43 / 72
パンツはちゃんと穿いた方が良いと思いました。
しおりを挟む
日本人はやっぱり恥じらいが大事だと言うことを再確認したので近くのコンビニにパンツを買いに来ました。
パンツを穿かないなんて破廉恥ですもん。
因みに今はパンツ穿いてます、安心してください。
ついでにお菓子と夕御飯も一緒に買っといた。
レジに並んでお会計を終える。
「ねぇ、彼氏いんの?」
「え?はい」
突然声をかけられ驚きで、素直に答えてしまった。
「そっか、なら別れたら教えてよ。俺、次の彼氏に立候補するから。名前なんて言うの?」
「なっ俺、先輩と別れませんから」
宣言して走ってコンビニを逃げ出した。
なんなのあの店員、急に…。
俺と先輩が別れるとか縁起でもない。
別れるわけないでしょ。
別れるなんて考えたこともないよ。
嫌な奴。
あのコンビニ嫌いっ。
苛ついていると先輩のマンションまであっという間に着いた。
「本当になんなのあの店員、俺と先輩の別れ待ちとかサイテー。俺は男が好きなんじゃない、叡先輩だから好きなの。叡先輩以外はいらないの。もぉーなんなのちゃんと仕事しろよ、あのチャラ男。チャラ男なんて絶対好きにんてならないし仕事中にお客口説いてんじゃないよ。俺は叡先輩のモノなんだから……ん…あの人…彼氏いんの?って聞いてきた…彼氏いんの?って。なんで俺が付き合ってる人が男の人って解ったの?…あのコンビニ…もぅ、行けない…」
誰もいない部屋で大きな独り言を呟いていた。
先輩がバイトから帰ってきても、その事は言わなかった。
俺が男と付き合ってるってバレた。
俺と一緒にいたら先輩が彼氏だってすぐにバレちゃう。
そうなったら、先輩に迷惑がかかっちゃうよね…。
どうしよう。
でもでも次の彼氏に立候補って言ってきたからあの人もそうなんだよね…。
もうあの人と会いたくないな。
「お願い神様、あの人と二度と会いませんように」
祈りのポーズで一生懸命願った。
パンツさえ穿いていればこんなことにはならなかった。
パンツを穿かないなんて破廉恥ですもん。
因みに今はパンツ穿いてます、安心してください。
ついでにお菓子と夕御飯も一緒に買っといた。
レジに並んでお会計を終える。
「ねぇ、彼氏いんの?」
「え?はい」
突然声をかけられ驚きで、素直に答えてしまった。
「そっか、なら別れたら教えてよ。俺、次の彼氏に立候補するから。名前なんて言うの?」
「なっ俺、先輩と別れませんから」
宣言して走ってコンビニを逃げ出した。
なんなのあの店員、急に…。
俺と先輩が別れるとか縁起でもない。
別れるわけないでしょ。
別れるなんて考えたこともないよ。
嫌な奴。
あのコンビニ嫌いっ。
苛ついていると先輩のマンションまであっという間に着いた。
「本当になんなのあの店員、俺と先輩の別れ待ちとかサイテー。俺は男が好きなんじゃない、叡先輩だから好きなの。叡先輩以外はいらないの。もぉーなんなのちゃんと仕事しろよ、あのチャラ男。チャラ男なんて絶対好きにんてならないし仕事中にお客口説いてんじゃないよ。俺は叡先輩のモノなんだから……ん…あの人…彼氏いんの?って聞いてきた…彼氏いんの?って。なんで俺が付き合ってる人が男の人って解ったの?…あのコンビニ…もぅ、行けない…」
誰もいない部屋で大きな独り言を呟いていた。
先輩がバイトから帰ってきても、その事は言わなかった。
俺が男と付き合ってるってバレた。
俺と一緒にいたら先輩が彼氏だってすぐにバレちゃう。
そうなったら、先輩に迷惑がかかっちゃうよね…。
どうしよう。
でもでも次の彼氏に立候補って言ってきたからあの人もそうなんだよね…。
もうあの人と会いたくないな。
「お願い神様、あの人と二度と会いませんように」
祈りのポーズで一生懸命願った。
パンツさえ穿いていればこんなことにはならなかった。
15
あなたにおすすめの小説
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
言い逃げしたら5年後捕まった件について。
なるせ
BL
「ずっと、好きだよ。」
…長年ずっと一緒にいた幼馴染に告白をした。
もちろん、アイツがオレをそういう目で見てないのは百も承知だし、返事なんて求めてない。
ただ、これからはもう一緒にいないから…想いを伝えるぐらい、許してくれ。
そう思って告白したのが高校三年生の最後の登校日。……あれから5年経ったんだけど…
なんでアイツに馬乗りにされてるわけ!?
ーーーーー
美形×平凡っていいですよね、、、、
シナリオ回避失敗して投獄された悪役令息は隊長様に抱かれました
無味無臭(不定期更新)
BL
悪役令嬢の道連れで従兄弟だった僕まで投獄されることになった。
前世持ちだが結局役に立たなかった。
そもそもシナリオに抗うなど無理なことだったのだ。
そんなことを思いながら収監された牢屋で眠りについた。
目を覚ますと僕は見知らぬ人に抱かれていた。
…あれ?
僕に風俗墜ちシナリオありましたっけ?
どうせ全部、知ってるくせに。
楽川楽
BL
【腹黒美形×単純平凡】
親友と、飲み会の悪ふざけでキスをした。単なる罰ゲームだったのに、どうしてもあのキスが忘れられない…。
飲み会のノリでしたキスで、親友を意識し始めてしまった単純な受けが、まんまと腹黒攻めに捕まるお話。
※fujossyさんの属性コンテスト『ノンケ受け』部門にて優秀賞をいただいた作品です。
αが離してくれない
雪兎
BL
運命の番じゃないのに、αの彼は僕を離さない――。
Ωとして生まれた僕は、発情期を抑える薬を使いながら、普通の生活を目指していた。
でもある日、隣の席の無口なαが、僕の香りに気づいてしまって……。
これは、番じゃないふたりの、近すぎる距離で始まる、運命から少しはずれた恋の話。
親友が虎視眈々と僕を囲い込む準備をしていた
こたま
BL
西井朔空(さく)は24歳。IT企業で社会人生活を送っていた。朔空には、高校時代の親友で今も交流のある鹿島絢斗(あやと)がいる。大学時代に起業して財を成したイケメンである。賃貸マンションの配管故障のため部屋が水浸しになり使えなくなった日、絢斗に助けを求めると…美形×平凡と思っている美人の社会人ハッピーエンドBLです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる