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閑話・ラスの過去 9
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ララと話し合った結果、とりあえず分かる範囲でいいので、おこった事の確認をする事になった。
ラスが起きるのを待った後、ラスの体調を考慮しながら、私が聞いた話をラスに聞かせつつ、ラスの首の動きや身ぶり手ぶりで、あっているのかどうか確認する。
話を終え、私は、ラスの事をララに任せた後、家を後にする。
◆
「ラス、大丈夫?」
お父さんが部屋を出た後、お母さんが、そう聞いてきてくる。
お父さんの話を聞いている時から、身体の奥から沸々と沸いてくる気持ちがあったが、心配させないように、こくりと頭を縦に振る。
「そう… そうだ、ラス。お父さんが帰ってくる前に、ご飯を一緒に作りましょうか?」
私は、沸々とした気持ちのまま、こくりと頷き、お母さんと一緒に部屋を出る。
ご飯を作っていると、沸々とした気持ちが落ち着いてきて、楽しくご飯を作れた。
◆
家を出た後、リーデルの家にむかう。
途中、何処からともなくドルフが現れたので、同行をお願いすると、快く引き受けてくれた。
家につくと、中へと入れて貰い、すぐ話し合いを始める。
私は、まず始めに、ラスの状態について話した後に、尋ねてきた理由を話す。
「今話したように、うちの娘は、君が言った通りの事をしていないようなんだけど、もう一度君の話を聞かせてくれないか?」
「そ… それは…」
言葉に詰まり、しっかり答えない。
私は、それを見て怒りが募るだけなので、少し殺気をこめ話を促すと、徐々に話し出した。
「なら、本当は、転けた娘を助けずに逃げたと?」
「は… はい」
「そうか、分かった。なら、お前もそれ相応の罰を受ける気があるって事でいいな」
「そ… それは…」
「ちょっと待てってくれ、カイマス」
「何だ、不満でもあるのか? さっき言った通り、うちの娘は、声を失ってるんだぞ?」
「そ… それについては、悪い事をしたと思うが、生きているんだから、いいじゃないか?」
その言葉で、私の怒りは頂点に達したが、同行したドルフが止めてくれる。止められなかったら、目の前の2人をどうしていたか分からなかったので、ドルフを連れてきて良かったと思う。
その後、ドルフの仲裁で、集会を開き、リーデルたちの処分を決める事になった。
◆
「悪かった、ドルフ」
「別にいいよ。その為に、同行したようなもんだからな。それより、ラスちゃんは、大丈夫なのか?」
「正直言って、分からない。何となくいつもと雰囲気が分かってるような気がするが、こんな事が起きた後だからな…」
「そうだよな… まぁ、集会については、俺の方から話しておくから、早く帰ってやりな」
「ありがとう、ドルフ。なら、後は頼むよ」
「おう」
私は、家に帰ると2人が出迎えてくれた。
ラスの様子も、いつも通りでどこかほっとした。
ラスが起きるのを待った後、ラスの体調を考慮しながら、私が聞いた話をラスに聞かせつつ、ラスの首の動きや身ぶり手ぶりで、あっているのかどうか確認する。
話を終え、私は、ラスの事をララに任せた後、家を後にする。
◆
「ラス、大丈夫?」
お父さんが部屋を出た後、お母さんが、そう聞いてきてくる。
お父さんの話を聞いている時から、身体の奥から沸々と沸いてくる気持ちがあったが、心配させないように、こくりと頭を縦に振る。
「そう… そうだ、ラス。お父さんが帰ってくる前に、ご飯を一緒に作りましょうか?」
私は、沸々とした気持ちのまま、こくりと頷き、お母さんと一緒に部屋を出る。
ご飯を作っていると、沸々とした気持ちが落ち着いてきて、楽しくご飯を作れた。
◆
家を出た後、リーデルの家にむかう。
途中、何処からともなくドルフが現れたので、同行をお願いすると、快く引き受けてくれた。
家につくと、中へと入れて貰い、すぐ話し合いを始める。
私は、まず始めに、ラスの状態について話した後に、尋ねてきた理由を話す。
「今話したように、うちの娘は、君が言った通りの事をしていないようなんだけど、もう一度君の話を聞かせてくれないか?」
「そ… それは…」
言葉に詰まり、しっかり答えない。
私は、それを見て怒りが募るだけなので、少し殺気をこめ話を促すと、徐々に話し出した。
「なら、本当は、転けた娘を助けずに逃げたと?」
「は… はい」
「そうか、分かった。なら、お前もそれ相応の罰を受ける気があるって事でいいな」
「そ… それは…」
「ちょっと待てってくれ、カイマス」
「何だ、不満でもあるのか? さっき言った通り、うちの娘は、声を失ってるんだぞ?」
「そ… それについては、悪い事をしたと思うが、生きているんだから、いいじゃないか?」
その言葉で、私の怒りは頂点に達したが、同行したドルフが止めてくれる。止められなかったら、目の前の2人をどうしていたか分からなかったので、ドルフを連れてきて良かったと思う。
その後、ドルフの仲裁で、集会を開き、リーデルたちの処分を決める事になった。
◆
「悪かった、ドルフ」
「別にいいよ。その為に、同行したようなもんだからな。それより、ラスちゃんは、大丈夫なのか?」
「正直言って、分からない。何となくいつもと雰囲気が分かってるような気がするが、こんな事が起きた後だからな…」
「そうだよな… まぁ、集会については、俺の方から話しておくから、早く帰ってやりな」
「ありがとう、ドルフ。なら、後は頼むよ」
「おう」
私は、家に帰ると2人が出迎えてくれた。
ラスの様子も、いつも通りでどこかほっとした。
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