆い被さられキスを待っていたが首に降りていった。
首にキスされるの好きだけど唇が一番好きなんだけどな…。バスローブが開かれ現れた肌にキスが落とされる。紐が解かれ僕の身体をさらけ出した。胸を鷲掴みにされ指の隙間から突起を舐められる。シーツを握りしめ快感に耐えシリクレッチ様の愛撫を求めた。シリクレッチ様の唇が移動して胸が高鳴る。
僕のアレをシリクレッチ様の大きな手に優しくて包まれながら扱かれる。快感に弱すぎる僕のモノはすぐに反応を見せているのを目を瞑っても分かる。

「あんっ」

先端をペロッと舐められただけなのに過剰に反応をしてしまう。高めるためには舐めることは珍しいことじゃないのにすっかり頭になく油断していた。何度もされたことはあっても今現在の行為に夢中で毎回経験を忘れ反応している。
口の中に納められた瞬間、温度や舌使い包まれた安心感を味わった。いつも僕だけが気持ちよくされていた。

だめなのに…もう出したい…シリクレッチ様の口に…。

「シリクレッチさまっ…もう…はなしっ…はやくっ…」

どうしてこういう時皆離してかれないの?
あれは飲み物じゃないのに…。

いくら我慢しても離してくれなくて…もう…限界なのにっ…。

「やぁんん゛ん゛ん゛ん゛っはぁっんんん…にゃんで?」

「ん?」

「…にゃんでっ…離してくれにゃっいの?」

「そんなのフィンコックのを飲みたかったからだろ?」

「…にょむって…」

「旨かった。」

嘘だ…絶対に嘘、苦いの知ってるもん。さっき顔に掛かって口に入った時苦かったもん…。

「膝曲げて」

「んっ」

言われるまま膝を曲げた。

「足開いて」

「………。」

足を開くって…見えちゃうよね?色々と…。

「嫌か?」

「…ぅんん」

恥ずかしいの…けど、シリクレッチ様がそれを望むなら…。

バスローブの袖で口許を隠しながら、足を開いた…心臓が壊れそう。

「あっ」

開いていた足をぐいっと更に大きく広げられた。

恥ずかしい。

膝裏を掴まれ押さえられお尻をシリクレッチ様に見つめられる。

「やぁっんそれやだっ」

お尻をそんなに見ないて欲しい…。
やだやだやだ。

「…えっ?うそっだめっやぁシリクレッチ様っ」

お尻を舐められ舌がねじ込まれていく。
そんなところ舐めないて欲しい…やめてぇ。

舌で拡げられるなんてやだ…もし滑りを気にしてるなら香油を使って欲しい…。

「こ…香油…あるよ?…ねぇ、香油…。」

僕の声は届いているはずなのにシリクレッチ様はずっと舐め続け僕は耐えるしか出来なかった。
舌が引き抜かれシリクレッチ様のが当たった。
終わった…これで漸く貰える…。

「フィンコック?入れて良い?」

「うん…うん…入れて…僕に頂戴?」

シリクレッチ様と視線を合わせながら埋められていく。
舌で拡げただけでは当然足りず、シリクレッチ様のモノで抉じ開けられていく最中僕は視線を逸らすことが出来ないでいた。
全てが収まるまで何故か視線を逸らすことは許されないんだと感じた。
奥まで埋め尽くされると涙が溢れた。

「泣く程気持ち良かったか?」

「んっ」

僕の返事に満足したのかシリクレッチ様は押し込むように動きだした。恥ずかしい態勢とかどうでもよくて、もっと気持ちよくなりたいが大きかった。
シリクレッチ様の動きに合わせ喘ぎを声をあげる。

気持ちよくなればなるほどキスしたくなる。

「はぁっんぁシリクレッチさまぁっんっんあっんキス…したいよっ」

僕がキスを望むと一瞬動きが止まったけど再び動きなからキスしてくれた。
キスして奥を突かれると僕は簡単にイッてしまったが、シリクレッチ様は動き続けた。緩急をつけながら僕は更に追い詰められていた。気持ちよすぎて訳が分からなくなっていた。シリクレッチ様がイッた時には呆然としていた。
抱えられていた足を解放され覆い被さられると幸せの重みを感じ、シリクレッチ様の背に手を回した。

シリクレッチ様の心臓の音が心地いい。

「あっだめっ」

シリクレッチ様が身動ぎ僕の中から抜かれてしまうと感じ引き止めた。

「まだ側にいて…。」

「…あぁ。」

僕に体重を掛けないようにしながらシリクレッチ様は僕の首に埋もれていった。

「…シリクレッチ様だよ?」

「ん?」

「シリクレッチ様が僕を選んだの…。」

「そうだな。」

「うん、だからね?もう離してあげないから覚悟してね?」

「ふふ、フィンコックこそ俺から逃げようとすんなよ?」

「そんなことしないよ?……ごめんね、シリクレッチ様。」

「ん?何がだ?」

僕が何に対して謝罪しているのか分からず僕の表情を確認するシリクレッチ様に対してフェロモンが漏れ出ていた。

我慢していたが、少し漏れるととめどなく…。

香りを感じて睡魔に襲われるようにゆっくり瞬き繰り返した後、シリクレッチ様は鋭い目で僕を捉えた。それはまるで獲物を捉えた獣のようで僕はとても興奮していた。僕は獣人の能力を使いこなせ始めていると思う。
この力で誰も離さない…皆は僕のだ、もう誰にも渡さない。
噛み付くようなキスをされながら繋がっていた箇所を再び激しく突かれ始める。

その後のことは頭が追い付かなかった。
向きを変え態勢を変えシリクレッチ様を求めていた。
僕は朦朧とする頭で気付いたことがあった。
それは、エッチしている最中何度もフェロモンを撒いていたらしい。
終わる度にシリクレッチ様をその気にさせ僕の中から出ていこうとするのを阻止していた。

休憩も睡眠も奪い僕をひたすら求めさせていた。

そこにシリクレッチ様の意思はなく本能を剥き出しにさせ彼を僕と同じ獣にさせた。
これはイケナイ事だと頭のどこかに有ったのに、僕は自分の身体が制御出来ない…。

気持ちいい事を追いかけてしまう…。

これが…獣人…。
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