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三章 幸運の猫
42.一体化-1※
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(熱い。熱い。身体が熱くて仕方ない)
身の内から力が湧いてきて感覚が研ぎ澄まされていく。
今ならマラマ島の周りを一瞬で一回りできそうな気がする。
「ルー、その髪……」
アミルの困惑した声が聞こえて目を開けると、ルルティアは自分のオレンジ色の髪が青く変わっているのに気づいた。
さらにいつもは胸の間にあるだけのウロコが肘のあたりにまで広がっている。
「え! なんで!?」
スカートをたくし上げて見てみると、ウロコは肘だけでなく膝のあたりまで広がっていた。
「でも別にケガしたりしてないのに……」
周りを見たらアクアさまの姿は消えている。
むしろ身体の奥の方にその存在を強く感じる。
パウさまもウロコが生えると言っていたし、多分これがルルティアの一体化した姿なんだろう。
(私がアミルを好きだって気づいたから……?)
ウロコを確かめようと身体を動かしたら、甘い痺れが身体を襲った。
「あんっ!」
変な声が出てしまいあわてて口を押さえる。
身体中の感覚がどんどん敏感になっていき、少し動いただけで服の擦れる感触が強い刺激になって身体をくすぐる。
「あ、やん……あ、や、だめ……あ、あぁっ!」
身体の至るところがムズムズして変な声が止められない。
ルルティアは口を押さえたまま、恥ずかしさのあまり顔を真っ赤にして涙ぐむ。
「や、やだぁ。こんなの」
まばたきと共にルルティアの目から涙があふれ出す。
アミルがあわててルルティアの涙をぬぐう。
「ルー」
「あはぁ……ん」
アミルの手が頬に触れただけでピクリと震えて鼻にかかった甘ったるい声が漏れる。
ルルティアは恥ずかしさのあまり両手で顔を隠し、アミルの腕の中から逃げ出そうと身をよじった。
「や! やだ、こんなの! 見ないで!!」
「ルー! 大丈夫。大丈夫だから逃げるな」
アミルがルルティアの身体を強く抱きよせた。
アミルの胸に抱かれて、その熱さと自分とは違う硬い男の人の身体に胸が高鳴る。
ほんの少しのふれ合いが強い刺激となって、それだけで身体がピクピクと震えてしまう。
そして何よりアミルの甘い匂いがルルティアの頭の奥をしびれさせた。
「あ……はぁ……や……アミル……アミル……っ!」
ルルティアは逃げたいのかもっと近づきたいのかもわからなくなり、涙を流しながらアミルの服をギュッと握りしめた。
「はっ……あ……あっ……はっ……」
そんな自分の動きすらも刺激になって身体の奥がジンジンと疼いて恥ずかしい声が止まらない。
身体がどんどん熱を持っていく。
アミルはルルティアを刺激しすぎないようにそっと髪をなでながら静かに尋ねた。
「ルー。自分で慰めるやり方わかるか?」
ルルティアは顔を真っ赤にさせながらわずかに顔を横にふる。
「ん、わかった。俺に任せな。前に俺にしてくれただろ? それと同じことだから」
「ん……ふ……うっ……うっ……たすけて……アミル……」
もどかしい身体をどうにかして欲しくて、ルルティアはボロボロと涙を流しながらアミルにすがりついた。
アミルはルルティアを落ち着かせるように、低く優しい声でなだめた。
「ルー。触れるよ」
アミルの指先が頬から首筋をなでて、つーっと胸の方に降りていく。
「あ……はぁ……あつい……あついの……ふく……や……」
内から湧きでる熱で身体が熱くて熱くて、まとわりつく服が邪魔で仕方ない。
「ん、脱がすよ、ルー」
アミルがルルティアのチューブトップを脱がせると、中から現れた豊かな膨らみがふるりと揺れる。
アミルの喉がごくりと音を鳴らしながら上下した。
胸元がスースーして心もとなく感じて、ルルティアが目を下にやるとその白い肌の上には薄い水色のウロコが広がっていた。
「あ……やぁっ……!!」
「ルー。どうした?」
「だって、わたし、ウロコ……こんな……きもち悪いから……」
ルルティアはウロコを隠すように自分の身体を強く抱きしめた。
まだルルティアが幼かった頃に、ウロコを見た子たちに気持ち悪いと笑われた記憶が頭をよぎる。
「気持ち悪くなんてない。月の光を浴びて光ってキレイだ」
「ウソ……!」
「ウソじゃない、ほら」
アミルはルルティアの肌を覆うウロコに優しくキスを落とした。
「あっ!」
チュ、チュ、と音を立てながら何度もキスを落とし、時折チロリと舌をのぞかせてルルティアの肌をなめる。そのたびにルルティアは身体をくねらせた。
「あっ、あっ、は……」
「なぁ、ルー。このキレイなウロコを俺に全部見せて」
身の内から力が湧いてきて感覚が研ぎ澄まされていく。
今ならマラマ島の周りを一瞬で一回りできそうな気がする。
「ルー、その髪……」
アミルの困惑した声が聞こえて目を開けると、ルルティアは自分のオレンジ色の髪が青く変わっているのに気づいた。
さらにいつもは胸の間にあるだけのウロコが肘のあたりにまで広がっている。
「え! なんで!?」
スカートをたくし上げて見てみると、ウロコは肘だけでなく膝のあたりまで広がっていた。
「でも別にケガしたりしてないのに……」
周りを見たらアクアさまの姿は消えている。
むしろ身体の奥の方にその存在を強く感じる。
パウさまもウロコが生えると言っていたし、多分これがルルティアの一体化した姿なんだろう。
(私がアミルを好きだって気づいたから……?)
