スキルが覚醒してパーティーに貢献していたつもりだったが、追放されてしまいました ~今度から新たに出来た仲間と頑張ります~

黒色の猫

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6話・出品完了

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 オークションに出品するアイテムの鑑定は、スムーズに進んでいった。
 鑑定士が鑑定していき、1つ鑑定する度に、何やらメモをとっていく。それがなんなのか気になったので、それとなく聞いてみると、オークション時に、進行者が説明しやすいように、アイテムの名前や大まかな効果を書いた紙と俺が何を出品したのかという証明書みたいな物を書いていたようだ。
 大変だなぁと思いながらも、手伝う訳にもいかず、邪魔にならないように、出された茶菓子を食べながら、静かに過ごした。
 全て鑑定を終えた後は、申し訳なさそうに、何個かアイテムを返された。理由を尋ねると、どうやら出品基準があるらしく、その基準を満たしていなかった為に返却された。それを、アイテムボックスにしまった後、再度出品物が落札された時の説明を受け、契約書にサインし、

「この度は、貴重なアイテムを数多く出品して下さりありがとうございました」

 と、支配人に見送られながら、建物を後にした。因みに、帰り際に、再度出品物の持ち込みは可能かどうか尋ねてみると、やんわりと断られた。何でも、数が多すぎると、決められた期間で捌ききれるか分からないとの事だった。

「3人とも、今日はありがとう。良かったら、この後ご飯をご馳走させてくれないか?」

 建物を出た時には、日は傾き出してたので、夕食に誘う。

「行く!!」

 シエルは、参加と。

「シェーンとマオはどうする?」

 2人は、チラッと目を合わせ、

「すみません、セウンさん。私とマオさんは、この後用があるので、大変申し訳ないのですが、辞退させて貰います」

「すまんのぉ、セウン」

 2人は、不参加か。

「いや、いいよ。なら、また今度誘うよ」

「はい、ありがとうございます」

「楽しみにしているのじゃ」

 そんなやり取りをしていると、シエルが驚いた顔をしながら、2人に詰め寄っていき、小声で話し出す。
 内緒話かなと思い、そっと距離をとる。
 少しして、3人が歩いてくる。シエルの顔が、少し赤くなっていた。

「話は、終わったのか?」

「終わったのじゃ。それで、さっきも言ったが、儂とシェーンは、参加出来ないから、2人で行って来るのじゃ」

「そうか。なら、2人ともまたな」

「はい!!」

「またななのじゃ」

 2人と別れ、

「それじゃあ、行こうか、シエル」

「はい…」

 俺たちも、歩き出す。
 最初は、おばちゃんの宿屋でとろうかと思ったが、いつも同じ場所だと味気ないので、ブラブラと探索して、良さげな場所に入り、夕食を済ませた。





 夕食を済ませた後、シエルをマオの家まで送る。
 どうやら、今日はマオの家に泊まるみたいだ。

「今日は、助かったよ、シエル」

「役に立てて、良かったわ」

「本当に、ありがとうな」

 そんな話ながら、マオの家にたどり着く。

「あ、そうだ、シエル。これ、やるよ」

 俺は、アイテムボックスからシエルに渡す予定だったアイテムを取り出し手渡した。
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