THE NEW GATE

風波しのぎ

文字の大きさ
62 / 369
4巻

4-14

しおりを挟む
「こいつは厄介だ」

 リオンが狙われないように挑発しつつ、シンはグリフォンに打ちかかる。狙うのは、氷で覆われていない部分だ。
 シンはグリフォンの放つ氷槍を潜り抜け、胴体を狙って勢いよく禍紅羅を振る。返ってきたのは、ゴムを叩いたような重い手応え。

「KyIIッ!?」

 グリフォンの体が横にスライドするように動く。禍紅羅が命中した場所は、大きくへこんでいた。
 打撃用ながら、その威力ゆえに斬撃を繰り出したかのごとく敵を切り裂いてきた禍紅羅も、グリフォン相手ではそうもいかない。

「GRUUU……」

 まともな生物なら内臓が潰れていただろう一撃を受けても、グリフォンは威嚇するような唸り声を上げるだけだ。
 それはダメージを受けたというよりは、忌々いまいましいという苛立いらだちを感じさせる鳴き声だった。

「シンっ! 大丈夫か!?」
「こっちは問題ない! 弾幕がきついから正面に来るなよ!」

 グリフォンの背後からしたリオンの声に、シンは叫んで返す。
 翼から飛ばされる氷槍の強度は、生半可なまはんかな武器より高い。経年劣化れっかして強度が落ちているとはいえ、ギルスライの触手同様、オリハルコン舗装された道路を貫通しているのだ。
 場合によっては、ムスペリムでは防ぎきれない可能性もある。

「氷が主体だってんなら、これはどうだ?」

 シンはグリフォンの攻撃をかわしざまにカードを1枚取り出し、空へ投げ放って叫んだ。

解放リリース、【フレア・バースト】!」

 シンの叫びに呼応して、カードが破れ青白い球体が姿を現す。上空に投げたのは、正面から馬鹿正直に撃ったところで、かわされる可能性が高いからだ。

「KyUAA!?」

 球体に込められた魔力を感じたのか、グリフォンが警戒の声を上げた。飛来する氷槍が球体に向けられ、口内にはブレスの予兆が見える。
 わずかな時間を開けて、球体から熱線が発射された。それと同時に、シンもグリフォンに仕掛ける。
 自身が放ったとはいえ、シンが近づくと魔術の効果も弱まってしまうかもしれない。
 なのでシンは、オリハルコンで作った投げナイフを片手に4本ずつ具現化し、指にはさんだ状態から勢いをつけて投擲した。
 上と正面からの同時攻撃となれば、かわされる可能性も低くなる。

「シン?」

 シンの動きを見ていたリオンが、疑問の声を出す。なぜなら、シンの投擲したナイフはそのほとんどが大きく外れていたからだ。

「KyUIII!!」

 狙いを外したと思ったのだろう。グリフォンも正面から飛来した2本だけを翼で弾き、上空から迫る熱線にブレスを発射した。
 青白い熱線と純白のブレスがぶつかり合い、互いを相殺そうさいしていく。その威力はほぼ互角で、どちらかが一方的に押すということはない。
 だが、その状態もほんの一瞬。見当違いの方向に投げられたナイフが、軌道を変えてグリフォンの腹や腕に突き刺さったのだ。

「GyUA!」

 グリフォンの悲鳴とともにブレスの威力が下がる。そして、ブレスを押し切った熱線がグリフォンへ直撃した。

「GIIIIIIIIIIIII!?」

 グリフォンの悲鳴がカルキアの空に響く。とっさに盾にした左の翼がほぼ蒸発し、グリフォンの顔も左半分が焼けただれた。
 大部分が欠けた翼や焼けた皮膚ひふからは、青い蒸気が噴き出している。

「今のは一体……」

 ほぼ直角に軌道を変え、グリフォンにナイフが突き刺さるのを見ていたリオンが、呆然とした様子でつぶやいた。
 シンが放ったのは、投術風術複合スキル【トリック・スロー】という、投擲した武器の軌道を対象に向かわせる技だ。
 現存するスキルが極度に減少したこの世界では、珍しいのだろう。

「あのタイミングで、外すわけがないだろう!」

 チャンスとばかりに、シンはダメージを受けて体勢を崩すグリフォンに打ちかかる。
 片翼では氷槍による弾幕も半減。顔が焼けたせいでブレスも使えないとくれば、接近するにはうってつけの状況だ。

「今度は、さっきみたいにはいかん!」

 グリフォンの右前足による一撃に、シンは禍紅羅を合わせる。
 轟音ごうおんとともに弾け飛ぶグリフォンの氷爪。破片が変化して飛んでくる氷槍も、わかっていれば対処は容易い。
 前足の攻撃を弾き飛ばし、体勢の崩れたグリフォンの右側面に回りこめば、氷槍は効果を発揮しない。
 シンはそこで、禍紅羅を振りかざした。

術式付与エンチャント炎属性ファイア

 シンのつぶやきとともに、禍紅羅を炎が包む。空中に赤い軌跡を残し、グリフォンの胴体に禍紅羅が直撃した。
 爆発音にも似た轟音が響き、グリフォンが5メルほど横滑りする。グリフォンの爪がオリハルコン舗装を削り、地面に爪痕つめあとが刻まれた。
 シンの攻撃で簡単に砕けているように見えるが、氷爪の強度は薄いオリハルコンよりも高いのだ。
 シンが攻撃の当たった胴体には、焼き切れたような跡が残っていた。傷口が完全に焼けているわけではないようで、こちらからも青い蒸気が盛大に漏れている。

「HPの減り具合はまあまあ。あの蒸気は、出血や魔力漏れとは違うのか?」

 グリフォンのHPゲージを見ながら、シンは考える。
 出血状態の場合、毒と同じでHPが断続的に減っていくはず。しかし、グリフォンはシンが与えた以上のダメージは受けていない。

「状態異常ではないのか?」

 ボスクラスのモンスターの中には、特殊な攻撃方法を持つものが多い。
 ゴーレム系なら手を飛ばす、死霊系なら眷族けんぞくを召喚するなど、それぞれの特性を反映した能力が代表的だ。
 しかしもちろん、中には例外もいる。
 傷口から噴出する蒸気から想像できるのは、時間をかけて周囲をボスの戦いやすい環境に変えていくタイプの能力だ。これは暴走精霊ブラックスピリットのような、魔術攻撃を主体としたモンスターに多い。

「ふっ!」

 シンとグリフォンが睨み合った状態を好機と判断したのだろう。グリフォンの死角から、リオンがムスペリムを構えて飛び出した。

「KyUI?」

 グリフォンの意識は完全にシンに向けられたようで、その奇襲に対応できなかった。
 リオンは再びグリフォンの背に飛び乗り、【タイラント・ビート】を発動させる。オレンジ色の軌跡を残し、ムスペリムがグリフォンに叩きつけられた。

「GyII!」

 焼けただれた左半身を中心に追撃するリオンに、グリフォンがたまらず悲鳴を上げた。
 シンはリオンの邪魔にならないように、正面からグリフォンの注意を引く。

「リオン! その傷から出ている蒸気にはどんな効果があるかわからない! 当たるなよ!」
「わかった!」

 リオンはムスペリムの刀身の長さを生かし、蒸気に触れないよう器用に剣を振るう。
 しかし、時間が経つにつれて、リオンの動きが鈍くなっていくのがわかった。よく見れば、青い蒸気がいつの間にかリオンの体にまとわりついている。
 リオンのステータスを確認すると、速力低下の表示があった。

弱体化デバフ系か!」

 まずいと直感したシンは、即座に弱体化解除の魔術を飛ばす。

「【キュア・オール!】」

 単一の状態異常なら【キュア】でも十分だが、シンは念のため、もっとも効果の高いスキルを選択した。
 どんな効果を持つか正確に把握できていない敵の能力は、警戒しすぎるくらいが丁度いいと経験上知っている。
 動きの戻ったリオンがグリフォンの背から飛び降りた瞬間、空中にいるリオンに向かって、グリフォンが翼を振った。
 リオンはとっさにムスペリムを盾にして直撃を防ぐ。しかし、空中では威力を完全に殺すことはできず、ばされてしまった。
 空中で強引に体勢を整え、リオンは地面を削るようにして着地する。舗装された道路とムスペリムが火花を散らした。

「翼が当たっただけでこの威力か……」

 リオンの口から、くぐもった声が漏れる。
 ムスペリムが盾になったとはいえ、グリフォンから10メル近く撥ね飛ばされたのだ。ダメージはほとんどなくとも、体への負担は計り知れない。

「俺が気を引く! 一旦建物の中へ!」

 シンは声を上げ、炎術系魔術スキル【スモーク・ボム】を放った。
 空中に現れた黒い球体が、グリフォンに向けて殺到さっとうする。

「KyUA!」

 片翼だけになったグリフォンだが、それでもしっかりと黒球を迎撃した。
 広範囲にばら撒かれた氷槍が球体と接触すると、ボンッという音とともに、黒い煙が盛大に巻き散らされる。

「GRURURU……」

 周囲を覆う黒煙を警戒してか、グリフォンが唸り声を上げた。わずかな間をおいて、風切り音とともに強風が吹き荒れる。
 シンの目には、グリフォンが片翼を広げて風を起こしているのが映った。
 しかし、スモーク・ボムによって発生する黒煙は風の影響を受けない。いくらグリフォンが翼を振ろうとも、黒煙が晴れることはなかった。

「KyUIIII!」

 苛立ったように鳴くグリフォン。
 スモーク・ボムの黒煙で妨害できるのは視覚と嗅覚。どちらも効果的だったようだ。
 見当違いの方向に氷槍を放っており、シンたちの居場所を見失っているのは明白だった。
 時折飛んでくる氷槍をかわし、シンとリオンは建物の陰で合流した。
 壁の厚さからそう簡単には壊れないことを確認して、シンはリオンの状態を確認する。

「大丈夫か?」
「ああ、少し手がしびれるが大丈夫だ。だがすまない。私の攻撃では、奴に有効なダメージを与えられないようだ」

 1度目も2度目も、リオンの攻撃はグリフォンにまともなダメージを与えられていなかった。
 スキルで威力を上げてこれなのだから、グリフォンはリオンのSTRとムスペリムの攻撃力を合わせた以上の防御力を持っているということなのだろう。

「ここにきて、足手まといにしかならないとは」

 柄を握るリオンの手に力が込められ、地面にふれているムスペリムがカタカタと音を立てていた。
 シンは悔しげに顔を歪めていたリオンに、手の内を1つ明かす。

「一応身体能力を上げる術式付与エンチャントもできるが、どうする?」
「……頼む。奴に狙われたとき、せめてシンの邪魔にならないようにしておきたい」

 リオンはわずかに逡巡しゅんじゅんし、肩の力を抜いて頭を下げた。

筋力STR頑強さVITを上げておく。筋力に関してはかなり感覚が変わるから、注意してくれ。いくぞ、【術式付与エンチャント二重強化ダブルブースト】!」

 シンは上昇する能力について注意点してから、術式付与エンチャントをかけた。
 リオンの頭上から銀光が降り注ぎ、体を覆うように一瞬輝いてから消える。これは2つ以上の能力が上昇したときのエフェクトだ。

「……軽い」

 術式付与エンチャントがかかった状態で、リオンがムスペリムを持ち上げてそう言った。
 巨大な金属塊きんぞくかいであるムスペリムが、小枝のように感じられるはずだ。

「実感したと思うが、強化された状態だといつものように武器を扱えない。振る速度が速すぎて、自分のイメージや感覚とずれが生じるんだ。だから、敵の遠距離攻撃を撃ち落とそうとしたときに空振るなんてことがよくある」

