141 / 453
6話・出品完了
しおりを挟む
オークションに出品するアイテムの鑑定は、スムーズに進んでいった。
鑑定士が鑑定していき、1つ鑑定する度に、何やらメモをとっていく。それがなんなのか気になったので、それとなく聞いてみると、オークション時に、進行者が説明しやすいように、アイテムの名前や大まかな効果を書いた紙と俺が何を出品したのかという証明書みたいな物を書いていたようだ。
大変だなぁと思いながらも、手伝う訳にもいかず、邪魔にならないように、出された茶菓子を食べながら、静かに過ごした。
全て鑑定を終えた後は、申し訳なさそうに、何個かアイテムを返された。理由を尋ねると、どうやら出品基準があるらしく、その基準を満たしていなかった為に返却された。それを、アイテムボックスにしまった後、再度出品物が落札された時の説明を受け、契約書にサインし、
「この度は、貴重なアイテムを数多く出品して下さりありがとうございました」
と、支配人に見送られながら、建物を後にした。因みに、帰り際に、再度出品物の持ち込みは可能かどうか尋ねてみると、やんわりと断られた。何でも、数が多すぎると、決められた期間で捌ききれるか分からないとの事だった。
「3人とも、今日はありがとう。良かったら、この後ご飯をご馳走させてくれないか?」
建物を出た時には、日は傾き出してたので、夕食に誘う。
「行く!!」
シエルは、参加と。
「シェーンとマオはどうする?」
2人は、チラッと目を合わせ、
「すみません、セウンさん。私とマオさんは、この後用があるので、大変申し訳ないのですが、辞退させて貰います」
「すまんのぉ、セウン」
2人は、不参加か。
「いや、いいよ。なら、また今度誘うよ」
「はい、ありがとうございます」
「楽しみにしているのじゃ」
そんなやり取りをしていると、シエルが驚いた顔をしながら、2人に詰め寄っていき、小声で話し出す。
内緒話かなと思い、そっと距離をとる。
少しして、3人が歩いてくる。シエルの顔が、少し赤くなっていた。
「話は、終わったのか?」
「終わったのじゃ。それで、さっきも言ったが、儂とシェーンは、参加出来ないから、2人で行って来るのじゃ」
「そうか。なら、2人ともまたな」
「はい!!」
「またななのじゃ」
2人と別れ、
「それじゃあ、行こうか、シエル」
「はい…」
俺たちも、歩き出す。
最初は、おばちゃんの宿屋でとろうかと思ったが、いつも同じ場所だと味気ないので、ブラブラと探索して、良さげな場所に入り、夕食を済ませた。
◆
夕食を済ませた後、シエルをマオの家まで送る。
どうやら、今日はマオの家に泊まるみたいだ。
「今日は、助かったよ、シエル」
「役に立てて、良かったわ」
「本当に、ありがとうな」
そんな話ながら、マオの家にたどり着く。
「あ、そうだ、シエル。これ、やるよ」
俺は、アイテムボックスからシエルに渡す予定だったアイテムを取り出し手渡した。
鑑定士が鑑定していき、1つ鑑定する度に、何やらメモをとっていく。それがなんなのか気になったので、それとなく聞いてみると、オークション時に、進行者が説明しやすいように、アイテムの名前や大まかな効果を書いた紙と俺が何を出品したのかという証明書みたいな物を書いていたようだ。
大変だなぁと思いながらも、手伝う訳にもいかず、邪魔にならないように、出された茶菓子を食べながら、静かに過ごした。
全て鑑定を終えた後は、申し訳なさそうに、何個かアイテムを返された。理由を尋ねると、どうやら出品基準があるらしく、その基準を満たしていなかった為に返却された。それを、アイテムボックスにしまった後、再度出品物が落札された時の説明を受け、契約書にサインし、
「この度は、貴重なアイテムを数多く出品して下さりありがとうございました」
と、支配人に見送られながら、建物を後にした。因みに、帰り際に、再度出品物の持ち込みは可能かどうか尋ねてみると、やんわりと断られた。何でも、数が多すぎると、決められた期間で捌ききれるか分からないとの事だった。
「3人とも、今日はありがとう。良かったら、この後ご飯をご馳走させてくれないか?」
建物を出た時には、日は傾き出してたので、夕食に誘う。
「行く!!」
シエルは、参加と。
「シェーンとマオはどうする?」
2人は、チラッと目を合わせ、
「すみません、セウンさん。私とマオさんは、この後用があるので、大変申し訳ないのですが、辞退させて貰います」
「すまんのぉ、セウン」
2人は、不参加か。
「いや、いいよ。なら、また今度誘うよ」
「はい、ありがとうございます」
「楽しみにしているのじゃ」
そんなやり取りをしていると、シエルが驚いた顔をしながら、2人に詰め寄っていき、小声で話し出す。
内緒話かなと思い、そっと距離をとる。
少しして、3人が歩いてくる。シエルの顔が、少し赤くなっていた。
「話は、終わったのか?」
「終わったのじゃ。それで、さっきも言ったが、儂とシェーンは、参加出来ないから、2人で行って来るのじゃ」