ウロコを確かめようと身体を動かしたら、甘い痺れが身体を襲った。
「あんっ!」
変な声が出てしまいあわてて口を押さえる。
身体中の感覚がどんどん敏感になっていき、少し動いただけで服の擦れる感触が強い刺激になって身体をくすぐる。
「あ、やん……あ、や、だめ……あ、あぁっ!」
身体の至るところがムズムズして変な声が止められない。
ルルティアは口を押さえたまま、恥ずかしさのあまり顔を真っ赤にして涙ぐむ。
「や、やだぁ。こんなの」
まばたきと共にルルティアの目から涙があふれ出す。
アミルがあわててルルティアの涙をぬぐう。
「ルー」
「あはぁ……ん」
アミルの手が頬に触れただけでピクリと震えて鼻にかかった甘ったるい声が漏れる。
ルルティアは恥ずかしさのあまり両手で顔を隠し、アミルの腕の中から逃げ出そうと身をよじった。
「や! やだ、こんなの! 見ないで!!」
「ルー! 大丈夫。大丈夫だから逃げるな」
アミルがルルティアの身体を強く抱きよせた。
アミルの胸に抱かれて、その熱さと自分とは違う硬い男の人の身体に胸が高鳴る。
ほんの少しのふれ合いが強い刺激となって、それだけで身体がピクピクと震えてしまう。
そして何よりアミルの甘い匂いがルルティアの頭の奥をしびれさせた。
「あ……はぁ……や……アミル……アミル……っ!」
ルルティアは逃げたいのかもっと近づきたいのかもわからなくなり、涙を流しながらアミルの服をギュッと握りしめた。
「はっ……あ……あっ……はっ……」
そんな自分の動きすらも刺激になって身体の奥がジンジンと疼いて恥ずかしい声が止まらない。
身体がどんどん熱を持っていく。
アミルはルルティアを刺激しすぎないようにそっと髪をなでながら静かに尋ねた。
「ルー。自分で慰めるやり方わかるか?」
ルルティアは顔を真っ赤にさせながらわずかに顔を横にふる。
「ん、わかった。俺に任せな。前に俺にしてくれただろ? それと同じことだから」
「ん……ふ……うっ……うっ……たすけて……アミル……」
もどかしい身体をどうにかして欲しくて、ルルティアはボロボロと涙を流しながらアミルにすがりついた。
アミルはルルティアを落ち着かせるように、低く優しい声でなだめた。
「ルー。触れるよ」
アミルの指先が頬から首筋をなでて、つーっと胸の方に降りていく。
「あ……はぁ……あつい……あついの……ふく……や……」
内から湧きでる熱で身体が熱くて熱くて、まとわりつく服が邪魔で仕方ない。
「ん、脱がすよ、ルー」
アミルがルルティアのチューブトップを脱がせると、中から現れた豊かな膨らみがふるりと揺れる。
アミルの喉がごくりと音を鳴らしながら上下した。
胸元がスースーして心もとなく感じて、ルルティアが目を下にやるとその白い肌の上には薄い水色のウロコが広がっていた。
「あ……やぁっ……!!」
「ルー。どうした?」
「だって、わたし、ウロコ……こんな……きもち悪いから……」
ルルティアはウロコを隠すように自分の身体を強く抱きしめた。
まだルルティアが幼かった頃に、ウロコを見た子たちに気持ち悪いと笑われた記憶が頭をよぎる。
「気持ち悪くなんてない。月の光を浴びて光ってキレイだ」
「ウソ……!」
「ウソじゃない、ほら」
アミルはルルティアの肌を覆うウロコに優しくキスを落とした。
「あっ!」
チュ、チュ、と音を立てながら何度もキスを落とし、時折チロリと舌をのぞかせてルルティアの肌をなめる。そのたびにルルティアは身体をくねらせた。
「あっ、あっ、は……」
「なぁ、ルー。このキレイなウロコを俺に全部見せて」
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