332 / 453
特別閑話・くりすます 9
しおりを挟む
作者より(挨拶)
少し遅れましたが、明けましておめでとうございます。
今年も、宜しくお願いします。
年が明け数日が立ちましたが、皆様は、いかがお過ごしでしたか?
因みに、ボッチな作者は、年始も普通に仕事でしたね…
読者の皆様も、今年が幸多い年となるようお祈り申し上げます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ビザ窯もどきのローストチキンの火の管理と見守りをマオに任せてから、俺はシェーンたちの元にむかう。
その道中、庭で元気に遊ぶ子供たちを相手にしているシエルに一声かけてから、キッチンへ急ぐ。
キッチンについて、手洗い等をしっかりとしたから、俺もすぐ調理に取りかかった。
その後、特に問題が起こる事無く、昼頃には、料理を終えた。
「皆お疲れ。後は、ここの料理を運ぶだけだから、シビルさんと子供たちは、外で遊んでいる子たちを呼んできて下さい」
「分かりました」
「あ、外から戻って来た後は、しっかりと手洗い・うがいをさせて下さい」
この世界では、回復薬などがあるせいか、医療は殆ど発展していない。
だから、あまり感染症などの対策をとっていない為、簡単に出来る対策をするよう声をかけておく。
「はい、分かりました。じゃあ皆、他の子達を呼びに行くよ」
「「「は~い」」」
シビルさんたちを見送ってから、俺はここに残っている料理をアイテムボックスにいれる。
今まで出来た料理も、逐一いれていたから、後は、部屋を移動して取り出すだけだ。
「それにしても、やっぱり便利ですよねアイテムボックス…」
料理をいれている俺を見ながら、羨ましげな視線をむけてくるラスがそう呟く。
「まぁそうだな。こればかりは痛みを負ってまで得た甲斐があったよ」
本当に心からそう思う。
「と言っても、理由がない限り、出来ればあれはもう自分には使いたくはないな」
利点だけ考えれば、今後も使っていった方がいいと思うけど、痛みが来ると分かった今は、やはり躊躇ってしまう。
「あぁ、それは分かります」
「ですね。私もセウンさんのあれを受けた事がありますが、あれはもう受けたくは無いですね」
2人ともあれを受けた事あるから、同じ気持ちだ。
「だよな。じゃあ、話はこのくらいにして、セッティングしに行こうか」
「「はい」」
部屋を移動し、用意しておいたテーブルに料理を並べていく。
粗方並べ終えた所で、子供たちを連れてシビルさんが戻ってきた。その後ろには、シエルに肩を借りているマオの姿もあった。
「2人ともお疲れさん」
ローストチキンが出来上がった後、一応時間もあったから、いつか焼こうと思って作っておいた生地で、ピザも焼いたが、焼くのに時間があまりかからなかったので、手持ち無沙汰になったマオは、シエルと一緒に子供たちの相手をして貰っていた。
少し遅れましたが、明けましておめでとうございます。
今年も、宜しくお願いします。
年が明け数日が立ちましたが、皆様は、いかがお過ごしでしたか?
因みに、ボッチな作者は、年始も普通に仕事でしたね…
読者の皆様も、今年が幸多い年となるようお祈り申し上げます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ビザ窯もどきのローストチキンの火の管理と見守りをマオに任せてから、俺はシェーンたちの元にむかう。
その道中、庭で元気に遊ぶ子供たちを相手にしているシエルに一声かけてから、キッチンへ急ぐ。
キッチンについて、手洗い等をしっかりとしたから、俺もすぐ調理に取りかかった。
その後、特に問題が起こる事無く、昼頃には、料理を終えた。
「皆お疲れ。後は、ここの料理を運ぶだけだから、シビルさんと子供たちは、外で遊んでいる子たちを呼んできて下さい」
「分かりました」
「あ、外から戻って来た後は、しっかりと手洗い・うがいをさせて下さい」
この世界では、回復薬などがあるせいか、医療は殆ど発展していない。
だから、あまり感染症などの対策をとっていない為、簡単に出来る対策をするよう声をかけておく。
「はい、分かりました。じゃあ皆、他の子達を呼びに行くよ」
「「「は~い」」」
シビルさんたちを見送ってから、俺はここに残っている料理をアイテムボックスにいれる。
今まで出来た料理も、逐一いれていたから、後は、部屋を移動して取り出すだけだ。
「それにしても、やっぱり便利ですよねアイテムボックス…」
料理をいれている俺を見ながら、羨ましげな視線をむけてくるラスがそう呟く。
「まぁそうだな。こればかりは痛みを負ってまで得た甲斐があったよ」
本当に心からそう思う。
「と言っても、理由がない限り、出来ればあれはもう自分には使いたくはないな」
利点だけ考えれば、今後も使っていった方がいいと思うけど、痛みが来ると分かった今は、やはり躊躇ってしまう。
