ツンチョロ年上男子さんとスパダリ年下わんこくん

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〚きみとふれあう〛

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「入って?」
「あ……ああ」

 悟に促されて、部屋へ入る。タクシーで二十分程度走って到着したマンションは、小綺麗で洗練された、悟によく似合う物件だった。中は片付いていて、最低限の物しか置かれていない。出張に行く前に、きちんと掃除もしていたようだ。けれどそこには確かに僕の家とは異なる男の匂いが充満していて、ここで悟が生活していると、僕に深く実感させた。

「ッ、ッ……♡」

 その匂いを嗅ぐだけで、全身がはしたなく喚いてしまう。ただでさえ、公衆の面前で「俺のものになって」などと宣言をされてここまで来た。その言葉に、期待をしていなかったと言えば嘘になる。悟とようやく想いが通じ合った。好きだと告げて。共に居たいと告げて。その愛情を、等しく、分け合うことができた。そんな歓びのまま触れ合ってしまったら、一体どうなってしまうのだろう。今も、なにもしていなくても胸が高鳴って、身体が火照って、僕自身ではなにも制御ができないほど、高まっているのに。
 おまけに悟と仲違いをしてからの二週間、僕は気分の落ち込みで、一度も身体に触れる機会を設けてこなかった。今まではほぼ毎日自慰をしていたのに、どうしても悟のことを考えると欲求が萎えてしまって、そうした気分になれなかったからだ。こんなに禁欲するのは初めてで、全身が性欲を放ちたくて騒いでいる。ああ。だめだ。悟の家。悟の部屋。悟の、ベッド……ッ。いまから、ぼくは、ここで……ッ♡♡♡

「吉乃さん……♡」
「ひゃっ♡」

 悟のベッドを見つめてはしたなく肉体を持て余していると、後ろから腕が回って、そのまま抱きすくめられる。背中から引き寄せられて、ひたりと耳元から、声がする。

「どうしたの?家……やだった?他の人のこと、考えてた……?」
「あ……ち、ちが……ッ♡ふぁ♡ぁ♡ん、ぁッ♡」

 甘えるように、慮るように、低く言葉を流し込まれて、僕は下腹部から響く重い疼きに、ぞくぞくぞくっ♡と全身を戦慄かせる。
 ……確かに以前、僕はこの家に来ることを拒んでしまった。他の誰かを招き入れた家になど行きたくない、と。でも違う。いまは、違う。誰でもない悟から選ばれて、悟のテリトリーの中で悟に抱かれることに、どうしようもなく悦びを覚える僕が居る。
 いやなわけがない。もう他の誰かなんて、考える、余裕がない。
 だから僕はちがう、と首を振るけれど、悟は僕を抱き寄せて、ねだるように耳や頬に何度もキスをしてくる。ちゅ、ちゅ、と鳴り続けるリップ音に、腰がくだけて。それでも悟は、とまって、くれなくて……ッ♡

「ごめんね、吉乃さん……ッ♡でも俺、ぜったい、ここでっ、吉乃さんを抱きたくて……ッ♡ぜったい、ここでッ♡あなたを、俺のものに、したくて……ッ♡」
「ぁ♡あ゛ッ♡」
「好きな人は、はじめてなんだ。好きなひとを、ここに入れるのは。吉乃さんが、うまれて、はじめてなんだよ……っ♡」
「あ♡う゛♡ぅぁあ゛……ッ♡♡♡」

 すきなひとは。うまれて、はじめて。
 どうしようもなく陳腐なのにどうしようもなく特別な言葉が、骨身にまで沁み渡るように僕を愛情で溶かし出してしまう。さっき彼から貰った甘くて甘くてしびれてしまうような愛の言葉が、ますます僕をぐずぐずにして、とろとろに融解させてしまう。ああ。僕が。悟の、すきなひと。ぼくが。悟の。うまれて、はじめての……ッ♡

