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第15話 美味しいお菓子作り
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リアムさんと私が必死に説明し、何とかお母さんの誤解が解けたので、早速キッチンをお借りする事にした。
ただ、食材はたっぷりあって何を使っても良いと言われているものの、調味料が少ないのは困ったわね。
バターがあれば良かったんだけど……仕方がない。牛乳はあるので、作りましょうか。
「えーいっ!」
美味しいバターになってね……と願いながら、ただひたすら振り続ける。
頑張った甲斐があって、少しずつ牛乳が変化してきたけど、まだまだ振り続けないと。
「あ、あの、お嬢様? 一体何を……」
「バターを作っているんです」
「バター? え、えっと……お手伝いした方が宜しいでしょうか?」
「良いんですか? じゃあ、これをひたすら振ってください。暫く振っていると、段々固まってきますので」
「はぁ……」
門で出迎えてくれたメイドのキャシーさんがやって来たので、続きをお願いした。
牛乳を振ると固まってくるというところに、あんまり納得してもらえていない感じだけど、出来てしまうのだから仕方がない。
その間にオーブンを温め、ドライフルーツを同じくらいの大きさに切っていく。
「あ、あのっ! お嬢様! か、固まってきましたっ!」
「んー、そうですね。これだけあれば大丈夫かと。ありがとうございます」
「そのミルクの塊をどうされ……えぇっ!? ボールに入れるんですかっ!?」
「えぇ。それから、卵を入れていきます」
「い、一体どうなるんですかっ!?」
キャシーさんがハラハラしながら見ているけど、この世界にもパンはあるし、そんなに変な事はしていないと思うんだけどな。
それから大きさを整えたドライフルーツを入れたら、小麦粉を振るい入れ、そして重要なのが……この白い粉。やっぱりこの屋敷にもあったわね。
「お嬢様っ!? それは泡の粉という、掃除に使うものですよ!?」
「大丈夫、大丈夫。そのままはダメだけど、適量で火を通せば美味しくなるから」
「えぇっ!? だ、ダメですよぉ!」
キャシーさんが大慌てしているけど、この泡の粉……実は重曹だったりする。
何処かに重曹泉という温泉があるらしく、そこの特産品として広い範囲に販売されているものの、用途は掃除のみ。
最初にサンドイッチを作った時も、パンを焼く時に入れて物凄く驚かれたけど、しっかり膨らむのは確認しているからね。
ベーキングパウダーの代わりに、ほんの少しだけ重曹を入れ、あとはダマがなくなるまで混ぜていく。
混ぜ終わった生地を型に流し込み、空気を抜いたら、後は熱したオーブンに入れて待つだけっ!
「ほ、本当に泡の粉を入れたものを焼いちゃうんですね……」
「んー、普段パンを作る時って、生地を暫く放置する、自然発酵ですよね?」
「自然発酵……というのは分からないですけど、暫く生地を休ませますね」
「さっきの泡の粉をほんの少しだけ入れると、パンがよく膨らむんです。けど、入れるのはほんの少しにしてくださいね」
「いやあの、そもそも掃除に使う泡の粉を入れて本当に大丈夫なんですか? 窯の中で爆発したりしませんか?」
そっか。この世界の人たちは食事に興味がないから、変な味にならないか……ではなく、オーブンが壊れないかを心配していたんだ。
なるほど。これは、前にサンドイッチを作った時には気付かなかったなぁ。
「入れすぎると、中で生地が膨らみ過ぎるという事も有り得ますが、あの程度の量なら大丈夫ですよ」
「そ、そうなんですか?」
「えぇ。以前に、家で同じ様に焼いていますので」
「そういう事なら……」
私の説明でキャシーさんが安心したようなので、使った調理器具を洗い、後片付けを済ませて焼き上がるのを待つ。
暫くすると、オーブンの中から甘い香りがしてきて……うん、もう良いかな。
焼き上がったものを取り出し、型から外すと……
「出来たっ! パウンドケーキですっ!」
「パウンドケーキ?」
「はい。これは、この町で作ったドライフルーツを沢山使った、甘ーいお菓子です」
キャシーさんに説明したところで、キッチンにリアムさんたちがやってきた。
「ちょっと待ってください! 物凄く良い香りが漂ってきて……俺にもくださいっ!」
「まぁ……これは何かしら!? 初めて見るわね。凄く良い香りがするわ」
「アリスー! ボクも食べるー!」
リアムさんやお母さんはともかく、タマちゃんは応接室に残ってドライフルーツを食べていたのよね?