「あぁ、それは分かります」
「ですね。私もセウンさんのあれを受けた事がありますが、あれはもう受けたくは無いですね」
2人ともあれを受けた事あるから、同じ気持ちだ。
「だよな。じゃあ、話はこのくらいにして、セッティングしに行こうか」
「「はい」」
部屋を移動し、用意しておいたテーブルに料理を並べていく。
粗方並べ終えた所で、子供たちを連れてシビルさんが戻ってきた。その後ろには、シエルに肩を借りているマオの姿もあった。
「2人ともお疲れさん」
ローストチキンが出来上がった後、一応時間もあったから、いつか焼こうと思って作っておいた生地で、ピザも焼いたが、焼くのに時間があまりかからなかったので、手持ち無沙汰になったマオは、シエルと一緒に子供たちの相手をして貰っていた。
1
あなたにおすすめの小説
私はもう必要ないらしいので、国を護る秘術を解くことにした〜気づいた頃には、もう遅いですよ?〜
AK
ファンタジー
ランドロール公爵家は、数百年前に王国を大地震の脅威から護った『要の巫女』の子孫として王国に名を残している。
そして15歳になったリシア・ランドロールも一族の慣しに従って『要の巫女』の座を受け継ぐこととなる。
さらに王太子がリシアを婚約者に選んだことで二人は婚約を結ぶことが決定した。
しかし本物の巫女としての力を持っていたのは初代のみで、それ以降はただ形式上の祈りを捧げる名ばかりの巫女ばかりであった。
それ故に時代とともにランドロール公爵家を敬う者は減っていき、遂に王太子アストラはリシアとの婚約破棄を宣言すると共にランドロール家の爵位を剥奪する事を決定してしまう。
だが彼らは知らなかった。リシアこそが初代『要の巫女』の生まれ変わりであり、これから王国で発生する大地震を予兆し鎮めていたと言う事実を。
そして「もう私は必要ないんですよね?」と、そっと術を解き、リシアは国を後にする決意をするのだった。
※小説家になろう・カクヨムにも同タイトルで投稿しています。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
妾の子だからといって、公爵家の令嬢を侮辱してただで済むと思っていたんですか?
木山楽斗
恋愛
公爵家の妾の子であるクラリアは、とある舞踏会にて二人の令嬢に詰められていた。
彼女達は、公爵家の汚点ともいえるクラリアのことを蔑み馬鹿にしていたのである。
公爵家の一員を侮辱するなど、本来であれば許されることではない。
しかし彼女達は、妾の子のことでムキになることはないと高を括っていた。
だが公爵家は彼女達に対して厳正なる抗議をしてきた。
二人が公爵家を侮辱したとして、糾弾したのである。
彼女達は何もわかっていなかったのだ。例え妾の子であろうとも、公爵家の一員であるクラリアを侮辱してただで済む訳がないということを。
※HOTランキング1位、小説、恋愛24hポイントランキング1位(2024/10/04) 皆さまの応援のおかげです。誠にありがとうございます。
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
俺の婚約者は地味で陰気臭い女なはずだが、どうも違うらしい。
ミミリン
恋愛
ある世界の貴族である俺。婚約者のアリスはいつもボサボサの髪の毛とぶかぶかの制服を着ていて陰気な女だ。幼馴染のアンジェリカからは良くない話も聞いている。
俺と婚約していても話は続かないし、婚約者としての役目も担う気はないようだ。
そんな婚約者のアリスがある日、俺のメイドがふるまった紅茶を俺の目の前でわざとこぼし続けた。
こんな女とは婚約解消だ。
この日から俺とアリスの関係が少しずつ変わっていく。
悪役令嬢に転生したので、ゲームを無視して自由に生きる。私にしか使えない植物を操る魔法で、食べ物の心配は無いのでスローライフを満喫します。
向原 行人
ファンタジー
死にかけた拍子に前世の記憶が蘇り……どハマりしていた恋愛ゲーム『ときめきメイト』の世界に居ると気付く。
それだけならまだしも、私の名前がルーシーって、思いっきり悪役令嬢じゃない!
しかもルーシーは魔法学園卒業後に、誰とも結ばれる事なく、辺境に飛ばされて孤独な上に苦労する事が分かっている。
……あ、だったら、辺境に飛ばされた後、苦労せずに生きていけるスキルを学園に居る内に習得しておけば良いじゃない。
魔法学園で起こる恋愛イベントを全て無視して、生きていく為のスキルを習得して……と思ったら、いきなりゲームに無かった魔法が使えるようになってしまった。
木から木へと瞬間移動出来るようになったので、学園に通いながら、辺境に飛ばされた後のスローライフの練習をしていたんだけど……自由なスローライフが楽し過ぎるっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる