スキルが覚醒してパーティーに貢献していたつもりだったが、追放されてしまいました ~今度から新たに出来た仲間と頑張ります~

黒色の猫

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99話・似た痛み 1

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 鬼神化を解除した瞬間、ビキビキビキッと全身に痛みが走り、立っていられずに、その場に倒れ混んでしまう。
 倒れ混んだ私のもとへ、皆が駆け寄ってきてくれ、シェーンさんが、何か唱えると、私の体が淡く光だす。
 すると徐々に、体の痛みが落ち着いてきた。

「ラスちゃん。体の具合はどうですか?」

 シェーンさんが、心配そうに聞いてくる。

「だいぶ良くなりました。ありがとうございます、シェーンさん」

 私は、体を起こしながら、たぶん回復魔法をかけてくれたんだろうと思うシェーンさんにお礼を伝える。

「ううん、いいのよ。その為に、私がいるんだからね」

 良くなったと聞いて安心したのか、シェーンさんは、どこかホッとしたような顔をされる。

「それにしても、急に倒れてどうしたんだ、ラス?」

 セウンさんは、そう聞きながら、身に覚えのある瓶をそっと、たぶんアイテムボックスにしまっていた。

「ふふ…」

 それが何故かおかしく、笑ってしまう。

「ラス?」

「あ、すみません!! 何でもないです!!」

「そうか。それで、どうしたんだ?」

「その… 私も、何が何だかよく分からないんです」

「分からない? どういう事だ?」

「えっと、鬼神化を解除した瞬間、急に全身に痛みが走って立っていられなくなったんです」

「全身に痛み… 原因は、分かるか?」

 私は、首を横に振る。

「シエルたちはどうだ?」

 セウンさんは、後ろにいたシエルさんたちにも同じ事を聞くが、3人とも首を横に振る。

「そうか…」

「ただ、スキルを解除した後に痛みがきたのなら、やはりスキルの方に原因があるんじゃないかの?」

 確かに、マオさんの言う通り、鬼神化を解除してすぐになったんだから、鬼神化に原因があるんだと思うけど、シュテンさんは、そんな事言ってなかった。
 言い忘れてたって可能性はなくはないと思うけど、スキルについて説明するのは、私が初めてではないみたいなので、たぶんそれはないだろう。

「まぁ、そうなるよな。なぁ、ラス」

「はい、何ですか?」

「その痛みがどんな痛みなのか分かるか?」

「どんな痛みですか?」

「あぁ、そうだ。鬼神化は、かなり便利なスキルだと思うけど、もし毎回痛みがあるなら、使いどころを見誤ると大事になりそうだから、出来れば今のうちに、原因を探ろうと思ってな。それで、どうだ?」

「えっと…」

 急にそんな事を言われても痛みの種類なんて分かる筈が…

「あ!!」

 ないと思っていたら、前世で味わった事のあるあの痛みに似ている事に気づいた。
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