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10話・ダンジョンへ
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森林系ダンジョンに到着し、早速ダンジョンへ入っていく。陣形は、いつも通り、僕、ユーベル、ロン、ベンの順だ。
ダンジョン内でのモンスターの数は、外と比べるまでもなく、ダンジョン内の方が断然多い。だけど僕たち以外にも、当然冒険者は存在し、モンスターを倒すので、遭遇率は、外より少し高いくらいだ。
それに、外と比べ、ダンジョン内でのモンスターは、倒すとダンジョンに取り込まれてしまい、魔石とドロップアイテムのみ残す。たまに、全身がドロップアイテムとして残る事もある。だけだ、その時以外は、ダンジョン内のモンスターは、基本解体をしなくていいので、かなり楽だ。
僕たちは、そのまま2層の水辺を目指す。
遭遇するモンスターは、ユーベルたちが難なく倒していく。僕は、モンスターのヘイトを稼いだり、補助したりしていく。
数時間かけ、次層へ続く階段を見つける。そのまま、2階層へ降りていく。
少しして、水辺で今回目的であるクロコディルを発見する。まんま、ワニ型のモンスターだった。
…ん? ワニってなんだ? ふと、思い浮かんだ言葉に、疑問を抱くが、すぐに戦闘に移りそうなので、頭の片隅に押しやる。
僕は、いつものように、眠れる力を使い、ユーベルたちの能力を上げて、眠れでモンスターの動きを鈍らせる。最近では、眠れの能力値も上がったおかげなのか、ごく稀に、モンスターが本当に眠るようになってきた。
今回は、運良く眠ってくれたようだ。
「こいつ、寝てやがるぞ… まぁ、いいか…」
ユーベルが、寝ているクロコディル近づき、そのまま剣を振り下ろし、首を切りつける。その一撃で、死んでしまったようで、黒い粒子になり、ダンジョンに取り込まれ、魔石とクロコディルの皮を残す。それを僕が回収する。荷物持ちも僕の担当だ。普通なら、前衛の僕が荷物を持つなんて無いのだが、僕たちのパーティーは、マジックバックを持っている。
マジックバックとは、普通の袋みたいな見た目と異なり、多くの物を収納する事の出来る魔法の袋だ。孤児院を出る時に、カリーナさんから、パーティーで使ってと貰った物だ。
「次行くぞ!!」
そのまま、水辺を進んでいき、クエスト達成数のクロコディルの皮を集め終わったので、地上に戻った。
ダンジョンを出ると、そのまま街に戻り、マジックバックをユーベルに渡す。相も変わらず、ユーベルたちだけで、クエスト達成の報告をしてくれる。
僕は、一足早く宿屋に戻り体を休める。その後は、クエスト達成報告を終えた、ユーベルたちが戻ってきて、達成料を分ける。取り分は、3:3:3:1だ。ユーベルたちが3で、僕が1だ。取り分は、パーティーの貢献度で決まっている。
ユーベルたちは、達成料を渡した後、すぐに、自分たちが泊まってある別の宿屋に戻っていった。
◆
そのまま、冒険者を続け、その間に、色々な事があり、運良く貴族様との繋がりも出来たようだ。
まぁ、ユーベルたちが、貴族様と話している間、僕は別の所にいたから、どんな話をしたのか、知らないけどね。そんな生活を送りながら、約3年の月日が流れた。
朝、目が覚めると、強烈な頭痛に襲われていた。
ダンジョン内でのモンスターの数は、外と比べるまでもなく、ダンジョン内の方が断然多い。だけど僕たち以外にも、当然冒険者は存在し、モンスターを倒すので、遭遇率は、外より少し高いくらいだ。
それに、外と比べ、ダンジョン内でのモンスターは、倒すとダンジョンに取り込まれてしまい、魔石とドロップアイテムのみ残す。たまに、全身がドロップアイテムとして残る事もある。だけだ、その時以外は、ダンジョン内のモンスターは、基本解体をしなくていいので、かなり楽だ。
僕たちは、そのまま2層の水辺を目指す。
遭遇するモンスターは、ユーベルたちが難なく倒していく。僕は、モンスターのヘイトを稼いだり、補助したりしていく。
数時間かけ、次層へ続く階段を見つける。そのまま、2階層へ降りていく。
少しして、水辺で今回目的であるクロコディルを発見する。まんま、ワニ型のモンスターだった。
…ん? ワニってなんだ? ふと、思い浮かんだ言葉に、疑問を抱くが、すぐに戦闘に移りそうなので、頭の片隅に押しやる。
僕は、いつものように、眠れる力を使い、ユーベルたちの能力を上げて、眠れでモンスターの動きを鈍らせる。最近では、眠れの能力値も上がったおかげなのか、ごく稀に、モンスターが本当に眠るようになってきた。
今回は、運良く眠ってくれたようだ。
「こいつ、寝てやがるぞ… まぁ、いいか…」
ユーベルが、寝ているクロコディル近づき、そのまま剣を振り下ろし、首を切りつける。その一撃で、死んでしまったようで、黒い粒子になり、ダンジョンに取り込まれ、魔石とクロコディルの皮を残す。それを僕が回収する。荷物持ちも僕の担当だ。普通なら、前衛の僕が荷物を持つなんて無いのだが、僕たちのパーティーは、マジックバックを持っている。
マジックバックとは、普通の袋みたいな見た目と異なり、多くの物を収納する事の出来る魔法の袋だ。孤児院を出る時に、カリーナさんから、パーティーで使ってと貰った物だ。
「次行くぞ!!」
そのまま、水辺を進んでいき、クエスト達成数のクロコディルの皮を集め終わったので、地上に戻った。
ダンジョンを出ると、そのまま街に戻り、マジックバックをユーベルに渡す。相も変わらず、ユーベルたちだけで、クエスト達成の報告をしてくれる。
僕は、一足早く宿屋に戻り体を休める。その後は、クエスト達成報告を終えた、ユーベルたちが戻ってきて、達成料を分ける。取り分は、3:3:3:1だ。ユーベルたちが3で、僕が1だ。取り分は、パーティーの貢献度で決まっている。
ユーベルたちは、達成料を渡した後、すぐに、自分たちが泊まってある別の宿屋に戻っていった。
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そのまま、冒険者を続け、その間に、色々な事があり、運良く貴族様との繋がりも出来たようだ。
まぁ、ユーベルたちが、貴族様と話している間、僕は別の所にいたから、どんな話をしたのか、知らないけどね。そんな生活を送りながら、約3年の月日が流れた。
朝、目が覚めると、強烈な頭痛に襲われていた。
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