「吉乃さん……ッ♡好き♡大好き♡やっと♡やっと、言えたっ♡やっと♡やっとッ♡すきって言いながら、吉乃さんと、セックス、できる……ッ♡」
「あ♡ぁ♡ふッ、あ゛ッ♡」

 言葉にして悟自身もそれを実感したのか、ぎゅうぅっ、と腕に力がこもる。逃げられないほど抱きしめられて、今まで抑えていたものを何もかも解き放つように、悟は僕を拘束する。

「今日はぜったい、逃さないから……ッ♡夜になっても♡朝になっても♡ぜったい、離さない♡俺の全部で、俺が吉乃さんを好きだって、わからせてあげるからね……ッ♡」
「あ゛♡ゃ゛♡やぁ゛ッ♡だめ♡悟っ♡だめ♡だめッ♡♡♡」
「やだ♡やめない……ッ♡吉乃さんのこと、ぜったい、俺のにする……ッ♡今までの俺のぜんぶを注いで、吉乃さんを、俺のにするから……ッ♡吉乃さんが俺だけの、大好きな大好きな恋人だって、思い知らせて、あげるから……ッ♡♡♡」
「お゛♡ぉ゛♡お゛ッ♡♡♡」

 際限なく流し込まれる欲望と愛情に、僕はついに耐え切れなくなってガクガクと全身を震わせる。じぃん、と波を打つように鈍い快感が拡がって、ついにそれは、僕のすべてを支配してしまう。じわじわと、何もかもが悟の言葉で満たされて。いっぱいに、なって。
 お゛♡ぼ、ぼく♡これ♡ほんと、されるッ♡悟のに、されちゃうッ♡悟の部屋でッ♡悟の、ベッドで♡こいびと♡こいびと、にッ♡彼のものに、されちゃうッ♡だいすきな♡ぼくも♡だいすきな♡恋人にッ♡オスの欲望、むき出しに、されてッ♡もう、こんなにすき、なのに♡こんなにだいすき、なのにッ♡もっともっと♡わから、されちゃうッ♡年下の恋人から♡だいすきなこと♡思い知らされ、ちゃう゛ッ♡お゛♡だめ♡だめッ♡そんなの♡ぼく♡だめになる♡ぼく♡ぉ゛♡ほッ♡ほおッ♡♡♡

「ほッ♡ほぉ゛♡お゛♡ぉ゛♡ぉお゛……ッ!♡♡♡」

 押し上げられるような興奮で、僕は、そのまま、軽く達してしまう。何もされていないのに、期待と想像だけで、甘く、イってしまう。
 ほ♡ほぉ゛♡み、耳元で♡悟のだって♡言われた、だけでッ♡ぼく♡甘イキ、したぁ゛……ッ♡うぁ゛♡ぼく♡こんなのでっ♡こんなのでぇ♡あくめ♡あくめぇ゛……ッ♡♡♡

「ッ♡吉乃さん、イった……ッ?♡俺のものになるって言われて♡興奮して♡イっちゃった……ッ?♡」
「ふぁ♡お゛♡さとる♡ちが♡ちがぁ♡♡♡」
「違くないよ♡吉乃さん、すっごい可愛い顔してるもん……ッ♡どろっどろの♡俺が大好きなっ♡アクメ顔……ッ♡」
「ほぉ♡ぉお゛♡おぉ゛……ッ♡♡♡」

 お゛♡やだ♡みないでッ♡みないでぇッ♡ぼくの♡だらしない♡スケベな、顔♡そんなの♡みちゃ♡だめ♡んぉ゛♡やだっ♡腰♡へこつくッ♡へこへこッ♡ガニ股しちゃう゛ッ♡悟がほしくてッ♡悟と、はやく、繋がりたくてッ♡はしたなくッ♡ヘコついてッ♡自分からねだっちゃうッ♡恋人せっくす♡はじめての、せっくすッ♡年上、なのにッ♡ちゃんとしなくちゃ、いけない、のにッ♡ぼくから♡すけべに♡へこへこ♡ねだっちゃう、よぉ゛ッ♡♡♡