 戦いでは非常に優秀な術式付与エンチャントだが、武器ではなくプレイヤー自身に術をかけるタイプには、そんな弊害へいがいがあった。
 ゲーム時代、とくに多かった事故は2つ。
 1つ目はシンの言った通り、タイミングがずれたせいで攻撃も防御も満足にできなくなるというパターン。2つ目はAGIを上げたら思った場所に止まれず、モンスターに突っ込んで自爆というパターンだ。
 ゲーム時代も、慣れていない状態で術式付与エンチャントをかけるくらいなら、なにもかけないままのほうが戦力になると言われていた。
 カルキアに来た直後にシンがこの手段を提案しなかったのも、そういった危険を考慮したからなのだ。
 ステータスの上昇率は術者のINTの値次第だが、リオンに術式付与エンチャントをかけたのはシン。その実力は並み大抵ではない。
 そして、術式付与エンチャントの上昇率を調整するだけの技量を、シンはまだ身につけていない。もちろんカルキア内では習熟訓練をしている時間もない。

「氷の槍はなるべくかわすか、ムスペリムを盾にして防いでくれ。下手に打ち落とそうとはするなよ」

 なので下手なことはしないように、何度も念を押すことは忘れない。防御にのみ重点を置くなら、おかしなミスも少なくなる。

「確かに、これはすごいな。ムスペリムが木剣のように感じる。全能感に酔ってしまいそうだ」

 ムスペリムを上下させながら、リオンは真剣な表情で言った。シンに釘を刺されなければ無謀な突撃をしていたと、自分でも理解しているようだ。


「KyUAAAAAA!」

 リオンのつぶやきと時を同じくして、グリフォンの叫び声が響く。
 シンが建物の陰から様子をうかがうと、ブレスを四方八方に放ち、周囲を氷で覆い尽くそうとしている姿が確認できた。

「おいおい、回復してやがる」

 氷で覆われていく建物よりも、シンの目を引いたのはグリフォンの左半身だ。
 シンの放ったフレア・バーストでただれていた左半身が、すでにかなり回復していた。
 完全とはいかないが、翼も7割ほど元通りになっている。

「自動回復にしたって、早すぎるだろ」

 シンが削ったHPも大幅に回復していた。現在のグリフォンのHPは、全快の9割といったところだ。

「回復というよりは、再生だな。溶け落ちた翼が、青い蒸気を吸って元通りになっていくぞ」

 リオンの言葉を聞いて、シンは翼を注視する。
 確かにグリフォンの傷口から漏れ消えずに残っていた蒸気が、再生しきっていない翼の先端に集まっていた。
 蒸気を集めることで再生しているのか、再生速度を早めているだけかは判断がつかないが、時間が経てば完全復活するのは間違いない。

「見たところ、少量の蒸気ならすぐに消えるみたいだ。大技で一気にダメージを与えるより、少しずつ削ったほうがよさそうだな」

 確証はないが、シンが確認した限りで、翼の再生に使われているのは大きな傷口から大量に噴き出して、消えなかった蒸気だ。
 すでに足や胴体の傷は回復してしまっているため、そこがどうやって再生したかは判断がつかない。

「俺が正面から行く。リオンはグリフォンの様子を観察して、何か変化があったら教えてくれ。何か隠し玉があるかもしれないから、用心だけは怠らないでくれよ」
「ああ、さっきの状態異常のようなものがまだあるかもしれないからな。しかし、シンだけで大丈夫か?」
「任せろ。ああいうのとやり合うのは初めてじゃない」

