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20話・明日の予定
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銭湯につくと、戻ってくる時間が早かったので、汗を流した後、のんびり湯に浸かり体を温めた。
しっかり温め終わった後、宿屋に戻った。
「あら、おかえり、セウン。今日は、少し早いんだね」
「はい。丁度キリが良かったので、早めに帰ってきました」
「そうかい。なら、今ちょっと時間大丈夫かい?」
「はい、大丈夫ですよ」
「なら、ついて来ておくれ」
「? 分かりました」
僕は、おばちゃんの後について行く。
連れていかれた先は、厨房だった。そこには、積み重なった弁当とその影に隠れた、燃え尽きて灰になったような格好のおじさんが椅子に座っていた。
さっと、おばちゃんは、自分の体でおじさんを隠し、
「材料が、悪くなりそうだったからねぇ、頑張って貰ったんだよ…」
おばちゃんが、そっと教えてくれる。
「…何だか、すみません」
謝るけど、なぜか気にしなくていいよと言われ、更に催促をされる為、俺は、弁当をアイテムボックスにいれた後、弁当の代金を尋ねた。すると、告げられた金額は、思ったよりも少なかった。
「おばちゃん、何だか、少なくない?」
「そりゃあ、材料や弁当箱は、セウン持ちだからねぇ」
「そうなの?」
「そうだよ」
「…分かった」
俺は、お金を取り出し、おばちゃんに手渡す。
「はい、確かに受け取っ… ん、何だか、多いよ」
多い分を、返そうとして来たので、
「それは、日頃のお礼です」
俺は、そう言いながらさっと手を後ろに回したので、
「そうかい… 分かったよ。有り難く受け取っておくよ」
渋々ではあるが、ちゃんと受け取って貰えた。
その後は、晩御飯を食べてから、部屋に戻った。
しばらくのんびりした後、寝ようとベッドに横になると、ブレスレットが光だす。3回目ともなれば、なれたものでブレスレットに、魔力を流す。
『せ… セウンか?』
「あぁ、そうだよ。今日は、シエルなんだな」
『う… うん、そうよ。嫌だった?」
「ん、別にそんな事はないぞ」
『そっか (良かった)…』
「そう言えば、シエル、王女の仕事はどうだ?」
『まだ少し、残ってるわね…』
王女って、大変なんだな…
「まぁ、なんだ頑張ってくれ」
『はい… セウンの方は、レベル上げはどう?』
「順調に、上がってるぞ。そうだ、なぁシエル?」
『何?』
「いい武器屋とか知らないか?」
『武器屋?』
「あぁ、手持ちの武器が少なくなってきてな…」
『ん~… 私のいきつけで良ければ…』
「本当か? なら頼む」
『わ… 分かった』
そうして、シエルのいきつけの武器屋を教えて貰う。
「ありがとう、シエル。早速明日行ってみるよ」
『役に立てて、良かった… ねぇ、セウン?』
「なんだ?」
『明日、わ… 私も、ついて行っていい?』
「武器屋にか?」
『うん!!』
「俺は、別にいいけど。王女の仕事はいいのか? まだ、少し… 『大丈夫!! それに、私もついて行った方が、話を通しやすいよ!!』」
それも、そうか。
「なら、お願いしてもいいか?」
『任せて!!』
「それじゃあ、また明日な。おやすみシエル」
『うん、おやすみセウン!!』
ブレスレットが切れたのを確認した後、俺は、眠りについた。
同時刻王宮内にて、騒がしく叫んでいた王女が、こっぴどく怒られたとか怒られなかったとか…
しっかり温め終わった後、宿屋に戻った。
「あら、おかえり、セウン。今日は、少し早いんだね」
「はい。丁度キリが良かったので、早めに帰ってきました」
「そうかい。なら、今ちょっと時間大丈夫かい?」
「はい、大丈夫ですよ」
「なら、ついて来ておくれ」
「? 分かりました」
僕は、おばちゃんの後について行く。
連れていかれた先は、厨房だった。そこには、積み重なった弁当とその影に隠れた、燃え尽きて灰になったような格好のおじさんが椅子に座っていた。
さっと、おばちゃんは、自分の体でおじさんを隠し、
「材料が、悪くなりそうだったからねぇ、頑張って貰ったんだよ…」
おばちゃんが、そっと教えてくれる。
「…何だか、すみません」
謝るけど、なぜか気にしなくていいよと言われ、更に催促をされる為、俺は、弁当をアイテムボックスにいれた後、弁当の代金を尋ねた。すると、告げられた金額は、思ったよりも少なかった。
「おばちゃん、何だか、少なくない?」
「そりゃあ、材料や弁当箱は、セウン持ちだからねぇ」
「そうなの?」
「そうだよ」
「…分かった」
俺は、お金を取り出し、おばちゃんに手渡す。
「はい、確かに受け取っ… ん、何だか、多いよ」
多い分を、返そうとして来たので、
「それは、日頃のお礼です」
俺は、そう言いながらさっと手を後ろに回したので、
「そうかい… 分かったよ。有り難く受け取っておくよ」
渋々ではあるが、ちゃんと受け取って貰えた。
その後は、晩御飯を食べてから、部屋に戻った。
しばらくのんびりした後、寝ようとベッドに横になると、ブレスレットが光だす。3回目ともなれば、なれたものでブレスレットに、魔力を流す。
『せ… セウンか?』
「あぁ、そうだよ。今日は、シエルなんだな」
『う… うん、そうよ。嫌だった?」
「ん、別にそんな事はないぞ」
『そっか (良かった)…』
「そう言えば、シエル、王女の仕事はどうだ?」
『まだ少し、残ってるわね…』
王女って、大変なんだな…
「まぁ、なんだ頑張ってくれ」
『はい… セウンの方は、レベル上げはどう?』
「順調に、上がってるぞ。そうだ、なぁシエル?」
『何?』
「いい武器屋とか知らないか?」
『武器屋?』
「あぁ、手持ちの武器が少なくなってきてな…」
『ん~… 私のいきつけで良ければ…』
「本当か? なら頼む」
『わ… 分かった』
そうして、シエルのいきつけの武器屋を教えて貰う。
「ありがとう、シエル。早速明日行ってみるよ」
『役に立てて、良かった… ねぇ、セウン?』
「なんだ?」
『明日、わ… 私も、ついて行っていい?』
「武器屋にか?」
『うん!!』
「俺は、別にいいけど。王女の仕事はいいのか? まだ、少し… 『大丈夫!! それに、私もついて行った方が、話を通しやすいよ!!』」
それも、そうか。
「なら、お願いしてもいいか?」
『任せて!!』
「それじゃあ、また明日な。おやすみシエル」
『うん、おやすみセウン!!』
ブレスレットが切れたのを確認した後、俺は、眠りについた。
同時刻王宮内にて、騒がしく叫んでいた王女が、こっぴどく怒られたとか怒られなかったとか…
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