スキルが覚醒してパーティーに貢献していたつもりだったが、追放されてしまいました ~今度から新たに出来た仲間と頑張ります~

黒色の猫

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18話・スピカ

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 無事、従魔の名前も決まった。

「名前も決まったし、腹ごしらえでもしに行くかな。スピカはどうす… 聞くまでもないか…」

 スルスルと、腕を上り俺の肩の上で眠りについた。
 身支度を整えてから、1階に下り朝ご飯を食べる。
 食べ終えた後は、おじさんが作った弁当を、おばちゃんから預かる。容器を渡した事もあってか、かなりの数を作ってくれていた。おばちゃんの話によると、明日の朝には貰った食材を使い終わるそうだ。まだ、出してない食材は、アイテムボックス内に残っているが、結構弁当のストックが出来たので、残った食材はとっておく事にした。預かった弁当をアイテムボックスに入れた後、ダンジョンへむかい、転移した後18階層へ下りる。
 下りたのはいいが、肩に乗ってあるスピカが気になり、1度階段へ戻る。

「なぁ、スピカ。俺が戦っている間、肩にしがみついておくつもりか?」

 スピカは、うっすらと目を開ける。
 すぐに俺から視線をずらし、目の前をジーと見つめる。すると、スピカの目の前に、黒い渦のような物が現れる。

「もしかして、異空間か?」

 黒い渦の中に、手をそっと入れてみる。特に何も起きないので、思いきって首を入れてみると一畳ほどの空間があった。首を抜いた後、スピカに聞いてみる。

「もしかして、この中で寝ているつもりか?」

 肯定とでも言うように、俺の腕を伝い異空間の中に入ろうとする。

「あれ? でも、待ってくれ、スピカ」

 スピカは、そっと止まりゆっくり振り返る。

「どうやって、スピカと連絡を取り合うんだ?」

 俺が、そう言うと

『念話… 使う…』

「!? す… スピカ、お前しゃべれたのか?」

 僅かにだが首を縦に振ったように見える。

「でも、俺念話とか使えないぞ?」

 僅かに首を横に振ったような気がする。

『私とだけ… 念話… 使える…』

「……スピカは、俺の従魔だから、スピカとなら念話出来るって事か?」

 僅かに首を縦に振り、スピカは、異空間の中へ入って行った。

『閉じる… 手…』

 俺は、黒い渦にかけていた手をどかすと、黒い渦は、消えていった。俺は、念話を使ってみる事にした。だけど、

「…どうやって使えばいいんだ?」

 使い方が、分からなかった。
 遠話のブレスレットのように、魔力を流そうにも、魔力を流す物がない。とりあえず、念話と言うくらいだし、スピカの事を思い浮かべながら声を届け~と念じてみる。すると、

『どうしたの…』

  スピカと繋がった!!

"念話が繋がるかどうか試したくてな、悪かったな。おやすみ、スピカ"

『そう… 別にいい… おやすみ…』

 スピカの安全も確保できたし、念話も試せたので、18階層へ下り、レベル上げを行う。
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