食べ過ぎじゃないかなと思いつつ、パウンドケーキを切り分けて配ると、早速リアムさんとタマちゃんが口の中へ。
「しっとりとしていて、ドライフルーツの甘味が……アリスさん! これも、凄く美味しいです!」
「甘ーい! アリスー、おいしー!」
二人の様子を見ていたお母さんとキャシーさんも、パウンドケーキを口へ運ぶ。
「まぁ! ドライフルーツを使ってこんなに美味しいお菓子が作れるなんて……そうだわ! 次のお茶会に、これをお出ししましょう! 誰も食べた事がない、美味しいお菓子……ふふふふふ」
「――っ!? な、何ですかっ!? 貴族の方々は、こんなに美味しいものを食べているんですかっ!?」
みんな喜んでくれて嬉しいのだけど、お母さんだけ怪しい微笑みが……き、気のせい。気のせいよね?
「という訳で、母さん。アリスさんは料理がしたくて家を出た訳で……ここで、思いっきり料理をさせてあげられないかな?」
「私はもちろん構わないわよ? 何しろ、こんなに珍しいお菓子が作れるのは凄いわ。うちに住んで好きなだけ料理をして構わないわ」
リアムさんとお母さんが私のやりたい事を許可してくれた。
だけど実は、応接室で話を聞いて、やりたい事が出来てしまったのよね。
「すみません。お母様、実はご相談がありまして……私にご飯屋さんをやらせてくれませんか!?」
「えぇ良いわよ……って、アリス様!? な、何と仰いました?」
「ですから、町で人手不足だという、ご飯屋さんで働かせていただきたいのです」
「あ、アリス様がご飯屋さん……っ!」
私のお願いをお母さんが聞き、引きつった笑みを浮かべ……崩れ落ちたっ!?
「か、母さんっ!?」
「んーとねー。さっきのお庭に、気付け薬になる薬草が生えてたよー」
「そ、それより先にソファへ! お母様、しっかりなさってください!」
私がご飯屋さんで働くのって、そんなにショックな事なのっ!?
ただ、食材はたっぷりあって何を使っても良いと言われているものの、調味料が少ないのは困ったわね。
バターがあれば良かったんだけど……仕方がない。牛乳はあるので、作りましょうか。
「えーいっ!」
美味しいバターになってね……と願いながら、ただひたすら振り続ける。
頑張った甲斐があって、少しずつ牛乳が変化してきたけど、まだまだ振り続けないと。
「あ、あの、お嬢様? 一体何を……」
「バターを作っているんです」
「バター? え、えっと……お手伝いした方が宜しいでしょうか?」
「良いんですか? じゃあ、これをひたすら振ってください。暫く振っていると、段々固まってきますので」
「はぁ……」
門で出迎えてくれたメイドのキャシーさんがやって来たので、続きをお願いした。
牛乳を振ると固まってくるというところに、あんまり納得してもらえていない感じだけど、出来てしまうのだから仕方がない。
その間にオーブンを温め、ドライフルーツを同じくらいの大きさに切っていく。
「あ、あのっ! お嬢様! か、固まってきましたっ!」
「んー、そうですね。これだけあれば大丈夫かと。ありがとうございます」
「そのミルクの塊をどうされ……えぇっ!? ボールに入れるんですかっ!?」
「えぇ。それから、卵を入れていきます」
「い、一体どうなるんですかっ!?」
キャシーさんがハラハラしながら見ているけど、この世界にもパンはあるし、そんなに変な事はしていないと思うんだけどな。
それから大きさを整えたドライフルーツを入れたら、小麦粉を振るい入れ、そして重要なのが……この白い粉。やっぱりこの屋敷にもあったわね。
「お嬢様っ!? それは泡の粉という、掃除に使うものですよ!?」
「大丈夫、大丈夫。そのままはダメだけど、適量で火を通せば美味しくなるから」
「えぇっ!? だ、ダメですよぉ!」
キャシーさんが大慌てしているけど、この泡の粉……実は重曹だったりする。
何処かに重曹泉という温泉があるらしく、そこの特産品として広い範囲に販売されているものの、用途は掃除のみ。
最初にサンドイッチを作った時も、パンを焼く時に入れて物凄く驚かれたけど、しっかり膨らむのは確認しているからね。
ベーキングパウダーの代わりに、ほんの少しだけ重曹を入れ、あとはダマがなくなるまで混ぜていく。
混ぜ終わった生地を型に流し込み、空気を抜いたら、後は熱したオーブンに入れて待つだけっ!
