3 / 26
仕掛け
しおりを挟む
受話器を取り、マネージャーの番号にかける。
「お疲れ様です。以前ご挨拶をした山本です」
『お疲れ様です。山本さん、はい、分かります。島上のマネージャーの神原です』
「お電話を差し上げたのは、急なんですが明日の島上さんにお時間ありますでしょうか?」
『明日ですか? 問題ありません、是非』
スケジュールの確認なく、間髪入れずの返事。
仕事がないのが予測できる。
「番組内容なのですが……」
どんな番組なのか告げる。
新人であればどんな仕事でも喜ぶが、一度アイドルとしていチヤホヤ扱われた経験のある彼女が好む仕事ではない。
説明していくうちに、マネージャーの返事に間が生れる。
「……という内容なのですが、マネージャーさんとしてはいかがでしょうか?」
『……はい。やらせていただきます』
「そうですか。ありがとうございます。では、明日現地集合でお願いします」
『はい、ありがとうございます』
交渉は成立。
こちらとしては出演者が揃い、彼女としても仕事を得た。
私は当日彼女がどのような振る舞いをするのか、今から楽しみで仕方がない。
「フフッ」
明日のことを考えると、自然と笑みが零れる。
「お疲れ様です。以前ご挨拶をした山本です」
『お疲れ様です。山本さん、はい、分かります。島上のマネージャーの神原です』
「お電話を差し上げたのは、急なんですが明日の島上さんにお時間ありますでしょうか?」
『明日ですか? 問題ありません、是非』
スケジュールの確認なく、間髪入れずの返事。
仕事がないのが予測できる。
「番組内容なのですが……」
どんな番組なのか告げる。
新人であればどんな仕事でも喜ぶが、一度アイドルとしていチヤホヤ扱われた経験のある彼女が好む仕事ではない。
説明していくうちに、マネージャーの返事に間が生れる。
「……という内容なのですが、マネージャーさんとしてはいかがでしょうか?」
『……はい。やらせていただきます』
「そうですか。ありがとうございます。では、明日現地集合でお願いします」
『はい、ありがとうございます』
交渉は成立。
こちらとしては出演者が揃い、彼女としても仕事を得た。
私は当日彼女がどのような振る舞いをするのか、今から楽しみで仕方がない。
「フフッ」
明日のことを考えると、自然と笑みが零れる。
21
あなたにおすすめの小説
義妹の嫌がらせで、子持ち男性と結婚する羽目になりました。義理の娘に嫌われることも覚悟していましたが、本当の家族を手に入れることができました。
石河 翠
ファンタジー
義母と義妹の嫌がらせにより、子持ち男性の元に嫁ぐことになった主人公。夫になる男性は、前妻が残した一人娘を可愛がっており、新しい子どもはいらないのだという。
実家を出ても、自分は家族を持つことなどできない。そう思っていた主人公だが、娘思いの男性と素直になれないわがままな義理の娘に好感を持ち、少しずつ距離を縮めていく。
そんなある日、死んだはずの前妻が屋敷に現れ、主人公を追い出そうとしてきた。前妻いわく、血の繋がった母親の方が、継母よりも価値があるのだという。主人公が言葉に詰まったその時……。
血の繋がらない母と娘が家族になるまでのお話。
この作品は、小説家になろうおよびエブリスタにも投稿しております。
扉絵は、管澤捻さまに描いていただきました。
婚約者の心の声が聞こえるようになったが手遅れだった
神々廻
恋愛
《めんどー、何その嫌そうな顔。うっざ》
「殿下、ご機嫌麗しゅうございます」
婚約者の声が聞こえるようになったら.........婚約者に罵倒されてた.....怖い。
全3話完結
私に告白してきたはずの先輩が、私の友人とキスをしてました。黙って退散して食事をしていたら、ハイスペックなイケメン彼氏ができちゃったのですが。
石河 翠
恋愛
飲み会の最中に席を立った主人公。化粧室に向かった彼女は、自分に告白してきた先輩と自分の友人がキスをしている現場を目撃する。
自分への告白は、何だったのか。あまりの出来事に衝撃を受けた彼女は、そのまま行きつけの喫茶店に退散する。
そこでやけ食いをする予定が、美味しいものに満足してご機嫌に。ちょっとしてネタとして先ほどのできごとを話したところ、ずっと片想いをしていた相手に押し倒されて……。
好きなひとは高嶺の花だからと諦めつつそばにいたい主人公と、アピールし過ぎているせいで冗談だと思われている愛が重たいヒーローの恋物語。
この作品は、小説家になろう及びエブリスタでも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。
婚約者が実は私を嫌っていたので、全て忘れる事にしました
Kouei
恋愛
私セイシェル・メルハーフェンは、
あこがれていたルパート・プレトリア伯爵令息と婚約できて幸せだった。
ルパート様も私に歩み寄ろうとして下さっている。
けれど私は聞いてしまった。ルパート様の本音を。
『我慢するしかない』
『彼女といると疲れる』
私はルパート様に嫌われていたの?
本当は厭わしく思っていたの?
だから私は決めました。
あなたを忘れようと…
※この作品は、他投稿サイトにも公開しています。
隣人の幼馴染にご飯を作るのは今日で終わり
鳥花風星
恋愛
高校二年生のひよりは、隣の家に住む幼馴染の高校三年生の蒼に片思いをしていた。蒼の両親が海外出張でいないため、ひよりは蒼のために毎日ご飯を作りに来ている。
でも、蒼とひよりにはもう一人、みさ姉という大学生の幼馴染がいた。蒼が好きなのはみさ姉だと思い、身を引くためにひよりはもうご飯を作りにこないと伝えるが……。
義弟の婚約者が私の婚約者の番でした
五珠 izumi
ファンタジー
「ー…姉さん…ごめん…」
金の髪に碧瞳の美しい私の義弟が、一筋の涙を流しながら言った。
自分も辛いだろうに、この優しい義弟は、こんな時にも私を気遣ってくれているのだ。
視界の先には
私の婚約者と義弟の婚約者が見つめ合っている姿があった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる