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第5章 『水の国』教官編
第144話 井上対忍……忍さん、俺を巻き込まないで下さい
しおりを挟む「お前ら! 逃げてくるとはどういう了見だ!」
前方から聞こえてくる品の無い罵声は、かつて聞いたことのある声。
「あの人は、手に入れた力と権力に比例して品が無くなってくなぁ」
「アレが井上かい? まるでチンピラじゃないか」
軍勢の先頭で逃げて来た兵士の喉元を掴み持ち上げ、隣にいる太った中年と一緒に声を荒げているのは、紛れもなく井上の様だ。
太った中年は宰相だよな、隣に立派な馬車があるけど、二人してアレに乗って軍の先陣を切って移動してたのか?
あれでは戦いが始まったら最初に標的にされそうだけど、戦争というものを分かっているのかな。
「あの太った男はもしかして宰相か? 何でこんな先頭にいるんだ? 普通、あの手の手合いは軍の中央か後方にいるもんだろ」
忍さんも疑問に思った様だ、眉をしかめてる。
「もしかして、一方的に自分達が攻め立てる様な展開を想像をしてるのかも。そして、それを特等席で見たくて先頭に……」
「おいおい、それは幾ら何でも楽天的過ぎるだろ」
「戦争というものが分かってないんじゃないですか? 戦力的に強い方が一方的に攻め続けられると思っているのかも」
「はっ、だとしたら楽天的なのを通り越して単なるバカだな。自然界でも捕食される側は、命懸けで抵抗するというのに、攻められる側が何もせずに蹂躙される訳がない」
「それが分かってない可能性があるんですよ、宰相と井上は。徹底的に自分の都合のいい様にしか考えない傾向がありますから。自分達が攻撃されるなんて露ほども思ってないのかもしれません」
井上達との距離が縮まり、苦笑いしながら俺は数歩下がり忍さんの後ろに着く。その俺の行動を見て忍さんは渋面を作った。
「なんだい、本当に手を貸してくれないのかい?」
「もしも、忍さんが苦戦する様なら勿論手を貸しますよ。苦戦するならね」
「つれないねぇ……一緒に戦ってくれても良いじゃないか」
「俺じゃ、忍さんの足手まといになりかねませんからね」
「また、心にも無いことを……」
心底がっかりした様に呟くと、忍さんは仕方ないとばかりに一つため息を吐きゆっくりと井上達の下へと歩き始める。
俺はその場に止まり、腕を組みながら忍さんの戦いぶりをじっくりと見させてもらうことにした。
「やあ、君が井上で良いのかな」
ある程度近付き、忍さんは井上に向かって声を掛ける。兵士に怒鳴り散らす事に夢中になっていたのか、忍さんの接近に気付いてなかった井上と宰相は、忍さんから声を掛けられて初めてそちらへと視線を向けた。そしてーー
「ヒィィィィッ、き……鬼神!」
忍さんの姿を確認した宰相が、凄まじい勢いで後退り、背後に控えていた兵士達に背中からぶつかる。兵士達は何とか宰相の身を受け止め倒れる事を堪えたが、宰相はそれでも構わずに兵士達を押し退けながら後退ろうとし続けた。
「ほぉ、貴女が調停者ですか」
宰相の取り乱した様子から忍さんを調停者と判断したのであろう井上は、吊るし上げていた兵士を放り投げ忍さんへと向き直る。
「話は聞いてますよ。何でも、俺達が来る前に国に勇者を軍事利用するなと忠告しに来たとか」
「ああ、それをすればどうなるか、実演を兼ねて教えてやったつもりなんだけどね」
井上の言葉に、忍さんは笑いながら答える。
やっぱりと言うか、忍さんは『風の国』にも忠告はしてたのか。忍さんの口振りからすると忠告って言うより脅迫っぽいけど……
「で、その調停者さんが一体何の用でここに」
「決まっているだろ。忠告した通り貴様が戦争に参加出来ない様に足腰立たなくしてやろうと思ってね」
しらばっくれる井上に忍さんは背中の大剣を抜き、見るからに重そうなその大剣を軽々と片手で地面と水平にしてその剣先で井上を指す。
「ハッハッハッ、俺は単なる付き添いですよ。戦いに参加するつもりはありません」
「だったら、さっさとこの場から去れ。そしたら見逃してやる」
更にしらばっくれる井上に忍さんが高圧的に言い放つと、井上はムッと顔を歪めた。
「見逃す? それはこっちのセリフだ。たった二人で来て、俺達をどうこう出来ると思っているのか!」
今まで余裕ぶっていたのに、あっさりとその仮面を脱いだ井上は、声を荒げると背後に控えていた兵士達に向かって顎で指示を出す。
井上に指示された兵士達は、バタバタと隊列もあったもんじゃない動きで俺と忍さんを遠巻きに取り囲んだ。
あいつ、忍耐力も無くなってるな。少なくても生徒会長時代はどんなに腹がたってもあんな地の顔を晒すことは無かったのに……
「強いのは恐らくその女だけだ。背後のオマケはサッサと殺してしまえ」
背後のオマケって俺の事ですか? あー……俺は見学なんだけどな……でもこんな奴等、忍さんのナチュラル威圧で使い物にならなくなるだろう。