「うぁ゛♡さとるッ♡さとるぅ゛ッ♡」

 やだッ♡うぁ゛♡ぁ♡あまえ、ちゃう♡自分から悟に身体こすりつけてッ♡振り返ってッ♡じっと、見つめてッ♡うぁ♡手も、重ねて……ッ♡自分、からッ♡欲しがってッ♡悟にッ♡ぼく♡悟♡さとる……ッ♡僕♡ぼくぅ゛……ッ♡♡♡

「あ~……ッ!♡♡♡くっそ♡エロっ♡可愛いッ♡可愛い……ッ!♡吉乃さんッ♡吉乃さん……ッ!♡♡♡」
「っお゛!♡♡♡」

 僕のだらしない腰振りとはしたない甘え方に、我慢ができなくなってしまったように悟は僕をベッドへと押し倒した。ぼすん、と弾むマットレスにスプリングの音を立てて、悟は僕の上へ、馬乗りになる。

「吉乃さん……ッ♡今から、セックス、するからね……ッ♡ずっとしたかった、吉乃さんとの初めての、恋人同士のっ、セックス、して……ッ♡吉乃さんを俺のものにするんだって、ぜんぶっ、教えて、あげるからね……ッ!♡」
「あ♡あッ♡ひ、ひぅッ♡」

 陰になった暗い場所から、まるで僕を今から捕食するように舌なめずりをする悟。そのオスの色気が溢れる姿に、そして言葉のひとつずつに、僕は刻まれるようにずくん、ずくん、と快感を覚えてしまう。さっきと同じだ。悟の存在でいっぱいまで満たされて、僕の肉体は勝手に、押し上げられてしまう。何よりここは悟の場所。悟の存在が、最も強く香る場所。それこそ枕から、シーツから、布団から、周りすべてを悟の匂いで包まれて、僕は、もう、そこで、ほんとうに駄目になってしまった。昇る感覚。弾ける感覚。身体が竦んで、一瞬、行き場を失くして強張って。そして──。
 
「うぁ゛♡ゃ♡ひぅ゛ッ♡ん゛ッ♡んんんぅ゛~……ッ!♡♡♡」

 そして、悟になにもかもを包まれて、僕は、本気で達してしまった。本気でアクメ──してしまった。まだ何もしていないのに。悟の存在だけで。ぼく。ぉ゛♡あ゛♡あく、め゛ぇ……♡♡♡

「ひッ♡んぉ゛♡おぉ゛……ッ♡♡♡」

 自分でもコントロールのできない身体を、感覚を、仰け反るように舌を、腰を突き出して、悟へと伝えてしまう。アクメも。快感も。下品なイキ顔も。隠すことなく、悟へ、曝け出してしまう。ほぉ゛♡やら゛♡こんなッ♡勝手に♡ひとりで♡ぼくッ♡また勝手にッ♡イった♡あぐめッ♡シちゃったよぉ゛ッ♡♡♡

「ぉ、ほお゛ッ!?♡♡♡」

 じん、と拡がる身勝手な快楽を滲む涙で抱きとめれば、さらなる刺激が訪れる。悟が僕の乳首を、両手で抓ってきたからだ。彼の手で性感帯になったここは、悟に触られる場所で一番はしたなく悦んでしまう、いやらしい場所。びくんっ、とまた仰け反るような体勢をとると、悟はぎらぎらとした、けれど甘えたような切ない顔で、僕を覗き込んでくる。

「ッ、吉乃さんッ♡自分ばっかりイって、ずるいよ……ッ♡俺ももう、我慢、できないよ……ッ♡吉乃さんと、いっしょに……ッ♡俺もいっぱいっ、イきたいよ……ッ!♡♡♡」
「あ♡ぁ゛ッ♡」

