スキルが覚醒してパーティーに貢献していたつもりだったが、追放されてしまいました ~今度から新たに出来た仲間と頑張ります~

黒色の猫

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閑話・マレン(過去編) 18

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 私は、人化した金蜘蛛さんと街へとむかう。
 むかう途中、

「そういえば、金蜘蛛さん。」

「どうしたの?」

「今更なんですが、金蜘蛛さんに名前ってあるんですか?」

 街で暮らすのなら、名前がないと不便だと思い、今更ながら、聞いてみる。

「名前? いや、ないね」

「え!! ないんですか?」

「まぁ、なくて困る事もなかったしね」

「そうなんですね… なら、私がつけてもいいですか?」

「マレンがつけてくれるの? なら、お願いするよ。いい名前を頼むよ」

「が… 頑張ります!!」

 私は、足を止め、金蜘蛛さんに合いそうな名前を考える。しばらく頭を悩ませた結果、

「ルナなんてどうでしょうか?」

「ルナ? どういう意味なの?」

「子供の頃、お母さんから聞かせて貰った童話に出てきた月を現した言葉です」

「そっか…」

「ど… どうでしょうか?」

「いい名前ね。ありがとう、マレン」

 気に入って貰えたようだ。

「良かったです!!」

 名前も決まったので、再び街へと歩き出した所で、

「マレン、ちょっと止まって」

「どうかしましたか、る… ルナ?」

 私は、少し緊張しつつ、名前を呼んだ。

「この先に、無数の気配がするけど、どうする?」

「気配ですか?」

 私は、キョロキョロと辺りを見てみるが、そんな気配感じない。

「まだ先の方だから、見渡しても分からないよ、マレン。それでどうする? このまま進む、それとも回り道する?」

「そうですね… その気配って、人ですか?」

「そこまでは分からないわね。まぁ、でも固まって動いているか、人の集団だと思うよ」

「そうですか…」

 ルナさんは、人化で人の姿をしているからその集団に会っても大丈夫だと思うけど…

「回り道していいですか?」

「了解。なら、お腹すいたから、昨日行った場所経由でも大丈夫?」

「大丈夫です!!」

 こうして、私たちは、回り道をしてから街へと戻った。





 全員を絡まった糸から助け出し、情報の共有を行った。

「巨大な金色の蜘蛛ですか…」

「はい。それに、攻撃したんですが、かなり硬く傷一つつける事が出来ませんでした…」

「そうか…」

 金色の蜘蛛なんてモンスターは、聞いた事はない。理由は分からないが、ゴブリンのバラバラ死体もたぶん、その金色の蜘蛛の仕業だろう。
 何故か騎士たちを殺さなかったようだが、近くの森にそんなモンスターがいるのなら、討伐しておいた方がいいだろう。

「団長どうしますか?」

「そうですね…」

 連れてきた騎士たちには悪いが、

「1度、この場を離脱して、街へと戻り、魔法師団と話し合ったのち、その金色の蜘蛛の討伐隊を編成します」

「分かりました」

 私たちは、そのまま街へと引き返した。
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