スキルが覚醒してパーティーに貢献していたつもりだったが、追放されてしまいました ~今度から新たに出来た仲間と頑張ります~

黒色の猫

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50話・模擬戦 2

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「分かった。では、始め!!」

 スタッフさんの合図で、模擬戦が開始される。
 俺は、合図と共に、

眠れる力ソーン・能力向上」

 能力を向上させる。
 この模擬戦の目的は、俺の実力を示す事なので、相手を眠らせずに相手をするので、とりあえず3倍まであげる。まぁでも、この後予定があるから早めに終わらせるつもりなので、相手が動き出す前に、こちらから動き出す。
 俺は、向上させた能力をフルに使い、後ろにいた男の前に移動する。

「「「「!?」」」」

 たぶん、他の人たちには、俺の姿が消えたように見えただろう。
 移動したのはいいが、このまま神殿騎士をたたっ斬る訳にはいかないので、俺にむけた殺気のお返しはしないといけないので、とりあえず愛用しているであろう持っていた剣を刀で斬ってから、手加減を忘れないように、若い神殿騎士同様に、顔面を鞘で殴り付けておく。

「へぇ…」

 神殿騎士は、殴られる瞬間、後ろへ下がろうとしていたし、気絶もしていない。
 しかも、ちらっと散開していた神殿騎士たちを見ると、既に、カヴァリエの近くで一塊になって、俺の攻撃に備えている。どうやら先ほどの若い神殿騎士とは、違うようだな。

「トリ。下がりなさい」

 カヴァリエがそう言うと、殴られた神殿騎士は、こくりと頷き、下がっていく。

「オト、リオ、あれを使います。時間稼ぎ任せましたよ」

 2人の神殿騎士が、首を縦に振り、カヴァリエの前に出る。
 カヴァリエが何かする前に、倒す事も出来そうだが、何をするのか気になったので、止めておき、残りの2人の神殿騎士の相手をする。
 先ほどのスピードで、2人に近づこうとしたが、2人を中心に、半径5m程の光の半球が広がる。
 光の半球に、刀を軽く振ってみるが、弾かれてしまう。どうやら、結界か何かを張ったようだ。
 2人の神殿騎士は、結界に自信があるのか、少し口角をあげながら結界の維持に勤めている。
 カヴァリエが何かをするのを待つのに、丁度良いので、壊さない程度に、結界に攻撃しながら待っておく。

「準備が整いました。オト、リオ、結界を解除して、セウン殿の拘束を… 「いや、その必要はないぞ」 何?」

 準備が整ったようなので、刀の覚醒を雷付与から結界破壊に変更し刀を振り下ろす。
 2人の神殿騎士が、張ってあった結界は、音を立てて崩れた。

「「「!?」」」

「これで、解除しなくて良くなったな。それに、躱さないから、拘束は必要ないぞ」
 
「…良いでしょう。オト、リオ、離れてなさい。セウン殿、威力は最少ですが、死なないで下さいね」

「了解」

 俺は、カヴァリエの攻撃を待ち構える。
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