 その、今まで見たことがなかったわがままな悟の雰囲気に、きゅうん、と胸が締め付けられる。僕より幼い年下の男の一面が、可愛くて、たまらなくなる。ますます下腹部が疼いて、たまらなくなって。

「んぁ゛♡ち、ちがッ♡ぼくも♡もッ♡じぶんじゃ……ッ、ン!んぅ゛ッ!♡」

 けれど僕の言葉は、乱暴なキスで遮られる。僕を逃さないように押さえつけたまま、舌が挿入って絡んでくる。硬く勃起した股間を、主張するように押し当てられる。お゛♡ゃ゛♡当たってるッ♡悟のちんぽっ♡悟の♡悟のぉ゛♡これ♡僕をッ♡支配する、ちんぽッ♡恋人の♡だいすきな♡悟の、ちんぽぉ゛……ッ♡♡♡

「ふッ♡んぅ゛ッ♡ぉ♡お゛ッ♡ほおッ♡」
「ん♡よしのさん♡よしの、さ♡んぅ♡ふ♡ふッ♡」

 キスをしたまま、へこへことお互いに腰が動く。まだ衣服も着たままなのに、もうセックスをしているような動きをしてしまう。べちゃべちゃと舌を絡ませ合って、口は唾液でべたべたで。はじめての恋人同士のセックス、もっとムードがあってもいいようなものなのに、いい大人がするようにはとても思えない、余裕のない動き。
 でもそれだけ僕達は欲情していて、むき出しの性欲で、どうしようもなくなっていた。相手がほしい。相手とつながりたい。ようやく好きだとわかった相手と、ぐちゃぐちゃになるまで、ひとつになって、愛し合いたい。
 そんなお互いの気持ちは同一で、だからこそ、やっと唇をつなげた僕達は止まれなかった。悟は僕のボトムを下着ごと乱暴に脱がすと、自分のスラックスも脱いでゆく。カチャカチャとベルトの音が鳴って、そんな性急な音も、思えば初めて聞くように思う。

「んぉ゛ッ♡さ、さとるッ♡さとる゛ッ♡」
「うぁ♡ごめんねッ♡吉乃、さんッ♡おれ♡もう♡我慢、できないッ♡挿れたいッ♡吉乃さんに♡ちんぽッ♡挿れたいよぉッ♡」
「あ♡お゛ッ♡んぉ゛ッ♡♡♡」

 スラックスを下ろしながら、泣きそうな顔をして挿入をねだる悟。また見せるあどけない表情が、可愛くて可愛くて仕方ない。けれどすぐに僕の両足は強い力で拘束されてしまって、身動きが取れなくなる。それはオスそのものの動き。僕を、自分のものにしようとする、力強くて乱暴な、オスの、動き……ッ♡

「挿れるねッ♡ちんぽ……ッ♡俺の、ちんぽッ♡吉乃さん♡よしのひゃん♡ぉ゛♡お゛♡挿れ♡挿れッ♡ぉお゛ッ♡」
「んひ♡ひッ♡お゛♡ぉ゛♡おぉ゛ッ♡♡♡」

 下半身を裸にした悟が、同じく下半身を裸にした僕のアナルに、性器を宛てがってくる。宛てがって、ずりずりと、堪え切れないように腰を振る。それだけで僕は悟の性器の感覚に震えるけれど、うまく、奥へと挿入ってくれない。二週間挿入をしていなかった僕のアナルは、まだうまく感覚を取り戻していなかったからだ。

「あ♡ぁ゛♡なんでッ♡は、挿入らないッ♡うまく、挿入んない、よぉ゛♡」
「っお゛♡ひ♡ん゛ひッ♡ぉ、おぉ゛ッ♡♡♡」

 なかなか奥へゆかない性器に、もう半分泣いてしまった顔でだらしなく腰を揺らす悟。そんな愛らしい姿に思わず抱き締めてあやしてやりたくなって、僕は性感に悶えながらもなんとか両手を伸ばして、悟の頬へ触れる。

「さ、悟ッ♡ぉ゛♡ゆっくり♡ゆっくりで、いいからッ♡」
「あ♡ぁ゛♡よ♡よしのひゃ♡ンっ♡ん゛ぁ♡よしの、ひゃん♡♡♡」

 僕の言葉に悟は瞳を潤ませて、僕へぐりぐりと額を押し付ける。そして何度もキスをしながら、中を抉じ開けるように腰を小刻みに押し込んで、アナルをじくじくと拡げてゆく。

「う、うん゛ッ♡ゆっくり♡ゆ、っくり゛ッ♡ほ、ほぐして、あげるねッ♡俺のちんぽで♡おまんこッ♡解して、あげるからッ♡俺のッ♡恋人、ちんぽでッ♡吉乃さんの恋人おまんこッ♡ちゃんと、俺のに、するから゛ッ♡♡♡」
「ひっ♡やッ♡こいびとッ♡んぉ゛♡ほぉ♡んお゛ッ!♡♡♡」

 ……困ったのはその動きだ。態度は可愛らしくてたまらないのに、動きはいつもの悟そのもの。私の性感帯も、感じ方も熟知している、玄人の動き。それが理性を飛ばしたオスのまま行われる状態は、正直たまったものではない。しかも「恋人」と真正面から言われてしまい、更に興奮がせり上がる。
 お゛ッ♡やら゛ッ♡恋人ッ♡恋人って言うの、やだぁ゛ッ♡ぉ゛♡お゛♡しめちゃ♡アナル♡おまんこッ♡嬉しくてッ♡うれしくて、しめちゃう゛♡ほ、ほぉ゛♡そこッ♡前立、せんッ♡ちょうどカリが引っかかるっ、とこッ♡ぼくの゛♡弱いッ、とこ♡だからぁ゛ッ♡んぉ゛♡ほぉッ♡やら♡さとる♡やら♡やら゛ぁ゛ッ♡♡♡

「ぉ♡お゛♡うぁ゛♡おまんこ♡おまんこ締まる、ぅ゛♡お゛♡これ♡でるッ♡でちゃ♡まだ♡とちゅう♡なのに゛ッ♡」
「ほ♡さ、さとるッ♡んぉ゛♡ほぉ♡ほぉッ♡」
「お゛♡やら゛♡でる♡でりゅ♡よしのさ♡お゛♡ほぉ゛♡ほおぉぉ゛~……ッ!♡♡♡」
「んぉ゛♡ほぉ゛♡んんぅ゛ッ!♡♡♡」

 僕の興奮と内部の反応に、悟は挿入が途中のままガクガクと腰を震わせて射精してしまう。一気に膨らんだ性器から、信じられない量の精子がぶびゅるるるッ♡と下品な音を立てて吐き出される。僕のナカは熱い悟の体液でいっぱいになって、その満たされる感覚に、僕もたまらずに潮を噴いてしまう。それでも悟の射精は止まらずに、ドクドクと、途切れることなく、奥へ奥へ、精子が注がれてゆく。
 ほッ♡ほぉ゛ッ♡でてる゛ッ♡悟のッ♡さとるだけの精子が、出てるぅ゛ッ♡ぼく♡ぼくだけに、注がれてッ♡ぼくだけの、精子に、なってッ♡いっぱいに、なってる、よぉ゛ッ♡んぉ゛♡されてる♡もう、されてるッ♡ぼくのなかッ♡だいすきな、悟で♡支配、されてッ♡もう♡悟のものなんだって、わからされてる、よぉ゛ッ♡♡♡

「あ゛♡ぁ゛♡でてッ♡せーしッ♡さとるの゛ッ♡でて♡でてぇ゛ッ♡」
「お゛♡しゃせ♡でて♡きもち♡お゛♡ぉ゛♡よしのひゃ♡しゅご♡ぉ゛♡おぉッ!♡」
「うぁ゛♡お、ぉお゛ッ!?♡♡♡」