 行動方針を確認して、シンが先に建物から飛び出した。まだ黒煙の効果が残っているようで、グリフォンはシンのほうを向かなかった。

「近づくのはまずそうなんでな。遠距離からやらせてもらう」

 ダメージの回復しきっていない右側面に回り込み、シンは風術系魔術スキル【エア・カッター】を放つ。
 黒煙を切り裂いて飛ぶ風の刃が、グリフォンの体に突き刺さった。
 傷口は深くない。あえて威力を落とし、体の表面に大量の切り傷を作ることが目的だ。
 傷の大きさは大きいもので20セメル程度。噴出する蒸気は、目測で30セメルほど立ち上ると消えていく。
 その様子は、戦闘序盤に見たものと変わらない。

「与ダメージは少ない。それなりに蒸気は出てるが、HPが追加で減る様子はなし。体の動きや攻撃の変化に注意ってとこか」

 グリフォンの様子を観察しながら、シンは対策を考える。念のため、いつでもキュアが使えるように準備しておくのは忘れない。

「次は真っ向から行かせてもらう!」

 グリフォンが翼を広げて氷槍を放ってくる。翼は完全に回復していないが、その数は完全な状態のときと比べても遜色そんしょくなかった。
 広範囲にばら撒かれた氷槍の中、シンは自身に当たる軌道のものだけを的確に打ち落としながら進んでいく。

「KyUAAAAAA!」

 次いで迫るのは氷のブレスだ。しかし、氷槍より速度が遅く範囲も狭いブレスでは、シンの速度には追いつけない。
 ブレスと干渉しないように放たれた氷槍は、本来の弾幕の役目を果たせなくなる。
 そしてシンにとって、薄くなった氷の弾幕を突破することなどさして難しいことではない。

「よう、体の調子はどうだ?」

 ブレスが効果なしと判断したグリフォンは、シンの言葉に氷爪の一撃で答えた。
 見れば、グリフォンの前足から伸びる氷爪は、以前よりも1回り大きく鋭くなっている。

「再生するたびに、強化されるのか?」

 禍紅羅と激突した氷爪は、前回の焼き直しのように砕かれる。
 ただシンの感覚で言えば、砕けた氷の大きさも増しているように見えた。
 もしかすると、強度も上がっているのかもしれない。当然だが、砕けた破片をもとにした氷槍も、破片が大きくなった分だけ巨大化している。
 シンは氷槍が飛んでくる前に反対側に回り込むことで、グリフォンの巨体を盾にした。

「Kyiiiiiiii!!」

 しかし、グリフォンも後ろ足で地面を蹴り、翼を広げて滞空することで氷槍の射線を確保しようとした。

「それは悪手だ」

 巨体に似合わぬ俊敏性を見せたグリフォンだが、氷槍の射線を確保するよりも自分で殴ったほうがダメージはでかい。
 加えて、空中に浮いて飛びしさるのは、体格差を考えればグリフォンが、シンに腹を見せているようなものだ。
 普通の生き物のように腹が軟らかい保証はないが、一撃を叩き込むには絶好の機会と言えた。

「おお――」

 わずかな隙を見逃さず、懐に飛び込んだシンは手加減せずに禍紅羅を振るった。空気を切り裂く禍紅羅からは、紫色の炎が噴き出している。

「――らぁああっ!」

 横っ腹に振り下ろされた禍紅羅がグリフォンの羽毛を吹き散らし、その内側にある皮と肉にめり込んでいく。
 そのままグリフォンの腹を陥没かんぼつさせ、体ごと地面に叩きつけた。
しおりを挟む
感想 394

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

月が導く異世界道中

あずみ 圭
ファンタジー
 月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。  真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。  彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。  これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。  漫遊編始めました。  外伝的何かとして「月が導く異世界道中extra」も投稿しています。

魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな

七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」 「そうそう」  茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。  無理だと思うけど。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。

カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。 だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、 ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。 国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。 そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに

千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」 「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」 許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。 許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。 上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。 言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。 絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、 「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」 何故か求婚されることに。 困りながらも巻き込まれる騒動を通じて ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。 こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。