スキルが覚醒してパーティーに貢献していたつもりだったが、追放されてしまいました ~今度から新たに出来た仲間と頑張ります~

黒色の猫

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閑話・マレン(過去編) 15

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 慎重に森の奥へと進んで行くと、更に奥から何がやって来た。それはすぐに私たちの目の前に姿を現した。
 最初は、ビックスパイダーかとも思ったが、書物で見た姿・形・色・大きさ全てにおいて違っていた。

「か… 囲うように、散開し、抜剣!!」

 私は、すぐにそう叫びながら、剣を抜く。
 他の皆も、少し遅れながらも散開しながら、剣を抜くいた。

「多方面から、一斉に攻撃!!」

 そう指示し、私も、目の前のモンスターへと剣を振り下ろした。
 





 反応があった糸の場所にむかった事に、今私は、後悔していた。

『人族か… さて、どうしたものか…』

 このまま引き返して、人族たちを見てみぬふりをしようにも、既に囲まれ、剣を抜いてきた。
 どうやら、私と敵対するつもりらしい。

『殺るか…』

 ゴブリンにしたように、糸でバラバラにしようかと思ったが、マレンの顔が浮かび上がり、手が止まった。
 だけど、そうしている内に、人族たちは、四方から持っている剣で斬りつけてきた。
 振り下ろされた剣は、私に傷一つつける事なく弾かれる。ここまでされたら、やっぱり殺るかと思ったが、またしてもマレンの顔が思い浮かんだ。

『はぁ…』

 私は、バラすようの糸ではなく、粘着性の糸に変更し、一斉に人族を縛る。これで、身動きが出来ない筈だ。ついでに、わめかないように、口も塞いでおく。

『これでいいか…』

 私は、そのまま人族を放置してから、洞窟へと帰っていった。





 私は、シャドースパイダーに乗ったまま森の中を進んでいた。私は、乗ったまま先ほどすれ違った騎士について考えていた。

「あの騎士、絶対慌ててたよね…」

 私が、力つく少し前に、慌てた様子の1人の騎士が街へと戻っていた。

「あれって、絶対森で何かあったよね… それに…」

 先ほどから見かける、何かのバラバラ死体も気になる。だから私は、シャドースパイダーにもう少しだけ急いで貰えるように頼んだ。





 洞窟へと帰ってきた私は、二度寝をしようかと腰をおろした所で、今度は別の場所に張ってある糸が反応した。

『またか… いや、これは…』

 私は、おろした腰を上げ、反応があった場所へと迎えに行った。





「だ… 団長!!」

 突然、息を切らした騎士が部屋へと入ってきた。

「どうかしましたか?」

 確か、ゴブリン討伐にむかった騎士の1人の筈だ。

「ハァハァ… そ… それが…」

 騎士から森の異変について、報告を受ける。

「謎のゴブリンのバラバラ死体ですか…」

 森で、何かが起こっているのは間違いないですね。

「報告ありがとうございます。すぐに、別の隊を編成しますので、貴方は、その隊の誘導をお願いします。」

「はい!!」

 私は、すぐに隊の編成を始める。
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