スキルが覚醒してパーティーに貢献していたつもりだったが、追放されてしまいました ~今度から新たに出来た仲間と頑張ります~

黒色の猫

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閑話・ラスの過去 11

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 お母さんの手伝いをしていると、

ドーーーーン

 突然の激しい揺れと大きな音が鳴り響いた。

「ラス、大丈夫?」

 こくりと頷く。
 その間にも、家の外から悲鳴が聞こえてくる。

「良かった。何がおこってるか分からないけど、とりあえず、ここを離れるわよ」

 再び、こくりと頷き、お母さんの後に続き家を出ると、村の中央近くにある家が燃えているようにみえた。それを少しの間、見ていたら、

「ララ、ラス大丈夫か!!」

 狩りに出ていたお父さんが帰ってきてくれた。隣には、お父さんの友達のドルフさんもいた。

「大丈夫よ。それより、何があったの?」

「分からない。私たちも、近くで狩りをしている最中に、あの音を聞いてすぐ帰ってきたから分からな」

「そう…」

「とりあえず、私とドルフで確認しに行ってみる。ドルフもそれで、構わないか?」

「あぁ、大丈夫だ」

「だから、ララとラスは、避難していてくれ」

「分かったわ。行きましょうか、ラス」

 お母さんは、私に手を差しのべてくれるが、すぐに手をとらずに、お父さんに抱きつく。

「おっと… 大丈夫だよ、ラス。お父さんは、これでも結構強いからね。だから、ララと一緒に避難してくれるかい?」

 お父さんは、私の頭を優しく撫でてくれながら、そう言ってくる。
 私は、もう一度ギュッと抱きついてから、お母さんの元に戻る。

「気を付けてね、カイマス」

「あぁ、ララたちもね」

「分かってるわ」

 お父さんとドルフさんが中央にむかうのを見送ってから、お母さんと避難する。





 急いで、ドルフと一緒に中央へむかう。

「ついて来て貰って悪いな、ドルフ」

「急に、いったいどうしたんだ?」

「いや、何となく嫌な予感がしてな…」

「そうか… でもまぁ、言われなくてもついて行ったと思うから気にするな」

「ありがとう」

「いいって事よ」

 その後は、黙ったまま中央にたどり着く。
 そこには、村の者たちとその中央に立つローブを羽織った何者かがいた。
 ローブの人物は、丁度私たちに背をむけていたので、私はドルフとアイコンタクトをとり同時に攻撃を仕掛ける。





 お母さんと避難した森の中には、既に他の人たちがいた。
 私たちは、その人たちと少し離れた場所に腰を下ろす。

「疲れてない?」

 同年齢の鬼人たちと比べると弱いけど、前に比べると力もついているから、大丈夫という意思を示すため頷く。

 ドン ドン ドン

 またしても、大きな音と揺れが起こる。
 私たちがここに避難する前から、継続して聞こえていた。その度に、私はお父さんの心配をしてしまう。

「ちょっと、むこうで何か知らないか話を聞いてくるから、ここにいててね」

 お母さんは、そう言って、他の人と所へ行ってしまう。
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