スキルが覚醒してパーティーに貢献していたつもりだったが、追放されてしまいました ~今度から新たに出来た仲間と頑張ります~

黒色の猫

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特別閑話・くりすます 13

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 俺は、ナーナさんの後に続く。

「さぁこれよ、セウン君。確認してちょうだい」

 ついていった先で、ナーナさんから注文していた物を見せて貰う。
 4つの木箱に入っているそれを1つずつ見ていく。

「ありがとうございます、ナーナさん!!」

 最後の1つを確認し、俺は自然と口から感謝の言葉を述べていた。

「どういたしまして。それで、どう? 気に入って貰えたかな?」

「気にいる所か、予想以上の出来で、驚いている所です!!」

「そう。そう思って貰えて良かったわ。じゃあ、頑張って渡すのよ」

「まぁ、はい。頑張ります。あ、お礼といってはなんですが、掃除の手伝いをさせて下さい」

 お代(ナーナさんの言い値)は既に渡しているが、それだけでは申し訳なかったので、そう提案してみる。

「う~ん… なら、お願いしようかな」

「はい、任せて下さい!!」

 その後、一通り掃除の手伝いを終わらせてから、戻った。





 コンッコンッ

「ん…」

 物音で目が覚める。
 どうやら、寝ていたようだ。

 コンッコンッ

「セウンさん、大丈夫ですか?」

 ノックと共に、扉の外から声をかけられる。

「あぁ、悪い。少し寝てただけだよ」

 返事をしながら体を起こし、扉を開ける。

「それで、どうかしたのか、ラス?」

「はい。晩御飯が出来たので、呼びにきました」

「もうそんな時間か… 呼びに来てくれて、ありがとう、ラス。じゃあ、一緒に行こうか」

「はい」

 2人で食堂へ行くと、既に3人とも座っていた。

「3人とも、遅れて悪いな」

 軽く謝りながら、俺も席につく。

「別にいいけど、どうかしたの?」

「いや、どうないよ。ただ少し居眠りしててな」

「セウンさんが居眠りしてるなんて、珍しいですね」

「そうか? じゃあたぶん、(掃除の手伝いで)少し体を動かしたからだな」

「「「「!?」」」」

「ど… どうしたんだ皆。一斉に俺の方を見たりして」

 そう聞いてみるも、4人で目を合わすだけで、誰も何も答えてくれない。
 
「せ… セウン。1つ聞きたいんじゃが、正直に答えてくれるかの?」

 少しして、マオが話しかけてくる。

「…答えられる範囲なら答えるけど、いったい何を聞きたいんだ?」

 マオは、俺以外の3人を見渡してから口を開く。

「セウン。お主、もしかして儂たちと別れた後、娼館に行ったりはしてないんじゃよな?」

「は?」

 予想外の質問がきた。
 真剣な顔で、何を聞くのかと思えば、

「はぁ… 行ってないよ」

 少し呆れながら、答える。

「本当か?」

「あぁ、行ってないよ。ただ、少しガルさんの所に用事が出来たんで、行ったついでに、掃除の手伝いをしただけだよ」

 用事の内容は隠しつつ、本当にあった事を話す。
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