「ほ、本当に泡の粉を入れたものを焼いちゃうんですね……」
「んー、普段パンを作る時って、生地を暫く放置する、自然発酵ですよね?」
「自然発酵……というのは分からないですけど、暫く生地を休ませますね」
「さっきの泡の粉をほんの少しだけ入れると、パンがよく膨らむんです。けど、入れるのはほんの少しにしてくださいね」
「いやあの、そもそも掃除に使う泡の粉を入れて本当に大丈夫なんですか? 窯の中で爆発したりしませんか?」
そっか。この世界の人たちは食事に興味がないから、変な味にならないか……ではなく、オーブンが壊れないかを心配していたんだ。
なるほど。これは、前にサンドイッチを作った時には気付かなかったなぁ。
「入れすぎると、中で生地が膨らみ過ぎるという事も有り得ますが、あの程度の量なら大丈夫ですよ」
「そ、そうなんですか?」
「えぇ。以前に、家で同じ様に焼いていますので」
「そういう事なら……」
私の説明でキャシーさんが安心したようなので、使った調理器具を洗い、後片付けを済ませて焼き上がるのを待つ。
暫くすると、オーブンの中から甘い香りがしてきて……うん、もう良いかな。
焼き上がったものを取り出し、型から外すと……
「出来たっ! パウンドケーキですっ!」
「パウンドケーキ?」
「はい。これは、この町で作ったドライフルーツを沢山使った、甘ーいお菓子です」
キャシーさんに説明したところで、キッチンにリアムさんたちがやってきた。
「ちょっと待ってください! 物凄く良い香りが漂ってきて……俺にもくださいっ!」
「まぁ……これは何かしら!? 初めて見るわね。凄く良い香りがするわ」
「アリスー! ボクも食べるー!」
リアムさんやお母さんはともかく、タマちゃんは応接室に残ってドライフルーツを食べていたのよね?
食べ過ぎじゃないかなと思いつつ、パウンドケーキを切り分けて配ると、早速リアムさんとタマちゃんが口の中へ。
「しっとりとしていて、ドライフルーツの甘味が……アリスさん! これも、凄く美味しいです!」
「甘ーい! アリスー、おいしー!」
二人の様子を見ていたお母さんとキャシーさんも、パウンドケーキを口へ運ぶ。
「まぁ! ドライフルーツを使ってこんなに美味しいお菓子が作れるなんて……そうだわ! 次のお茶会に、これをお出ししましょう! 誰も食べた事がない、美味しいお菓子……ふふふふふ」
「――っ!? な、何ですかっ!? 貴族の方々は、こんなに美味しいものを食べているんですかっ!?」
みんな喜んでくれて嬉しいのだけど、お母さんだけ怪しい微笑みが……き、気のせい。気のせいよね?
「という訳で、母さん。アリスさんは料理がしたくて家を出た訳で……ここで、思いっきり料理をさせてあげられないかな?」
「私はもちろん構わないわよ? 何しろ、こんなに珍しいお菓子が作れるのは凄いわ。うちに住んで好きなだけ料理をして構わないわ」
リアムさんとお母さんが私のやりたい事を許可してくれた。
だけど実は、応接室で話を聞いて、やりたい事が出来てしまったのよね。
「すみません。お母様、実はご相談がありまして……私にご飯屋さんをやらせてくれませんか!?」
「えぇ良いわよ……って、アリス様!? な、何と仰いました?」
「ですから、町で人手不足だという、ご飯屋さんで働かせていただきたいのです」
「あ、アリス様がご飯屋さん……っ!」
私のお願いをお母さんが聞き、引きつった笑みを浮かべ……崩れ落ちたっ!?
「か、母さんっ!?」
「んーとねー。さっきのお庭に、気付け薬になる薬草が生えてたよー」
「そ、それより先にソファへ! お母様、しっかりなさってください!」
私がご飯屋さんで働くのって、そんなにショックな事なのっ!?
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