スキルが覚醒してパーティーに貢献していたつもりだったが、追放されてしまいました ~今度から新たに出来た仲間と頑張ります~

黒色の猫

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100話・似た痛み 2

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 原因解明の為、ラスに、どんな痛みだったかを聞いてみると、急にこんな事言われたラスは、少し困ったような顔をする。
 まぁ、その気持ちは分からないでもないが、頑張って考えて貰おう思ったところで、

「あ!!」

 すぐ何か思い当たる事があったのか、ラスは、声をあげた。

「お、何か思い当たる痛みがあったか?」

「はい。その、1つだけ思い当たった痛みがありました。」

「へぇ… それは、どんな痛みなんだ?」

「筋肉痛です。」

「筋肉痛か…」

 ラスの思い当たった事のある痛みは、俺自身、前世でも何度かお世話になった事のある痛みだった。

「はい。ただ、普通の筋肉痛より、何倍も痛かったです…」

「普通の倍以上か…」

 知っている痛みなだけに、その何倍と聞いて、さぞ痛かっただろうなと、用意に想像できた。

「でも、筋肉痛か…」

 どうして、急に筋肉痛になったのか考えてみる。

「…強制的に身体能力を上げたから、スキルを解除し、元の状態に戻った事で、その負荷が纏めてやってきたってところか?」

 俺は、考えた結果を口にしてみる。

「体に負荷がかかったというセウンの考えたその可能性が高いと思うのじゃが、その前に、筋肉痛とやらは何じゃ? 言葉の響きからして、筋肉を痛めたって事かの?」

「ん? マオは、筋肉痛って言葉を知らないのか?」

「初めて聞く言葉じゃな。」

 振り返り、マオに聞いてみるとそう返ってきた。
 シエルとシェーンの2人も、首を縦に振っているので、2人も聞いた事がないようだった。
 俺は、簡単に… と言っても、俺も詳しくは知らないので、知っている範囲の説明を3人に話した。
 すると、経験があった為か、すんなりと理解してくれた。

「それで、その筋肉痛とやらは、ラスがスキルを発動する度に起こるのかな?」

 シエルが、そう聞いてくるが、

「何とも言えないな。今考えた原因も、憶測の域を出てないからな。でもまぁ、その事を話し合う前に、とりあえず座ろうか。」

 既にテーブル類は、アイテムボックスから取り出していたので、そう提案し、皆了承する。

「ラスも立てそうか?」

「痛みはもうないので、大丈夫だと思います!!」

 そう言いながら腕を曲げ、力こぶをみせるポーズをするが、全くといっていい程筋肉はなかった。

「そ… そうか。」

 笑いを堪えながら、立とうとするラスに、手を差し出す。

「あ… ありがとうございます。」

 ラスが手をしっかり握ってくれたのを確認し、引き上げ、立って貰う。
 立った後、もう一度どうもないかの確認をしてから、テーブル類を出してある場所まで歩いていった。
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