 射精をしたにも関わらず、悟はまだ性欲を維持しているようだった。むしろ一度射精を行ったせいで、更にセックスへの欲求が増したようにも思えた。ぜったいに僕を自分のものにするという欲望が、もっとむき出しになったように思えた。
 悟は僕を抱き締めるように抱え込むと、精液の滑りに任せて強引に挿入してくる。大量の精液で満たされていた内部は、ようやくセックスや異物への対応を取り戻したように、そして性器の主が大好きな恋人のものであると認識したように、先程の凝りなどうそのように開かれ、全力で悟を受け入れてゆく。その滑りと強い悟の動きによって、ずるりと、一気に性器は──僕の結腸まで、到達してしまった。

「ぉ、お゛ッ♡ほぉお゛ッ!♡♡♡」
「お゛♡んぉ゛♡ほおおぉ゛~……ッ♡♡♡」

 どちゅんッ♡と鈍い水音と肉の音。また性器から潮が噴いて、お互いがもっとも深い場所でつながったことを理解する。みっちりと、一ミリの隙間もなく結合した状態に、動いてもいないのにぞくぞくと快感が背中から、腰から、腹の奥から響いてくる。いま、僕の中は好きで好きでたまらない恋人のちんぽで支配されて、完全に征服されているという実感に、潮を噴き出すのをとめられない。

「お゛ッ♡お゛♡はいった♡はい、ったぁ゛ッ♡おぐ♡おぐまで♡ちんぽ♡俺の、ちんぽ♡よひのさんのナカ♡はいって、るぅ゛♡」
「ん、んぉ゛♡ほ♡ほ♡ほぉ゛♡」
「ほ♡ほぉ♡俺しかしらないッ♡俺だけのッ♡よしのさんの、けっちょ♡俺だけが知ってる♡どすけべ、きつきつ、あまあま、おまんこッ♡マーキング、してるぅ゛♡ぉ゛♡しなきゃ♡もっと♡しなきゃ♡恋人の俺で♡恋人のちんぽで♡マーキングッ♡まーきんぐしてッ♡もっと俺のものに♡しなきゃッ♡♡♡」
「んお゛♡ほ♡ほぉ゛ッ♡おぉッ♡おぉ゛ッ!♡」

 悟も僕と同じように、倒錯的な実感に襲われているのがわかる。それによって理性が吹き飛んでいるのがわかる。僕を上から押さえつけて、がっしりと腰を押し込めて、奥だけ、結腸の、いちばん僕が弱い部分だけを執拗に亀頭でねちねちと押し上げてくるオスのピストン。僕はプシュッ♡プシュッ♡とそのたびに潮を噴いて、悟に自分の快感を伝えてしまう。
 んぉ゛♡ほぉ゛♡されてるッ♡悟の、モノに、されてる゛ッ♡ど♡どすけべなッ♡支配、ピストンでッ♡ぼくが♡ぜんぶ♡悟のものなんだって♡ちんぽで♡わからされてる゛ッ♡と♡年下の♡こいびとに♡性欲♡独占欲♡むき出しに♡されて♡だめになるくらいっ♡いっしょう♡離れられない、くらい♡きもちいいの♡教えられちゃって、るぅ゛♡♡♡ 

「ほ♡ほぉ゛♡よしのひゃん♡よしのひゃんの、おまんこッ♡キツくてッ♡ねちねち、でッ♡すっごい、スケベだ、よぉ゛ッ♡んぉ゛♡これがッ、おれの♡おれの♡恋人まんこ♡だいすきな♡よしのひゃんの♡恋人、まんこぉ゛ッ♡♡♡」
「あ♡ぁ♡さとるッ♡さと……ッ、んお゛ッ!♡♡♡」

