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第1章 神聖魔法を極めた聖女。魔法学校へ入学する
第47話 副生徒会長
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「ソフィア。次は君の番だ。アルフレッドが代表に選ばれたし、是非君も代表入りを目指して欲しい」
「はい。頑張ってきますね」
ヴィクトール先生に言葉を掛けてもらいながら、控え室へ。
準決勝とは違い、今回は誰も話し掛けて来ない。
……というか、何だか私だけ避けられている!?
私を除いた七人の選手が固まり、チラチラ私を見ながら、何やらヒソヒソと話していた。
何だか凄く嫌な感じがするけど、試合前なので無視していると、向こうの一人が話し掛けてきた。
「何だか感じが悪くなっちゃって、ごめんね。貴女の事を悪く言っていた訳じゃないの」
「え? いえ、別に大丈夫ですけど」
「あのね、彼はちょっと変わっているけど、悪い人じゃないの。だから、頑張って!」
話し掛けて来たのは、ほんわかとした、可愛らしいお姉さんなのだけど……一体何の話をしているのだろうか。
とりあえず、励まされているのかな?
「あの、どういう意味ですか?」
「だって、貴女……ソフィアちゃんよね? ケヴィンちゃんの恋人の」
「…………はい? あの、人違いではありませんか? ケヴィンちゃんって、どなたですか?」
「あ、ごめんなさいね。えっと、生徒会長って言えば伝わるかしら?」
「あー、あのケヴィンさん……って、どうして私がケヴィンの恋人になっているんですかっ!?」
「え? だって、総合部門の準決勝で、ケヴィンちゃんが思いっきり叫んでいたわよね?」
叫んでいた……っで言っても、学校代表として頑張ろうとかって話じゃなかったっけ?
どうして、そこから恋人だなんて話になるのだろうか。
「ケヴィンちゃんは、可愛い物が好きだったり、定めた目標に向かって突っ走り過ぎたりするから、変に思われちゃう事があるけど、本当は良い子なの。どうか、ケヴィンちゃんを宜しくお願いしますね」
「いや、あの……思いっきり誤解ですってば。私がたちはそんな仲では無いですし」
「恥ずかしいがらなくても良いのよ。私、二人を応援しているからっ! 本当は私が代表となって、ケヴィンちゃんを支えてあげるつもりだったけど、今年からはソフィアちゃんに譲るからね」
「だから違う……」
どういう訳か、お姉さんがポロポロと涙を流し始め……って、話を聞いて欲しいんだけどっ!
察するに、このお姉さんはケヴィンさんの事が好きで、私に取られたから身を引こうとしているっていう所ね。
全然違うからっ! 酷い誤解だからっ!
「あの、何度でも言いますけど、私は……」
「それでは、応用部門の決勝戦を開始します。選手の方はステージへ移動してください」
「ソフィアちゃん。ケヴィンの為にも頑張ってね!」
間が悪い事に、私が弁明する間もなく、お姉さんが控え室を出てしまった。
いや、だから違うのにっ!
とりあえず、まだ移動していない人を捕まえ、
「あの、さっきのお姉さんって……」
「副会長さんの事? 貴女、会長と副会長の二人に認められるなんて凄いのね。だけど、試合は試合。正々堂々と勝負よ」
これまた一方的に話を聞かされてしまった。
試合前だから、皆ピリピリしているのかもしれないけれど、もう少し私の話を聞いてよっ!
だけど、ケヴィンさんの為に副会長をするって事は、やっぱり私の思った通りね。
……とりあえず、試合で手を抜くのは違うと思うし、先ずはサクッと試合を終わらせて、早々に誤解を解かなきゃっ!
「はい。頑張ってきますね」
ヴィクトール先生に言葉を掛けてもらいながら、控え室へ。
準決勝とは違い、今回は誰も話し掛けて来ない。
……というか、何だか私だけ避けられている!?
私を除いた七人の選手が固まり、チラチラ私を見ながら、何やらヒソヒソと話していた。
何だか凄く嫌な感じがするけど、試合前なので無視していると、向こうの一人が話し掛けてきた。
「何だか感じが悪くなっちゃって、ごめんね。貴女の事を悪く言っていた訳じゃないの」
「え? いえ、別に大丈夫ですけど」
「あのね、彼はちょっと変わっているけど、悪い人じゃないの。だから、頑張って!」
話し掛けて来たのは、ほんわかとした、可愛らしいお姉さんなのだけど……一体何の話をしているのだろうか。
とりあえず、励まされているのかな?
「あの、どういう意味ですか?」
「だって、貴女……ソフィアちゃんよね? ケヴィンちゃんの恋人の」
「…………はい? あの、人違いではありませんか? ケヴィンちゃんって、どなたですか?」
「あ、ごめんなさいね。えっと、生徒会長って言えば伝わるかしら?」
「あー、あのケヴィンさん……って、どうして私がケヴィンの恋人になっているんですかっ!?」
「え? だって、総合部門の準決勝で、ケヴィンちゃんが思いっきり叫んでいたわよね?」
叫んでいた……っで言っても、学校代表として頑張ろうとかって話じゃなかったっけ?
どうして、そこから恋人だなんて話になるのだろうか。
「ケヴィンちゃんは、可愛い物が好きだったり、定めた目標に向かって突っ走り過ぎたりするから、変に思われちゃう事があるけど、本当は良い子なの。どうか、ケヴィンちゃんを宜しくお願いしますね」
「いや、あの……思いっきり誤解ですってば。私がたちはそんな仲では無いですし」
「恥ずかしいがらなくても良いのよ。私、二人を応援しているからっ! 本当は私が代表となって、ケヴィンちゃんを支えてあげるつもりだったけど、今年からはソフィアちゃんに譲るからね」
「だから違う……」
どういう訳か、お姉さんがポロポロと涙を流し始め……って、話を聞いて欲しいんだけどっ!
察するに、このお姉さんはケヴィンさんの事が好きで、私に取られたから身を引こうとしているっていう所ね。
全然違うからっ! 酷い誤解だからっ!
「あの、何度でも言いますけど、私は……」
「それでは、応用部門の決勝戦を開始します。選手の方はステージへ移動してください」
「ソフィアちゃん。ケヴィンの為にも頑張ってね!」
間が悪い事に、私が弁明する間もなく、お姉さんが控え室を出てしまった。
いや、だから違うのにっ!
とりあえず、まだ移動していない人を捕まえ、
「あの、さっきのお姉さんって……」
「副会長さんの事? 貴女、会長と副会長の二人に認められるなんて凄いのね。だけど、試合は試合。正々堂々と勝負よ」
これまた一方的に話を聞かされてしまった。
試合前だから、皆ピリピリしているのかもしれないけれど、もう少し私の話を聞いてよっ!
だけど、ケヴィンさんの為に副会長をするって事は、やっぱり私の思った通りね。
……とりあえず、試合で手を抜くのは違うと思うし、先ずはサクッと試合を終わらせて、早々に誤解を解かなきゃっ!
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