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22話・鍛冶屋へ
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待ち合わせに着くと、既にシエルが待っていた。ただ、シエルの横には、死屍累々のような男たちの山が気づかれていた。
「な… なぁ、シエル。1つ聞いていいか?」
「? いいですよ」
「あれ、何だか分かるか?」
一瞬無視しようかとも思ったけど、気になっていないと嘘になるので、死屍累々の男たちを指差し、やったであろう本人に聞いてみる。
「ん、あれって… 何、この人たち寝てるの?」
シエルも、横を見て、男たちの山を不思議がっている。嘘をついている様子はない。
あれ? てっきり、シエルがやったものだと思ったけど、違うのか?
その時、周りの声が俺の耳に届いた。
「おい見たかよ…」
「見た見た。あんなにかわいい顔をしているのに、話しかけてきた男たちを、悉く屠っていってたな…」
「あれ? でも、あの人、今気づいたみたいよ…」
「まじかよ… 言われてみれば、勝手に体が動いたって感じだったような…」
周りの人よ、情報をありがとう。
シエル… お前、無意識でやったのか…
てか、2人目の男!! 別に、屠ってない… よな…
そっと、倒れた男たちを確認する。うん、胸は動いてるな。そうこうしてると、
「セウン、この人たちどうする?」
シエルが、困ったような顔で、聞いてくる。
俺は、少し考えた後、
「放置で!!」
早く、武器屋に行きたいので、そう答える。
「「「「「!!」」」」」
聞き耳をたてていた周りの人たちが、ギョッとしたような目で、俺を見てくるが、軽くスルーする。
「え、でも…」
シエルはシエルで、納得してないようだ。
「…シエル。この人たちは、酔って寝てるだけだよ?」
「そ… そうなの?」
「あぁ、そうだよ。ほら、あの男を見てごらん」
俺は、そう言ってから、一番上で、仰向けのまま俺たちの方に顔をむけて倒れている男を指差す。
シエルは、指された方を見る。
「顔が赤いだろ?」
「? えぇ、そうね」
「あれは… 酔って、赤くなってるだけだよ…」
俺が、そう言うとまたしても周りの声が聞こえてきた。
「いやいやいや、あれ殴られて赤くなってるだけだよな?」
「俺、あいつが、殴られる所見たぞ…」
「あ、私も見た。空中で、2回転くらいしてたわ…」
「芸術的な回転だったよな…」
俺は、またしても周りの声をスルーする。
だけど、俺もこれは苦しいかとシエルを見てみるが、
「あ、なるほど!!」
はい、納得して頂けました。
「だ… だから、武器屋へ行こうか、シエル。案内は、頼んだよ」
「はい!! こっちです!!」
笑顔のまま、死屍累々の山を横切って行くシエルの後を俺は、苦笑いしながらついていく。
「な… なぁ、シエル。1つ聞いていいか?」
「? いいですよ」
「あれ、何だか分かるか?」
一瞬無視しようかとも思ったけど、気になっていないと嘘になるので、死屍累々の男たちを指差し、やったであろう本人に聞いてみる。
「ん、あれって… 何、この人たち寝てるの?」
シエルも、横を見て、男たちの山を不思議がっている。嘘をついている様子はない。
あれ? てっきり、シエルがやったものだと思ったけど、違うのか?
その時、周りの声が俺の耳に届いた。
「おい見たかよ…」
「見た見た。あんなにかわいい顔をしているのに、話しかけてきた男たちを、悉く屠っていってたな…」
「あれ? でも、あの人、今気づいたみたいよ…」
「まじかよ… 言われてみれば、勝手に体が動いたって感じだったような…」
周りの人よ、情報をありがとう。
シエル… お前、無意識でやったのか…
てか、2人目の男!! 別に、屠ってない… よな…
そっと、倒れた男たちを確認する。うん、胸は動いてるな。そうこうしてると、
「セウン、この人たちどうする?」
シエルが、困ったような顔で、聞いてくる。
俺は、少し考えた後、
「放置で!!」
早く、武器屋に行きたいので、そう答える。
「「「「「!!」」」」」
聞き耳をたてていた周りの人たちが、ギョッとしたような目で、俺を見てくるが、軽くスルーする。
「え、でも…」
シエルはシエルで、納得してないようだ。
「…シエル。この人たちは、酔って寝てるだけだよ?」
「そ… そうなの?」
「あぁ、そうだよ。ほら、あの男を見てごらん」
俺は、そう言ってから、一番上で、仰向けのまま俺たちの方に顔をむけて倒れている男を指差す。
シエルは、指された方を見る。
「顔が赤いだろ?」
「? えぇ、そうね」
「あれは… 酔って、赤くなってるだけだよ…」
俺が、そう言うとまたしても周りの声が聞こえてきた。
「いやいやいや、あれ殴られて赤くなってるだけだよな?」
「俺、あいつが、殴られる所見たぞ…」
「あ、私も見た。空中で、2回転くらいしてたわ…」
「芸術的な回転だったよな…」
俺は、またしても周りの声をスルーする。
だけど、俺もこれは苦しいかとシエルを見てみるが、
「あ、なるほど!!」
はい、納得して頂けました。
「だ… だから、武器屋へ行こうか、シエル。案内は、頼んだよ」
「はい!! こっちです!!」
笑顔のまま、死屍累々の山を横切って行くシエルの後を俺は、苦笑いしながらついていく。
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