井上にオマケ呼ばわりされても、弱者の戯言にしか聞こえない。忍さん、サッサとやっちゃって下さい。と、高を括って見ていると、忍さんがこちらに視線を向けてニイッと笑って見せた。
あっ、忍さん、此奴らをどうにかする気ないな……
その真実に気付いた俺は、ポリポリと面倒臭そうに頭を掻き小さくため息を吐く。
仕方がないな。こんな奴等真面に相手をするのも面倒臭いし、サッサと戦闘不能にしてやるか。
忍さんは俺の実戦を見たいんだろうけど、そんな手に乗ってやる必要は無い。
俺は【威圧】に自分の気迫を乗せて手加減無しに周りに放つ。
するとどうでしょう。俺の側にいた者はその場で泡を吹いてバタバタと倒れ込み、離れてた者も悲鳴も上げずにその場にへたり込む。
「なっ! 何だこれは!」
「ほう……スキルの【威圧】を持っていたか」
自分がオマケ呼ばわりした俺によって兵士達が使い物にならなくなって狼狽える井上と、楽しそうに口角を上げる忍さん。
「ふむ、本当は戦ってるところを見たかったんだけど、これはこれで面白かったから良いか。どうせ、こんな奴等では君の本気は見れなかっただろうしな」
一人納得して忍さんは井上へと視線を向ける。忍さんにロックオンされた井上は、身の危険を感じたのか狼狽えつつも慌てて剣と盾を構えた。
「くそっ! 何をしたか知らんが汚ねぇ真似をしやがって!」
「威圧に当てられて勝手に使い物にならなくなったんだろ。第一、戦争を吹っかけておいて汚いという言葉が出る神経が知れんな」
「黙れぇ!」
忍さんにバカにされ、井上が激昂しながら彼女に向かって走り出す。忍さんは井上が間合いに入った瞬間、無造作に片手で大剣を地面と水平に払った。
「舐めるな! 【受け流し】!」
そのやる気の感じない攻撃を、井上は盾を斜めに構えて受け流そうとしたが、
ガキッ!
忍さんの大剣は盾で流されず、鈍い金属音とともに井上は右手の方に吹き飛ばされる。
「盾スキル【受け流し】か。しかし、お前の筋力では私の大剣永続スキル【重撃】の効果が乗った攻撃を受け流す事は出来なかった様だな」
《【受け流し】はそのまま、盾で相手の攻撃を受け流すスキルで、【重撃】は斧術にもありますのでお分かりだと思いますが、攻撃の重みを増すスキルです》
アユムの解説に、俺は静かに頷く。
アユムの言う通り、【重撃】は俺も取得している。【特級斧術】で取得したこの【重撃】というスキルは、忍さんの言っていた通り永続スキル。効果は攻撃の重みを一・一倍にするという何とも微妙なスキルだが、全ての物理攻撃に適用されしかも、何のリスクも負わない。威力的には微妙だが、長期の打ち合いを考えれば、かなり効果的なスキルである。
それを物語るように、いや、それ以上に、忍さんの無造作に振るわれる大剣を受けるたびに、井上は右に、左にと吹き飛ばされていた。
(……それにしても井上、吹き飛ばされ過ぎじゃないか?)
《仕方ないです、元々の筋力が違い過ぎますから。はっきり言って【重撃】が無くても結果は同じでしたでしょう》
(少しは井上に忍さんの実力を出してもらいたかったんだけどな)
《無理ですね。格が違い過ぎます》
「くそっ!【スラスト】!」
何度地面に転がらされただろうか。今だに実力の差を理解出来ていないのか、井上は立ち上がると同時に高速の突きを放つスキルを発動させる。
「久しぶりの実戦だから、少しは楽しませてもらいたかったのだけどね」
しかしその高速の突きを、忍さんは欠伸でもするかの様につまらなそうに、その剣先を親指と人差し指で摘んで止めてみせた。
「なっ! ……」
完全に意表を突いたとでも思っていたのか、忍さんの手のひらで転がされながらもそれに気付いていない井上は、攻撃を指で摘まれ愕然とした表情を浮かべる。
「つまらん。実につまらん。つまらな過ぎて苛立ち紛れに殺したくなってしまいそうだ。だから、そうなる前に前にサッサと消えろ」
殺気を滲ませつつ、忍さんが摘んだ剣を無造作に振ると、柄を握っていた井上も一緒に振り回され、遠心力が一番働いた頃にその手を離した井上は後方に数メートル飛ばされた。
一回転し、足を投げ出す様に座る形で止まった井上の股の間に、忍さんは無言で剣を投げ返す。
ザスッ!
股間の近くに刺さった自分の剣を呆然と見ていた井上は、やがて我に帰ると『ヒィッ』と短い悲鳴を上げて盾をも投げ捨てて街道を逃げ帰る。俺の【威圧】で気絶した兵士や宰相すらも見捨てて一人で。
井上の醜い逃げっぷりを目の当たりにした気絶を免れた兵士達は、暫くは信じられないといった表情をしていたが、やがて、状況が理解出来たのか井上を追う様に一斉に退却し始めた。
「全く、不完全燃焼も良いところだ。なあ、私の欲求を解消してくれないか?」
「勘弁して下さい」
聞き様によっては卑猥に聞こえる言い回しに、俺がかぶりを振ると忍さんは残念と小さく笑った。
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