 ピストンは、徐々に激しくなってくる。奥だけを突いていた動きが、徐々に全体をグラインドするように動いてくる。まるで僕のアナル全体をマーキングして性器の形を覚えさせるように、抜き挿しの激しくなるピストン。けれどきっと、悟自身も意識して行っているものではないのだろう。どちゅどちゅと鳴る音に猿のように腰を振って、舌を出して、感じる悟……ッ♡

「お゛♡よしのさっ♡とまんなっ♡ちんぽッ♡とまんないよッ♡よしのさっ♡よひのさんのこと、すきでッ♡とまんないよぉッ♡♡♡」
「やら゛♡さとるっ♡すき♡すきって、い゛うのッ♡お゛♡らめッ♡」
「だってッ♡すき♡すき、なんだもんッ♡すきでッ♡ちんぽッ♡おさまんないんだもんッ♡よしのさッ♡すき♡すきぃ゛♡ぉ♡ぉお゛ッ♡」
「んぉ゛♡ゃッ♡やぁ゛ッ♡♡♡」

 それは、口調でも明らかだ。ピストンを続けながら、本心が漏れ出るようにすき、すき、と繰り返される愛の言葉に、僕も甘イキがとまらない。普段、あんなにサディスティックで甘やかな責めをしている、余裕のある悟が、まるではじめてセックスを知ったように腰を振って、涙で顔をぐちゃぐちゃにしながら僕へ好きだと伝えている。年上の僕よりもずっとずっと大人で、経験も、感情も、なにもかも僕より勝っているはずの悟が、こんなに、こんなにも欲望をむき出しにして、僕へ向かっている。ただの好意、ただの愛情、そんなものでこんなにもぐずぐずに溶け出して、今までに一度も見たことのない、幼い姿を丸出しにしている。その稀有に、その神秘に、僕は興奮と感動とが綯い交ぜになる。そこに羞恥が混じって、どうしようも、なくなる。

「よしのひゃッ♡すき♡すき、だよぉ゛♡よしのひゃ♡よしのさんも♡すき?♡俺のことッ♡すきッ?♡」
「んぉ゛♡ひ♡ひッ♡♡♡」

 そして、真正面に投げられる質問。どろどろの顔で泣いて、笑って、涙と鼻水とを混じり合わせながら、それでも真剣に、本気に、まっすぐに、悟は尋ねてくる。はじめての恋人。はじめてのセックス。はじめてのすき。すき。……すき。心の奥、僕の芯まで波打つ悟からの愛に、告白に、問い掛けに、また甘イキが拡がってとまらなくなる。ああ、すき。すき、だなんて。そんなの。そんなもの。僕。ぼくだって。ぼくの、ほうが。ずっと。ずっと。ずっと……ッ♡♡♡

「ッ──す、すきッ♡すきぃ゛♡さとッ♡さとるが、好きッ♡ぼくは、さとるが、すきぃ゙ッ♡♡♡」

 ずっと、ずっと、ずっと。彼に抱かれてから、いや、もしかしたらそのもっと前から、僕は、悟が、すきだった。男として。人間として。ひととして。僕は、ずっと、悟をすきだと思って生きてきた。きっと、たしかに、そうだった。だから。だから。そんな質問。僕にとっては。もう、ほんとうに、ばかばかしいくらいに、意味のない、質問でしかなかった。だって、すきなんだから。すきに、決まってるんだから。だからあんなに、苦しんで、悲しんで、迷って、嘆いて、自分を大嫌いになって、それでも、それでも、それでも、ぼくは、悟が、すきで、すきで、すきで、それを、諦められなかったんだから。いろんなことを、さまざまなことを、諦めて、嗤って、捨てて、見ないふりをして、そうやって、つまらない大人として生きてきたぼくが、そんなぼくが、それでも、きみを、諦められなかったんだから。
 だから。そんなの。そんなもの。ぼくは。ぼくは。きみが。悟が……ッ♡