「そうか。なら、2人ともまたな」
「はい!!」
「またななのじゃ」
2人と別れ、
「それじゃあ、行こうか、シエル」
「はい…」
俺たちも、歩き出す。
最初は、おばちゃんの宿屋でとろうかと思ったが、いつも同じ場所だと味気ないので、ブラブラと探索して、良さげな場所に入り、夕食を済ませた。
◆
夕食を済ませた後、シエルをマオの家まで送る。
どうやら、今日はマオの家に泊まるみたいだ。
「今日は、助かったよ、シエル」
「役に立てて、良かったわ」
「本当に、ありがとうな」
そんな話ながら、マオの家にたどり着く。
「あ、そうだ、シエル。これ、やるよ」
俺は、アイテムボックスからシエルに渡す予定だったアイテムを取り出し手渡した。
4
あなたにおすすめの小説
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~
ヒミヤデリュージョン
ファンタジー
帝国辺境でただ静かに生き延びたいだけの少年・ヴァン。
彼に正義感はない。あるのは、母が遺したノートに記された、物理法則を応用した「高圧魔力」の理論と、徹底した費用対効果至上主義だけだ。
敵国三千の精鋭が灰燼城に迫る絶望的状況。ヴァンは剣を振るわず、心理戦と補給線攪乱だけで、たった三日で敵軍を撤退させる。
この効率的すぎる勝利は帝国の中枢に届き、彼は最高峰の帝国軍事学院への招待状を手に入れる。
「英雄になりたいわけじゃない。ただ、母の死の真相と父の秘密を知るため、生き残らなきゃならないだけだ」
無口最強の仮面メイド・シンカク、命を取引に差し出した狼耳少女・アイリ。彼は常にコスパの高い道を選び、母の遺したノートの謎、そして生まれて一度も会ったことのない父・帝国大元帥のいる帝都の闇へと踏み込んでいく。
正義も英雄も、損をするなら意味がない。合理主義が英雄譚を侵食していく、反英雄ミリタリー学園ファンタジー。
魔法筆職人の俺が居なくなったら、お前ら魔法使えないけど良いんだよな?!
川井田ナツナ
ファンタジー
俺は慈悲深い人間だ。
だから、魔法の『ま』の字も理解していない住民たちに俺の作った魔法筆を使わせてあげていた。
だが、国の総意は『国家転覆罪で国外追放』だとよ。
馬鹿だとは思っていたが、俺の想像を絶する馬鹿だったとはな……。
俺が居なくなったら、お前ら魔法使えなくて生活困るだろうけど良いってことだよな??
レベル上限5の解体士 解体しかできない役立たずだったけど5レベルになったら世界が変わりました
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
前世で不慮な事故で死んだ僕、今の名はティル
異世界に転生できたのはいいけど、チートは持っていなかったから大変だった
孤児として孤児院で育った僕は育ての親のシスター、エレステナさんに何かできないかといつも思っていた
そう思っていたある日、いつも働いていた冒険者ギルドの解体室で魔物の解体をしていると、まだ死んでいない魔物が混ざっていた
その魔物を解体して絶命させると5レベルとなり上限に達したんだ。普通の人は上限が99と言われているのに僕は5おかしな話だ。
5レベルになったら世界が変わりました
俺に王太子の側近なんて無理です!
クレハ
ファンタジー
5歳の時公爵家の家の庭にある木から落ちて前世の記憶を思い出した俺。
そう、ここは剣と魔法の世界!
友達の呪いを解くために悪魔召喚をしたりその友達の側近になったりして大忙し。
ハイスペックなちゃらんぽらんな人間を演じる俺の奮闘記、ここに開幕。
公爵家三男に転生しましたが・・・
キルア犬
ファンタジー
前世は27歳の社会人でそこそこ恋愛なども経験済みの水嶋海が主人公ですが…
色々と本当に色々とありまして・・・
転生しました。
前世は女性でしたが異世界では男!
記憶持ち葛藤をご覧下さい。
作者は初投稿で理系人間ですので誤字脱字には寛容頂きたいとお願いします。
俺、何しに異世界に来たんだっけ?
右足の指
ファンタジー
「目的?チートスキル?…なんだっけ。」
主人公は、転生の儀に見事に失敗し、爆散した。
気づいた時には見知らぬ部屋、見知らぬ空間。その中で佇む、美しい自称女神の女の子…。
「あなたに、お願いがあります。どうか…」
そして体は宙に浮き、見知らぬ方陣へと消え去っていく…かに思えたその瞬間、空間内をとてつもない警報音が鳴り響く。周りにいた羽の生えた天使さんが騒ぎたて、なんだかポカーンとしている自称女神、その中で突然と身体がグチャグチャになりながらゆっくり方陣に吸い込まれていく主人公…そして女神は確信し、呟いた。
「やべ…失敗した。」
女神から託された壮大な目的、授けられたチートスキルの数々…その全てを忘れた主人公の壮大な冒険(?)が今始まる…!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる