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本題
あ…
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犯人が捕まらないまま時間が過ぎていくが、噂は私が学園に多額の金銭で事件を終息させたに違いないと噂されるようになっていた。
そして、学園に報告した目撃者である平民の生徒には私が今嫌がらせをしているとまで広まっている。
何度も言うが私は温室荒しの犯人ではないし、公爵家が学園に金銭で解決などもしていない。
私を目撃したという生徒については、名前も顔も知らないので嫌がらせなんてしていない。
だけど、そんなことを訴えたとしても誰も信じてくれない…
「ファルビアンクス嬢?」
私を気遣うように名前を呼ぶも、それって私の事ですか?
「…王子様?」
「大丈夫か?」
「…はい」
「…食事は取っているか?」
「はい」
「睡眠は?」
「…はぃ」
王子の反応で今現在学園に広まった噂を耳にし、私の様子を確認しに来たのが分かる。
正直食事も睡眠も充分とは言えなかったが、彼を心配させないように笑顔を作った…
授業の合間だったので、彼との会話はそれで終わり、周囲の人も私達がどんな話をするのか興味津々な様子で聞いていたようだが教室へ吸い込まれていく。
授業中だけが心休まる時間で、昼食はいつものように隠れるように食べているがそこは多くの平民が集まる場なので皆が私を警戒している。
今までも居心地が良いとは思っていなかったが、今は大変悪い。
普段より急いで食事をして席から逃げ出すと、今度は温室で費やしていた時間が暇になってしまう。
どこに逃げて良いのか分からず人がいない場所を探し彷徨う。
「レオナルド王子…あの人に近付いているのって私の為なんですよね?」
歩き続けていると深刻な内容の会話に足が止まり、咄嗟に壁に隠れてしまった。
「そんなことはない」
王子と女生徒が中庭で立ち止まって会話している。
こちらとしては聞くつもりはないんたが、どうしてあんな目立つところにいるんだろう。
「私なら大丈夫ですから」
確認すると女生徒は王子に近寄り何かを訴えていた。
後ろ姿しか見えないが、髪色と後ろ姿には見覚えがある。
よく転んでしまう女生徒だ。
「勘違いしているかもしれないが、令嬢と一緒にいるのは事件の調査ではなく婚約者だからだ」
婚約者…それって私の事? 私の話をしているの?
「婚約者といるのは、苦痛…なんですよね?婚約して以来ずっと苦しめられていると…我が儘で差別意識が強くて次期王妃に向いていないと皆が口にしています。それでも一緒にいるのは、あの人から私を守るためなんですよね?私、そんなこと望んでいませんから。私が楽になる為にレオナルド王子を犠牲にしたくありません」
「…誰に何を聞いたのかは追求しない、だが上部だけしか見えていない人間の言葉を鵜呑みにするな。君は少し立場を弁えるべきだ」
王子は振り返る事なく建物に入り、女生徒はいつまでも彼の後ろ姿を見つめ呟く。
「レオナルド王子っ…どうして…」
二人の会話に衝撃を受け私はその場から動くことが出来ずにいた。
情報量が多すぎて頭が追い付かない。
王子と私は不仲な婚約者で、私は周囲に認められていない処か嫌われている。
王子が私の傍にいたのは以前の私の為ではない。
「彼女の為で……私は……王子に……嫌われている……」
そして、学園に報告した目撃者である平民の生徒には私が今嫌がらせをしているとまで広まっている。
何度も言うが私は温室荒しの犯人ではないし、公爵家が学園に金銭で解決などもしていない。
私を目撃したという生徒については、名前も顔も知らないので嫌がらせなんてしていない。
だけど、そんなことを訴えたとしても誰も信じてくれない…
「ファルビアンクス嬢?」
私を気遣うように名前を呼ぶも、それって私の事ですか?
「…王子様?」
「大丈夫か?」
「…はい」
「…食事は取っているか?」
「はい」
「睡眠は?」
「…はぃ」
王子の反応で今現在学園に広まった噂を耳にし、私の様子を確認しに来たのが分かる。
正直食事も睡眠も充分とは言えなかったが、彼を心配させないように笑顔を作った…
授業の合間だったので、彼との会話はそれで終わり、周囲の人も私達がどんな話をするのか興味津々な様子で聞いていたようだが教室へ吸い込まれていく。
授業中だけが心休まる時間で、昼食はいつものように隠れるように食べているがそこは多くの平民が集まる場なので皆が私を警戒している。
今までも居心地が良いとは思っていなかったが、今は大変悪い。
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どこに逃げて良いのか分からず人がいない場所を探し彷徨う。
「レオナルド王子…あの人に近付いているのって私の為なんですよね?」
歩き続けていると深刻な内容の会話に足が止まり、咄嗟に壁に隠れてしまった。
「そんなことはない」
王子と女生徒が中庭で立ち止まって会話している。
こちらとしては聞くつもりはないんたが、どうしてあんな目立つところにいるんだろう。
「私なら大丈夫ですから」
確認すると女生徒は王子に近寄り何かを訴えていた。
後ろ姿しか見えないが、髪色と後ろ姿には見覚えがある。
よく転んでしまう女生徒だ。
「勘違いしているかもしれないが、令嬢と一緒にいるのは事件の調査ではなく婚約者だからだ」
婚約者…それって私の事? 私の話をしているの?
「婚約者といるのは、苦痛…なんですよね?婚約して以来ずっと苦しめられていると…我が儘で差別意識が強くて次期王妃に向いていないと皆が口にしています。それでも一緒にいるのは、あの人から私を守るためなんですよね?私、そんなこと望んでいませんから。私が楽になる為にレオナルド王子を犠牲にしたくありません」
「…誰に何を聞いたのかは追求しない、だが上部だけしか見えていない人間の言葉を鵜呑みにするな。君は少し立場を弁えるべきだ」
王子は振り返る事なく建物に入り、女生徒はいつまでも彼の後ろ姿を見つめ呟く。
「レオナルド王子っ…どうして…」
二人の会話に衝撃を受け私はその場から動くことが出来ずにいた。
情報量が多すぎて頭が追い付かない。
王子と私は不仲な婚約者で、私は周囲に認められていない処か嫌われている。
王子が私の傍にいたのは以前の私の為ではない。
「彼女の為で……私は……王子に……嫌われている……」
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