「うぁ゛♡ぼくの、ほうがッ♡悟が、すきッ♡すきだッ♡すき、なんだッ♡ずっと♡ずっとッ♡ずっとぉ゛♡すきッ♡すき、だったんだッ♡あ゛♡ぅ゛♡すきッ♡だい、すきッ♡さとる♡さとるッ♡すきだ♡すきッ♡だい、ひゅぎぃッ♡♡♡」

 涙を流しながら僕も言う。カフェで伝えられなかった分を、ぜんぶ、ぜんぶ、ぜんぶ、なにもかも、伝えるように僕は言う。悟が好き。きみが好き。こんなにも、こんなにも、涙をひとつもとめられないほど、きみが好き。それを、こんな、こんなにもなにもかもが繋がった、こんなにもすべてを懸けて愛し合っているときに言えるなんて、なんて、なんて幸福なんだろう。なんて、しあわせなんだろう。ああ、ぼく。ぼく、悟に、あえて、よかった。悟を、すきになって、よかった。悟と、いっしょになれて、ほんとに、よかった──ッ、

「う、うぁ゛♡ひ♡ひぅ゛ッ♡んんんぅ゛……ッ!♡♡♡」

 うれしさと、よろこびと、それ以上のせつなさに押し上げられて、僕は、また、プシッ、と潮を噴いた。それはアクメで、でも、自分では、もう、なんなのか、よくわかっていなかった。ただ悟がすきで。すきで。それ以外、なくて。だから、ただ、悟を見上げて。そこには、やっぱり、泣きそうな悟が、居て。

「よしのさ……ッ♡お゛♡だめ♡でる♡でるぅ゛♡ざーめんッ♡よしのさんにッ♡こいびとに♡だすぅ゛ッ♡」
「ん、お゛!♡ぉ゛♡お゛ッ♡さと♡さとるッ♡んぅ゛ッ♡♡♡」
「ふ♡ふ♡ふぅ゛ッ♡よしのさ♡よしの、ひゃッ♡♡♡」

 硬く抱きしめられて、体重を掛けられる。唇がつながって、中で、悟の性器がぶくりと膨らむ。ああ。くる。悟のが、また、くる。やらしくて、勢いがあって、若くて、漲っていて、その欲望が、ぜんぶ、ぜんぶぼくだけに向かった、すけべな、どすけべな、オス射精が、クる゛ッ♡♡♡

「んぉ゛♡でるッ♡よしのひゃッ♡」
「うぁ゛♡き、きてッ♡ぼく♡ぼくのなか、ぜんぶッ♡さとる♡さとるのに、してッ♡」
「ほ♡する♡すりゅ゛♡お゛♡んぉ゛♡ほおおぉ~……ッ!♡♡♡」
「ぉ゛♡んお゛ッ♡ほ♡ぉ、ぉお゛~……ッ!♡♡♡」

 お互いガクガク頷いて、確かめ合って、叶え合って、望み合って、そして、そのまま、僕達は、いっしょ、一緒に、なにもかもいっしょに、射精、した。やっと僕も射精して、それは、悟の射精に押し上げられたところてんの射精で、それは僕の内側が、悟のものになったって、僕の身体が認めた、証のようなものだと、そう、思った。絶頂。限界。そのさきをたしかに視つめながら、白む視界と、飛び散る火花に、ぼくは、悟を、抱き締める。
 この世でたったひとりのぼくの恋人を、全力で。はなさないように。はなれないように。抱きしめる。

「よ♡よしの、さ♡よしの、ひゃ♡♡♡」
「さ♡さとる♡さと、りゅ♡んぅ♡ふぅ♡ふう、ぅ゛ッ♡♡♡」

 悟の腰へ足を絡めて、射精された精液の一滴もこぼれないようにしがみついて、キス、キス、キスを、繰り返す。まったく治まらない射精を感じながら、何度も、何度でも、キスを、する。それは愛のあかし。恋人同士の。誓いのしるし。僕が悟からの愛を受け取って、それを、魂まで思い知らされた。
 ──うまれてきてからいちばんの、最高の、ひとときだった。
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